花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

こんなの生き物とも共存しています。ヤモリ、ニホントカゲ、カナヘビ、タヌキ

2021-09-15 | 生き物
先月ファミリーとしての池のメダカを報告しましたが、
今回は、準ファミリーとして、世間では喜ばれないものの紹介です。

家の中、雨戸の戸袋等にいる
ヤモリ(ニホンヤモリ)
有鱗目ヤモリ科ヤモリ属 、全長100-140mm、(頭胴長)50-72mm、4-11月、
体色は灰色や褐色で、不鮮明な暗色の斑紋が入る。
体色は個体差が激しく、灰色をベースに黒や白色など様々な色が見られます。
人家の内外でよく見られ、壁や天井を歩き回る。
夜行性で、灯火の周辺などに現れ、光に集まってきた昆虫を食べる。
肢の裏には幅広い鱗(指下板)が並んでおり、壁面も器用に登ることができる。
先日何か他の外敵にやられたのか傷ついて絶命していましたので葬ってやりました。

ヤモリは「家守」「屋守」だからです。 
ヤモリは主に家の隅などあまり人目に付かない所にいて、そういった隅の方まで
守ってくれるという意味で「家守」と言われます。 
従って余り見かけてもそのままにしています。

ニホントカゲ
有鱗目トカゲ科トカゲ属 、(全長)200-250mm (頭胴長)60-96mm、4-11月、
黄褐色で、全身がなめらかな鱗で覆われたトカゲ。
山道や林縁、人家の庭などで見られ、石の上などで日光浴しているのをよく見かける。
尚、幼体(5本の縦筋模様に尾はブルー)の色模様が薄れ、成体に近付いて来た個体。
東日本で見られるニホントカゲをアズマトカゲと区別するとの説もある。
ミミズ、クモ、ハエ、 コウロギ 、芋虫などの小昆虫類を主食に生活しています。
庭の至る所でウロチョロして物陰から出て来ますが、
尻尾がないものがいたので、今回投稿することになった。
ニホントカゲはトカゲ特有の「自切」を行います。
これは、天敵につかまった際に、自ら尻尾を切り離し逃げる行動です。
どんな天敵にあったのでしょうか? 私ではありませんよ。
切り落とした尻尾は、時間経過と共に再生されます。

流石にカナヘビは家にはいません、似たものとして近所のものから取り上げました。

カナヘビ(ニホンカナヘビ)
有燐目トカゲ科トカゲ属、全長160-2700mm、頭胴長50-70mm、4-11月、
褐色で、乾いた感じの粗い鱗で覆われたトカゲ。スマートで尾が長い。
草やぶや、林縁などに広く生息する。昆虫やクモを食べる。

最後に、我が家に代々来てる狸です。2代目か3代目は良く分かりません。
疥癬症から回復しつつあります。

タヌキ(狸)  
イヌ科タヌキ属、
頭胴長50~68センチ。体はずんぐりしていて、尾が太く、脚が短く、耳は丸くて小さい。
毛は厚く、密生した下毛と荒く長い差し毛とがある。   
昆虫、鼠、カエル、ミミズ、魚、鳥、果実の食性、一夫一婦でどちらか死ぬまで行動を共にする。
活動時間帯は主に夜間です。
 
タヌキは日本の野生動物の中でもっとも人間との付き合いが古いものの一つで古くから親しまれている。
 
         ⇩                    ⇩
6月初めの頃は疥癬症に罹った状態で我が家に現れました。(右:足も1本痛めている)
 
野生の疥癬タヌキはそのままだとほぼ生きられないようです。
以前も助けましたが、今回も薬を取り寄せて飲ませてみました。
現在は大分毛も生えて来たのでこれなら冬は乗り越えられると思います。

