花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

イネ科の花 名前の判別も難しいが、花の判別も難しいです。

2023-06-09 | 花の写真
スギやヒノキ花粉症への影響が終わり、イネ科の花粉症にかかる人もいるようです。
イネ科の花粉の時期は年2回あり、5月~6月と8月~9月あります、
しかし5月~6月の花粉の飛散量が最も多いようです。

花粉とは、種子植物の生殖に関与する雄性細胞で、葯でつくられ、
花粉はおしべの葯から出て、めしべの柱頭に付くまでの間の粉状のものの抽象的な呼び名です。

イネ科の花と言っても、稲はまだ田植え前? エノコログサの花期は8月頃から、
ススキ等は全く穂がでていない、竹もイネ科ですが、花を見られるのは滅多にない。
竹の花については22/03/01投稿を参照。

しかし、5月頃からイネ科植物には花を咲かせているものが多く目にしました。

コヌカグサ(小糠草) 
イネ科コヌカグサ属、多年草、ヨーロッパ原産 花期:5月~6月
円錐花序は直立し長さ10〜20cm。花序の枝は輪生し、やや密に緑色あるいは紫色を帯びた小穂をつける。
小穂は長さ2〜2.5mmで1小花からなる。

ネズホソミムギ(鼠細麦)
イネ科ネズミムギ属 越年草 ヨーロッパ原産 花期:6~8月
小花の外花穎には、約1cmの芒がある。ホソムギは外花穎に芒がないか、あってもごく短い。別名ホソネズミムギ。

イヌムギ(犬麦)
イネ科スズメノチャヒキ属、多年草、南米原産、花期:5月~8月、
乾燥した草地、道端や荒れ地などに生える帰化植物。茎は3-4本束成し、高さは40-100cm。
茎先に10-25cmの円錐花序をだす。小穂は緑色で光沢があり、長さ2-3cmの偏平な披針形。
 

チガヤ(茅萱)
イネ科チガヤ属 多年草 花期:5~6月
葉が伸びないうちに葉の間から花茎を伸ばして、赤褐色の花穂を出す。
小穂は披針形、長さ4〜6mm、 
花は小さく、銀白色の絹糸のような長毛に包まれて花穂に群がり咲かせ、
褐色の雄しべがよく目立つ。花後の白い綿毛のほうが印象に残る。
果期の熟した穂は、綿のようにほぐれて、種子(果実)はこの綿毛に風を受けて遠くまで飛ばされる。 

カモガヤ(鴨茅)   英名:オーチャードグラス
イネ科カモガヤ属、多年草、ユーラシア原産、花期:5月~7月、
高さ50~150cmになり、短い根茎をもち、株立ちとなります。
茎の上部に長さ8~30cmの円錐花序を出し、枝の片側に小穂を多数密につけます。

オニウシノケグサ?
イネ科ウシノケグサ属、多年草 ヨーロッパ原産、花期:6月~8月、
正直言って下のヒロハノウシノケグサと似ていて写真からだけでは判別できない。
葉の基部などの写真がないとどちらともいえない。

ヒロハノウシノケグサ(広葉牛の毛草)
イネ科ウシノケグサ属 多年草 ヨーロッパ原産 花期:6~8月
花序は長さ10~20センチの狭い円錐状で、 短い枝と長い枝が対になってつき、 小穂は長さ0.8~1.2センチで、5~8個の小花をもつ。
第1苞穎は長さ2~3ミリ、第2苞穎は長さ3.5~4.5ミリで、 芒はほとんどない。  
花序枝は短いのと長いのが対になってつく
葯は黄色くて垂れ下がる。花柱は白くてビン洗いブラシ状。 

イネの花には花びらや萼はなく、2 枚の殻(えいという)につつまれています。6本のおしべと、1本のめしべが あり、めしべの先は2またに分かれていて、  柱頭 は鳥の羽のようになっています。

イネ科の花といっても雄しべの葯が目立ち、雌しべは分からずやっと柱頭の白いブラシ状が見えるだけ?

イネ科の花は小さくてどれも同じように見えて草名も自信があるわけではないので、
間違っていたら教えて下さい。
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これは何だ? 異常な形のものが草木についている。

2023-06-07 | 雑記
植物は衣食住においても人間の生活に役立っています。
草花は綺麗な花を咲かせて私たちを癒してくれます。
人間も体調が悪い時もありますが、草花は何も言ってくれませんが、
自然観察をしていると、時々植物にも異常なものがついていることがあります。
植物学者ではありませんので、深く調べるつもりはないですが、観察の記録として
残しておくもので、あまり気持ちがよいものではありませんのでスルーして下さい。

植物にかかりやすい病気でよく目にするのは、葉が白くなっているうどんこ病ですが、
カビによる褐斑病、さび病など他にもあるようです。

又、虫こぶとは、植物組織が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起のこと。
虫癭(ちゅうえい)ともいい、それらはさまざまな寄生生物の寄生によって、
植物体が異常な成長をすることで形成される。

