スギやヒノキ花粉症への影響が終わり、イネ科の花粉症にかかる人もいるようです。
イネ科の花粉の時期は年2回あり、5月~6月と8月~9月あります、
しかし5月~6月の花粉の飛散量が最も多いようです。
花粉とは、種子植物の生殖に関与する雄性細胞で、葯でつくられ、
花粉はおしべの葯から出て、めしべの柱頭に付くまでの間の粉状のものの抽象的な呼び名です。
イネ科の花と言っても、稲はまだ田植え前? エノコログサの花期は8月頃から、
ススキ等は全く穂がでていない、竹もイネ科ですが、花を見られるのは滅多にない。
竹の花については22/03/01投稿を参照。
しかし、5月頃からイネ科植物には花を咲かせているものが多く目にしました。
▼コヌカグサ(小糠草)
イネ科コヌカグサ属、多年草、ヨーロッパ原産 花期:5月~6月
円錐花序は直立し長さ10〜20cm。花序の枝は輪生し、やや密に緑色あるいは紫色を帯びた小穂をつける。
小穂は長さ2〜2.5mmで1小花からなる。
▼ネズホソミムギ(鼠細麦)
イネ科ネズミムギ属 越年草 ヨーロッパ原産 花期:6~8月
小花の外花穎には、約1cmの芒がある。ホソムギは外花穎に芒がないか、あってもごく短い。別名ホソネズミムギ。
▼イヌムギ(犬麦)
イネ科スズメノチャヒキ属、多年草、南米原産、花期:5月~8月、
乾燥した草地、道端や荒れ地などに生える帰化植物。茎は3-4本束成し、高さは40-100cm。
茎先に10-25cmの円錐花序をだす。小穂は緑色で光沢があり、長さ2-3cmの偏平な披針形。
イネ科スズメノチャヒキ属、多年草、南米原産、花期:5月~8月、
乾燥した草地、道端や荒れ地などに生える帰化植物。茎は3-4本束成し、高さは40-100cm。
茎先に10-25cmの円錐花序をだす。小穂は緑色で光沢があり、長さ2-3cmの偏平な披針形。
▼チガヤ(茅萱)
イネ科チガヤ属 多年草 花期:5~6月
葉が伸びないうちに葉の間から花茎を伸ばして、赤褐色の花穂を出す。
小穂は披針形、長さ4〜6mm、
花は小さく、銀白色の絹糸のような長毛に包まれて花穂に群がり咲かせ、
褐色の雄しべがよく目立つ。花後の白い綿毛のほうが印象に残る。
果期の熟した穂は、綿のようにほぐれて、種子(果実)はこの綿毛に風を受けて遠くまで飛ばされる。
▼カモガヤ(鴨茅) 英名:オーチャードグラス
イネ科カモガヤ属、多年草、ユーラシア原産、花期:5月~7月、
高さ50~150cmになり、短い根茎をもち、株立ちとなります。
茎の上部に長さ8~30cmの円錐花序を出し、枝の片側に小穂を多数密につけます。
イネ科カモガヤ属、多年草、ユーラシア原産、花期:5月~7月、
高さ50~150cmになり、短い根茎をもち、株立ちとなります。
茎の上部に長さ8~30cmの円錐花序を出し、枝の片側に小穂を多数密につけます。
▼オニウシノケグサ?
イネ科ウシノケグサ属、多年草 ヨーロッパ原産、花期:6月~8月、
イネ科ウシノケグサ属、多年草 ヨーロッパ原産、花期:6月~8月、
正直言って下のヒロハノウシノケグサと似ていて写真からだけでは判別できない。
葉の基部などの写真がないとどちらともいえない。
▼ヒロハノウシノケグサ(広葉牛の毛草)
イネ科ウシノケグサ属 多年草 ヨーロッパ原産 花期:6~8月
花序は長さ10~20センチの狭い円錐状で、 短い枝と長い枝が対になってつき、 小穂は長さ0.8~1.2センチで、5~8個の小花をもつ。
第1苞穎は長さ2~3ミリ、第2苞穎は長さ3.5~4.5ミリで、 芒はほとんどない。
花序枝は短いのと長いのが対になってつく
葯は黄色くて垂れ下がる。花柱は白くてビン洗いブラシ状。
イネの花には花びらや萼はなく、2 枚の殻(えいという)につつまれています。6本のおしべと、1本のめしべが あり、めしべの先は2またに分かれていて、 柱頭 は鳥の羽のようになっています。
イネ科の花といっても雄しべの葯が目立ち、雌しべは分からずやっと柱頭の白いブラシ状が見えるだけ?
イネ科の花は小さくてどれも同じように見えて草名も自信があるわけではないので、
間違っていたら教えて下さい。
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