流石に最初に見た時はやせ細り毛が抜けて皮膚はむき出して哀れでした。多分番と思います。
原則、野生動物は飼うことが出来ません、各自治体に処理を連絡しても対応はまちまちのようです。
以下のその経過の概略を記しておきます。
医者でないのでやったことのみです。
助けたいなら動物病院が一番良いのですが、捕獲が難しく現実的には無理です。
ネットで調べると、ヒゼンダニによる感染症で、病院でも一般名イベルメクチンが
疥癬薬として用いられます。
(体重1kg当たりにイベルメクチン約200㎍ 1回投与されるようです)
又、イベルメクチンは腸管線虫症にも使用されるようで(犬等のファラリア予防薬に使用)
ネットにてファラリア予防薬カルドメック(のジェネリックを購入した)。
(イベルメクチン69㎍、ピランテル57mg)1箱6錠小型犬(11㎏以下)用。
タヌキの体重はわからないが見た感じは2㎏はなさそうなので、
餌に混ぜるチュアブル錠タイプを購入し,分けて様子を見ながら2匹に確実に食べられるように与えた。

その結果が3カ月位経過したのが上の写真です。
動きも1匹は少し足を引き摺っているが軽快に動いていますので、もう大丈夫かと思っています。
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ご近所で出合った花。ネコノヒゲ、チョウセンアサガオ、ショウジョウソウ、ガウラ、バーベナ等

2021-09-14 | 花の写真
1ヵ月前位から投稿洩れのものから園芸種を主に幾つか並べてみました。

ネコノヒゲ(猫髭)  別名:キャッツウィスカー、クミスクチン等
シソ科クミスクチン(ネコノヒゲ)属、多年草(1年草扱い)、インド原産、花期:6月~11月、
ピンとした雄しべが猫のヒゲに似ていることから、和名がネコノヒゲ。
茎先に輪散花序を出し、茎の下の節から開花します。
花は白色または紫色を帯びる長い筒状の唇形花です。
     
キダチチョウセンアサガオ (木立朝鮮朝顔)   別名:エンジェルス・トランペット
ナス科キダチチョウセンアサガオ(ブルグマンシア)属、常緑低高木、南米原産、
花期:6月~11月、
大きなトランペット(ラッパ)状の花を下向きに咲かせる。果実に刺がある。
         
 尚、花が上向きに咲く朝鮮朝顔は、
ダチュラ      別名;チョウセンアサガオ
ナス科チョウセンアサガオ(ダチュラ属)、1年草、インド原産他、花期:7月~9月、
どれも大きな漏斗状の花を咲かせ、甘い芳香があります。草丈1mくらいで、
花は上向きに咲き、実にはとげがあります。
 
ダチュラ属、ブルグマンシア属には多くの種類があります、
強い毒性があり、食べると中毒を起こすので、扱いには十分注意が必要です。

ツルバキア・ビオラケア   別名:ソサイアティ・ガーリック 
ネギ科ツルバキア属、多年草、南アフリカ原産、花期:5月~8月、
 花茎の頂点に星形の花を放射状に十数輪付けます。花色は淡いすみれ色、白などがあります。           

ノシラン(熨斗蘭)
ユチ(キジカクシ)科ジャノヒゲ属、常緑性多年草、日本、韓国原産、花期:7月~9月、
葉は濃緑色で表面に光沢があります。夏~秋になると、葉の間から花茎を斜め上向きに長く伸ばして、
その先端に真っ白い小さな花を穂状にたくさん咲かせます。、
ランという名がついているが ヤブランと同じようにユリ科の植物。これも葉がランに似るため。

ショウジョウソウ(猩々草 )   別名:クサショウジョウ
トウダイグサ科トウダイグサ属、1年草、北米~ブラジル原産、花期:8月~10月、
赤い虫食のような苞色と、本来の緑色の苞色が対比されて美しいです。
夏に、花茎の先端に花弁の無い沢山の黄色い小花を咲かせます。
猩々とは古代中国で創られた空想上の獣のことで、赤い長髪で酒好きの猿に似た生き物で、
猩々の赤い頭髪色から連想されて名付けられました。
トウダイグサ属の同じ仲間に、初雪草(ユーフォルビア・マルギナタ)があります。


ガウラ   別名:ハクチョウソウ(白蝶草) 和名:ヤマモモソウ(山桃草)
アカバナ科ヤマモモソウ(ガウラ)属、多年草、北米原産、花期:5月~11月、
別名の白蝶草の名の通り、少し赤みを帯びた白色で、独特の形をした可憐な花を穂状に咲かせる。


バーベナの種類は多いですが、その一部から
バーベナ・テネラ(シュッコンバーベナ)   別名:ヒメビジョザクラ
クマツヅラ科クマツヅラ(バーベナ)属、多年草、ブラジル南部原産、花期:5月~10月、
バーベナ・テネラは、ほふく性の宿根バーベナです。
花色も豊富でブルー、紫、ピンクなどがあります。 長く咲く。

ヤナギナナガサ(柳花笠)  別名:サンジャクバーベナ(三尺バーベナ)、バーベナ・ボナリエンシス
クマツヅラ科クマツヅラ属、多年草、南米原産、花期:6月~8月、
高盆状の青紫色の直径6ミリの花が、円錐に似た幅5センチほどの集散花序についている。
葉の形が柳にそっくりで、また、花の咲き姿がドーム型になっており、
花笠(ハナガサ)をかぶっているように見えたのが名前の由来です。  

バーベナバンプトン   別名:バーベナオフィシナリス
クマツヅラ科バーベナ属、 宿根草、北米原産、花期:5月~9月、
美しい銅葉と花期の長い小花が庭植えにも寄せ植えにも使い勝手が良く
栽培も容易であったので、短期間に日本中に広まりました。

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昆虫観察見た目が奇抜な幼虫、アケビコノハの幼虫。

2021-09-12 | 昆虫
このブログに訪問していただいている方は、花の方に興味をお持ちと思いますが、
今回は、あまり見ることがない奇抜な幼虫の話ですので、苦手な方はスルーして下さい。

カミさんがムベの蔓に変な虫がいると呼ばれて行って見たら、この幼虫でした。
以前にも投稿した事があったので、直ぐにアケビコノハの幼虫と分かりました。

アケビコノハ (幼虫) 
ヤガ科エグリバ亜科、体長 (終令)50-75mm、発生時期 4-10月(年2化)
越冬形態 成虫、
寄主植物 アケビ・ミツバアケビ・ムベ(アケビ科)、アオツヅラフジ(ツヅラフジ科)、ヒイラギナンテン(メギ科)など  
 
これも大形の蛾の一種の幼虫。
刺激を与えると、目玉模様が目立つように姿勢を取り、威嚇します。
名前の通り幼虫は、アケビ、ムベ、ヒイラギナンテンなどの葉を食べる。
暗紫褐色、くすんだ緑色、緑色がかった淡褐色など色彩変異がある。
頭部と胸部を丸め、腹端を持ちあげた独特のポーズで静止していることが多い。
体側の大きな眼状紋が印象的。
茶色のイモムシで、触ると頭部を内側に曲げる威嚇行動をします。 
葉を食べている時は伸びきっています。    ぎょろっと睨まれました?


最初は一体だけかと思いベランダに出て上で見たら、5体位いました。
茶色も緑色もどちらもいました。
 
葉も丸坊主になり、下には糞らしきもの散らばっています。

これだけいたなら何故、成虫の蛾を見たことがないのだろうか?
成虫は、
成虫は前翅が落ち葉のような色をしており、隠蔽擬態という見つかりにくい色と模様が特徴です。
成虫は日中、木や草の裏などに隠れていますが、夜間に桑などの木の実の汁を吸って餌としているようです。
これでは見つけるのは、大変ですね。気を付けて探してみます。

しかし、もし幼虫を見たいなら、アケビの木がある所を探せば見つかるかもしれません。
アケビコノハの幼虫には毒はなく、成虫もかぶれることはあるかも無毒です。

今回は、長くなりましたので、1種のみのアップになりました。
これは今迄にないことでしたが、これからはこの様になるかもしれません。
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華やかさはあまりない水辺植物、フトイ、ミズガヤツリ、カンガレイ、他

2021-09-11 | 野草
河川敷を歩くと、名前が良く分からない植物が生い茂っています。

フトイ(太藺)
カヤツリグサ科ホタルイ属、多年草、花期:6月~10月、
茎が太く、  「太」い「藺草(いぐさ)」  ということから  この名前になった。
節から名前の様に径1-2cmの太くて丸い茎を立て、高さ80-200cmとなる。
茎の先から散房状に花序の枝をだし、小穂を数個又は1個」付ける。
ガマと共生。

ミズガヤツリ(水蚊帳吊)   別名:オオガヤツリ
カヤツリグサ科カヤツリグサ属、多年草、花期:8月~10月、
水田や湿地に生えるのでこの名がある。
茎は、3稜形で高さ50-100cm、先端に3-4個の長い苞葉を付ける。
小穂は約20個、2列で赤味の褐色になるが、まだなっていない。
普通の見慣れたカヤツリグサはこちらです。


カンガレイ(寒枯藺)
カヤツリグサ科ホソガタホタルイ属、年草、花期:7月~10月、湿地に多い。
稈は高さ50〜120cm、横断面は鋭3稜形、平滑、濃緑色。花序は側生し、
無柄の小穂が4〜20個集まって頭状をなす。 
冬に枯れた枝が残っているところからついている名です。
サンカクイと似ているが、カンガレイは側生した花序に柄がなく頭状をするが、
 サンカクイには柄を出すものがあるので区別できる。

ジュズダマ(数珠玉 )   別名:トウムギ(唐麦)
イネ科ジュズダマ属、多年草、東南アジア原産、花期:8月~9月
雌雄同株、、葉腋から穂状花序を伸ばし、雌花と雄花の小穂を付けます。
下写真左:実のように見えるものは、正しくは果実ではなく、
雌花を包んでいる鞘状の葉が分厚く硬く変形した器官で、苞葉鞘(ほうようしょう)という。
雌花は苞葉鞘の中に隠れていて、雌しべの先が2本に分かれて白いひも状に伸びた柱頭だけを
苞葉鞘の先端から外に出して、風で運ばれてきた花粉を受粉する。 
苞葉鞘の先端の麦のような穂から黄色い葯(やく)が見えますが、これが雄花となる小穂になります。  
下写真右:実は、花穂の付け根にある苞葉鞘(ほうようしょう)が受粉を終えて結実すると
雄花の部分が落ち、苞葉鞘は固い殻へと変化します。 

オオイヌタデ(大犬蓼)
タデ科タデ属、1年草、花期:月~10月、道端や荒れ地、河原に生える 。
茎葉よく分枝して高さは0.8〜2mになる。
花序は長さ3〜7cmと長くて先は垂れ下がり、淡紅色または白色の花をつける。
河原のあちこちで育っています。
まだまだありますが、名前が良く分かりませんのでこの辺でお終いです。
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昆虫観察(小さな虫編)モエギザトウムシ、キンバネチビトリバ、ツマグロキンバエ。

2021-09-10 | 昆虫
現在は、身の丈にあった生活を心掛けるとして、
あるものを最大限に活かして向上を図るを信条にしていますが、
流石に、今回の写真を撮りコンデジでは無理と悟り、新しいカメラが欲しくなりました。
虫を撮るのは、あまり接近出来ず拡大すればボケてしまいます。
良く一生ものとして買っても、この先いつまで使うことが出来るかと考えてしまう。
PCも買い替えた後は、以前と全く違い動作が早くなり快適性が増しましたが、
カメラも買い替えるべきか悩ましいですね。

その写真はこれだ、ザトウムシの仲間と思われます。

*9/11追加
ザトウムシの仲間はよくユウレイグモなど蜘蛛と誤同定されることも多いが、
よく見ると頭胸部と腹部がくびれておらず一つになっている。
私も最初はクモの仲間と思っていました。
 
今迄も身近にいたのでしょうがあまりにも小さく、今回初めて見た気がします。
モエギザトウムシ    別名:メクラグモ
ザトムウムシ目マザトウムシ科カワザトウムシ亜科、体長 3-4mm、時期 8-11月、
体は丸く、若いときには美しい黄緑色(もえぎ色)だが、やがて明るい褐色となる。
脚は暗褐色で、関節の近くが白く、暗い林内などを歩いていると体と脚の白い部分だけが目立つ。
脚の長さは8~12cmにもなる。

ザトウムシとは、クモガタ綱のザトウムシ目に属する節足動物の総称である。
非常に脚の長いものがあり、豆に針金の足をつけたような独特の姿をしている。
長い脚で前を探りながら歩く様子から、座頭虫の名がある。
勝新太郎主演 の映画「座頭市」 シリーズを思い出してしまいました。

どんなに撮っても見るに堪えられませんでしたので、お口直しに、

庭の花のルドベキア・タカオから、
しかし、この花もよく見れば小さな虫がいるんです。
茶色い筒状花は径約1cm、高さ約1cmですので、
虫さんの大きさは推測してみて下さい。

キンバネチビトリバ がいます。

ツマグロキンバエ もいました。

小さなクモが、名前は? ササグモの幼体かもと思いましたが、

あまりお口直しにはなりませんでしたね。
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秋の花(9月)ヒガンバナ、ツリフネソウ、ヤマジノホトトギス、他

2021-09-08 | 野草
皆さん秋の花と言ったら何を思い出しますか?
コスモス、キキョウやケイトウ、キク等、公園に行けば皇帝ダリヤも出てくるかもしれません。

私は、野草花からの曼珠沙華(ヒガンバナ)です。
昔田舎の田の畦に咲きそろっていたのを思い出すからかもしれません。

ヒガンバナ(彼岸花)   別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)沢山の別名を持つ。
ヒガンバナ科ヒハンバナ属、多年草、球根植物、中国原産、花期:9月中旬頃、
道端や田んぼのあぜなどに群生し、秋の彼岸の頃(秋分の日を含む前後3日間 -名の由来)に、
花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花だけが咲き、秋の終わりに葉が伸びて夏に枯れる。
花は1週間経つと傷みだし、花茎共々枯れてしまいます。
    

次に秋に気になる花は、ツリフネソウです。
花の写真を撮るきっかけになった花だからです。
初めて見たのは、雲取山に出かけた時に見てこんな花が咲いているんだと、
後で、家の近くでも見えられるとは思っていませんでした。
ツリフネソウ(釣船草 )
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、1年草、花期:8月~10月、
花序は、葉の上部に斜めに立ち、紅紫色の花を付ける。
距はいちじるしく後ろに突き出て渦巻状になる。
この花が咲き始めると秋が来た感がします、まだ咲き始めてたばかりで蕾状態が多い。
キツリフネもありますが、春に咲いていたので、2021/05/24投稿済参照。

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:8月~月、
花は茎の先や葉腋に1〜3個つき、上向きに咲く。花被片は紅紫色〜暗紫色の斑点があり、
上半部は平開するが、ヤマホトトギスのようにそり返ることはない。 
時期も少し遅い。

メマツヨイグサ(雌待宵草)  別名:アレチマツヨイグサ
アカバナ科マツヨイグサ属、越年草、北米原産、花期:6月~10月、
各地にふつうに見られる。道ばた、荒れ地、川原などに生える。
マツヨイグサの仲間は、たくさんあります。
 

ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)
アカバナ科マツヨイグサ 属、多年草、花期:5月~7月、
マツヨイグサの仲間は夜咲き、涼味を誘うものが多いのですが、この種は昼に咲き、
株全体を覆うほど多数の花が咲きます。


カラスウリ(烏瓜)
ウリ科カラスウリ属、つる性多年草、東アジア原産、花期:8月~9月、雌雄異株、
夏の夜に、花弁の縁が糸状に長く伸びる花を咲かせます。
この複雑な花弁は、蕾の時にはきれいに折りたたまれているのですが、
時が訪れると一糸乱れずに展開していき、短時間で完全に開ききります。
一般に夜咲く花は、月の光の下でよく目立ち、花粉を媒介してもら為に目立つ 白っぽいです。
雄花  花の中央は雄しべの葯が密になっている。
家の前の株は雄株のようで雄花しか撮れていません。
似た仲間にキカラスウリがある、花冠の裂片の先が広い。

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秋の花粉症の主役は、これだ! ブタクサ/オオブタクサ、

2021-09-07 | 野草
春は杉花粉症に悩まされた方も多いと思いますが、
秋の花粉症は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどが花粉を飛ばして、
アレルギー性鼻炎を引き起こしています。

近くを散歩してると、何処を見てもオオブタクサだらけの様相を呈しています。

オオブタクサ(大豚草) 別名:クワモモドキ(クワ葉の形から)
キク科ブタクサ属、1年草、北米原産の帰化植物、雌雄同株の風媒花、花期:8月~9月、
茎は高さ3mにもなる、分岐して大きな株になる。
河原や造成地等に大群生する。  要注意外来生物に指定されている。
     
草の周りは花粉だらけです。
花粉の飛散時期は?
夏の終わりから10月、11月になると減少する。関東は8月~9月。
飛散する距離は?  風媒花なので花粉が風により飛ばされるので、
スギ、ヒノキの花粉は、木が高いので、数10Kmだが、ブタクサは、数10m~100m未満。
花粉の飛散は午前中が中心です。
間の道を通るとオオブタクサのトンネルを抜けるようです。
 
河川敷がブタクサの林の様に埋まっている所もあります。

遠くに飛ばないので、この時期に草が生い茂る場所に近付かなければ大丈夫だと思います。
今はコロナ騒ぎで、マスクをしていますので違和感はないですね。

春のスギ花粉の場合は、花粉粒子径が大きいため、鼻粘膜に留まりやすく、
下気道への影響は少ないとされ、そのため春の花粉症は鼻水やくしゃみが代表的な症状ですが、
ブタクサ花粉は花粉の粒子が小さいため、気管に入ってぜんそくのような症状を引き起こすケースもあるようです。

参考までに、カナムグラまだ花が咲き始めたばかりで存在感が乏しいですが、
カナムグラ(鉄葎)
アサ科カラハナソウ属、つる性1年草、花期:8月~10月、雌雄異株、
葉や葉柄に下向きの刺がある。
雄花は、枝先に大きな円錐状の花序に付く。花径約7mm、5個の雄しべの葯が垂れ下がる。
 左:雌花、苞の間から雌しべが出る。
後日改めて投稿し直します。
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庭の花(9月)秋の花咲く、シュウメイギク、シュウカイドウ、ハナトラノオ、他

2021-09-06 | 自宅の花
9月に入り気温は低く雨模様が続いています。
暑かったのがウソのような日が続いています。
さすがに明日は少し戻すようですがそれでも25℃を超えることはなさそうです。
庭の花も余りなくまだ秋の花が咲き始めたばかりですがアップしておきます。

シュウメイギク(秋明菊)   別名:キブネギク
キンポウゲ科イチリンソウ属、多年草、中国原産、花期:9月~11月、
花弁は無く中央の半球形が雌しべ、その外側に雄しべがあり、キくと名が付きますがキク科ではない。
夏の終わりごろから花茎が伸び出し、先端にまず1輪、そしてその両わきに1輪ずつ、
さらにそのわきというように順に花を咲かせます。
花びらに見えるのは萼片です。
+-

シュウカイドウ(秋海棠)   別名:ヨウラクソウ(瓔珞草 )
シュウカイドウ科シュウカイドウ(ベコニア)属、多年草、中国原産、花期:8月~10月、
バラ科の海棠(カイドウ)に似た花を秋に咲かせていることから、この名がつきました。
夏の終わりの涼風とともに明るい桃紅色の花を咲かせる。

ハナトラノオ               別名:カクトラノオ
シソ科カクトラノオ(フィソステギア)属、多年草、北米東部原産、花期:7月~10月、
花穂は細長い四角錐で 、花は四方に向かって規則正しく並んで咲きます。


ギボウシ(擬宝珠)
キジカクシ(ユリ、リュウゼツラン)科ギボウシ(ホスタ)属、多年草、日本,東アジア原産、花期:7月~8月、
庭の植え込み等に使われ、日向でも日陰でも楽しめる。
欧米でも盛んに栽培されて、多くの園芸品種がある。
オオバギボウシは早い時期に咲いていましたが、コバギボウシはやっと咲き始めました。



フレンチマリーゴールド’ソラン’
キク科マンジュギク属、1年草、花期:4月~10月、
やや小輪の八重咲き品種。明るいオレンジのポンポン咲きで、
外側の花弁がダークレッドのユニークな花色は人目を引きます。長く咲いています。

ヤブラン         別名:リリオペ
キジカクシ科ヤブラン属 、多年草、花期:8月~10月
暑さ寒さに強くとても丈夫な性質です。 根が張れば乾燥にも耐え、多少土のやせた場所でも充分に育つ 。
花色の違うものや斑入り等園芸品種は多い。
ジャノヒゲに似ているが、ジャノヒゲは青紫の実がなり、ヤブランは黒い実がなるので区別できます。
鉢や地植えなど至る所に今花が咲いています。

裏の山側には、今が盛りとセンニンソウが咲いています。

投稿写真の花は満開の時期より早めなので、寂しい感じがしています。
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昆虫観察カメムシ目セミ科編、ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、他

2021-09-04 | 昆虫
9月に入り気温が一気に下がり昨日等は10月下旬の気温になりました。
あれだけ煩く鳴いていたセミもパタリと鳴く声が聞こえなくなりました。
ツクツクボウシ等は秋でも鳴いていたと思っていたので、
八王子の本日の最高気温が21℃前後で朝夕は、20℃を下回っています。

セミの活動温度は?
羽化して活動できる温度は、25℃~30℃大体これ位のようです。
ツクツクボウシやアブラセミは25℃以下では鳴かなくなるようです。
ヒグラシは朝夕鳴きますので25℃以下でも鳴いています。

セミはオスが鳴いてメスを呼んでいるんです。
セミの種類により鳴く時間帯が大体決まっています。
ニイニイゼミは一日中、ミンミンゼミは午前中、アブラゼミとツクツクボウシは午後、
ヒグラシは朝夕と大別されます。

今日の午後、雨が降っているベランダのデッキ板の縁にアブラゼミがいました。
当然気温は20℃位なので、動けませんでした。
手に取ると翅をバタバタしますが飛ぶ元気がありません、雨の当たらない場所に移してあげました。

前振りが長くなってしまいましたが、セミを撮った写真を並べてみます。

ニイニイゼミ
セミ科セミ亜科、大きさ(翅端まで)32-40mm、時期 6-9月、
灰褐色のまだら模様が特徴の小ぶりのセミ。
ほかの種類よりやや早く、6月頃から見られる。サクラの木によく集まる。
木の皮に紛れてなかなか見つけにくい。 
ニイニイゼミの抜け殻は、小さくて泥付きのような感じで分かり易いです。


ミンミンゼミ
セミ科セミ亜科、大きさ(翅端まで)57-6mm、時期 7-9月、
黒地に緑色の斑紋があるセミ。
ミーン、ミンミンミンミーーと鳴く。関東以北では平地で見られ、西南日本では低山地に多い。
 

アブラゼミ
セミ科セミ亜科、大きさ(翅端まで)53-60mm、時期 7-9月、
茶色のまだら模様の翅を持ったおなじみのセミ。
真夏、いたるところに現れ、ジージーと油が煮えたぎるようにうるさく鳴く。 
至る所に止まっているので一番目にします。
セミは鳴いていれば完全にオスと分かりますが、
鳴かないのは、メスと言ってもオスが鳴いていない時もありますから本当は分からずです。
 
抜け殻も大雑把に大きさ、色つや、形等で種類を見分けますが、
右:アブラゼミの触角。太く、毛が多く、根元から3番目の節が長い。鼻のような部分に黒い模様がある

オスかメスの違いは、   左:オスは、おしりの突起が1つ(すべてのセミで共通)
メスは、おしりの突起が2つ(すべてのセミで共通)  等で判別できるようです。

ヒグラシ
セミ科セミ亜科、大きさ(翅端まで)39-mm、時期 7-9月、
褐色地に黒色と緑色の斑紋があるセミ。体色には変異が多い。
山地の薄暗い林に多いが、都会の公園にもいる。
おもに夕方と早朝に「カナカナカナカナ‥」と哀調のある声で鳴く。夜間には灯火にも飛んでくる。
朝夕のセミのコーラスを聞いていると遠い昔を思いだします。 カナカナセミと呼んでいました。

ツクツクボウシ
セミ科セミ亜科、大きさ(翅端まで)40-47mm、時期 7-10月、
細身で黒っぽく、緑色の斑紋があるセミ。
姿よりも「オーシィ・ツクツク・オーシィ…」という鳴き声で有名。都市周辺でも普通に見られる。 
人の気配に敏感なので、どこにもいるわりには姿を見ることは少ない。
夏の終わり頃に個体数が増えて鳴き声が目立つようになるので、秋を告げるセミとされる。


それでは、セミは何を食べて生きているのでしょうか?
セミは、樹の幹や枝から樹液や、又は草の養分を吸うようです。
せみは、樹液を吸う長い口(口吻:こうふん)が特徴である。UPにしたら分かりましたか?
セミの寿命は、昔は1~2週間と言われていましたが、その後調査で1ヵ月程度と言われています。
勿論、鳥や外的要因でそれより早く亡くなるのは多いです。
幼虫の地下生活期間は、調べて見ても結構バラバラですね、7年以下と言われていますが、
その環境により変わってくるのかもしれません。
ツクツクボウシ 1~2年、アブラゼミ、ミンミンゼミ 3~4年、
ニイニイゼミ、クマゼミ4~5年、等となっています。
海外では、素数ゼミと呼ばれて素数年ごとに大量発生するセミがいるようです。
長いと13年周期、17年周期に大量発生のようです。

子供の頃の夏休みのに羽化する状態に感動したことがありましたが、
こちらでは真面目に取り組んでいませんのでまだ撮れていません。
これ以外にも日本にセミの種類のいるようですが、この辺りでは見掛けないですね。
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散歩中にに出会った野草花。アキカラマツ、ツルボ、チョウジタデ、オモダカ、他

2021-09-02 | 野草(花)
散歩中に出会った野草花達、珍しくもないですが、秋を感じさせてくれます。

アキカラマツ(秋唐松)  別名:タカトウグサ(高遠草)  
キンポウゲ科カラマツソウ属、多年草、花期:7月~9月、
茎の先におおきな円錐花序をだし、淡黄白色小さな花を多数つける。
花径は8mmほど、萼は花びら状で3~4個あり、長さ約4mmで早く落ちる。

ツルボ(蔓穂)
キジカクシ科ツルボ属、多年草、 花期:8月~9月、
日当たりの良い所に生える。
葉は線形で花は総状花序を付け淡紫色の花を沢山付ける。花径は約6mm。
蔓状に伸びだした茎頂に米粒に似た花穂をつけることから。
  

チョウジタデ(丁字蓼)
アカバナ科チョウジタデ属、1年草、花期:8月~10月
葉腋に1個づつ黄色の1㎝弱の花をつける、花弁は4~5枚。花径約1cm。
葉‎: ‎互生し披針形で軟らかく長さ5~10㎝で全縁。
似た花にヒレタゴボウがありますが、花径が2cmくらいと大きい。葉の付き方の違いがある。

アキノノゲシ(秋の野芥子)
キク科アキノノゲシ属、1~2年草、花期:8月~11月、
茎の上部の葉はほとんどが全縁で小さい。 茎の上部に直径約2cmの頭花を円錐状に多数つける。
頭花はふつう淡黄色、まれに白色、淡紫色で、昼間開き、夕方にはしぼむ。総苞は長さ約1cm。
花後は下部が膨らむ。 そう果は長さ約5mmで、短いくちばしがある。

 ▼アキノタムラソウ(秋の田村草)
シソ科アキギリ属、多年草、東アジア原産、花期:7月~10月、
先端の青紫色の唇形花を何段かに輪生する。花冠は1~1.3cm、
上段はやや直立し、下唇は3裂し、萼の内側に毛がある。
春に咲くハルノタムラソウもあるようです、気が付きませんでしたが、

オモダカ(面高)
オモダカ科オモダカ属、別名:ハナクワイ、溜池、水路、水田等に生育する抽水,湿性植物、
葉は矢じり形で先は鋭く尖る、全長は7~30cm位、花弁は3枚で白色で、雄花、
雌花が別々の単性花であるが、雌雄同株です。右:集合果の状態が殆どでした。
茎の上部に雄花が咲き、         下部に雌花が咲き多数の雌しべがある。

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