オニタビラコ浮腫(ふしゅ)病という病気 
浮腫病菌がつくる「菌えい」だそうです。 中からは虫がでてきません。
最初は虫こぶの影響かと考えていましたが間違っていたようです。
これはあちこちで見掛けますが、そもそも草名は違いますが、
大きな茎が異常に大きくなるのを別の場所で見たことがあり気になりました。
最近その場所にいったら既に枯れて倒れていました。

このことから今回の事が気になり他のものをアップしてみましたが、、、

ウコギトガリキジラミ
ヤマウコギの葉柄と小葉のつけねにウコギトガリキジラミが虫こぶをつくります。   


▼サツキのもち病
もち病は、ツバキ類(ヤブツバキ、サザンカなど)とツツジ類(クルメツツジ、サツキなど)だけに
発生する病気です。
サツキの葉先がぷくーと膨らんでいます。 葉にほかのものがくっついたみたいですね。 
これは「もち病」という病気です。 原因は担子菌に属するカビです。

▼エノキに付く虫こぶ  エノキトガリタマフシ 

ケヤキハフクロフシの虫こぶ

クヌギエダガイフシ クヌギの別の場所にできる虫こぶもあります。 


以下色々な部位での虫こぶと思いますが断定できていません。
▼?? 

▼虫こぶ **コブアブラムシ? **草名


ヌルデ(白膠木)にできるヌルデハイボケフシ、キブシにできるキブシハコブケフシ、
モチノキにできるモチノキハクボミフシは、どれも葉にできるゴール(虫こぶ)です。

イスノキ、ヨモギの虫こぶ2019/01/26に投稿済
以前のクヌギの虫こぶ2018/01/20 からの抜粋
 <一口メモ>
 虫こぶの名前は、
 植物の名前 + 虫こぶの出来た場所 + 虫こぶの形 +フシ(虫こぶを表す)
 ノブドウの場合は、 ノブドウ ミ フクレ フシ 、
  となっているようです。

▼アケビの蔓の一部ですが何かよくわかりません。

余談です、葉の上で似てますが虫こぶではありません。
葉の上に立派な実がなるハナイカダです。これから黒い実になります。


また、内容が不十分なものになってしまいました。
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極小野草花 上手く撮れていない ヨツバムグラ、ハナヤエムグラ、他。

2023-06-05 | 花の写真
今迄も小さな花は上手く撮れないのでアップし難いものでしたが、
今回もコンデジに悔しさをぶっけて、何故もっと上級のカメラにしなかったかと
反省しています。年寄は先が短いのだから我慢ガマンが間違いでしたね。
春の極小の野草花23/3/28に投稿していますが、その続編です。

ヨツバムグラ(四葉葎)
アカネ科ヤエムグラ属 多年草 花期:5~6月
葉は4個が輪生し、輪生する4個の葉はほぼ同形で、各輪が隔たって茎につく。 
茎先や上部の葉腋から短い花序をつけ、数個の花をやや密集してつける。 
花柄は短く、長さ1-3mmになる。花冠は杯形で、径1mmと小さく、
淡黄緑色で先は4裂し、筒部はない。

          右側写真の左側のコハコベの花も小さいですが更に小さい。

ハナヤエムグラ(花八重葎)
アカネ科ハナヤエムグラ属、1~越年草、ヨーロッパ原産、花期:4月~8月、
茎の上部に、小さな尖った苞葉の間から直径2.5~3mmの小さな花を咲かせる。
花は最初はほぼ白色であるが、やがて淡い紫色になる。

 

ハナイバナ(葉内花)
ムラサキ科ハナイバナ属、1~2年草、花期:3月~12月、畑などに見られる普通の雑草。
花は上部の葉腋につき、花柄は花時0.5〜1mm、果時2〜3mm。
花冠は淡青紫色で径2〜3mmで5裂し、喉部の付属体は花冠と同色で円形、やや凹頭。
Google Lensでは、花色が白いのでムラサキとでます、
ムラサキ(花径5mm)にも似ていますが、花の大きさははるかに小さいのでこちらにしたが、


オヤブジラミ(雄藪虱)
セリ科ヤブジラミ属、越年草、花期:5月~7月、
茎や葉は紫色を帯びる。葉は3回3出羽状複葉で、小葉は細かく裂ける。
花弁はふちが紫色を帯びる。小花柄は2〜4個と少ない。花径は約2mm
果実は長さ5〜6mmとやや長い。
先がカギ状に曲がった刺毛がある。
ヤブジラミにそっくりだが、茎や子房は緑で、小果柄が短く、花期も少し遅い。
果実は長さ4.5-6mmの長楕円形で、果実の刺毛はやや長く、先端が鉤状に内側に曲がる。
よく似ているヤブジラミの小花柄は長さ1.5〜2mmと短いが、オヤブ果実の長さ位の違いがある。

アレチギシギシ(荒地羊蹄)
タデ科ギシギシ属 多年草 ヨーロッパ原産 花期:6~10月
ほかのギシギシ類に比べてほっそりしている。 
花は間隔をおいて輪生状につくので、花序はまばらに見える。
花のあと内花被片は翼状になり、中央部のこぶ状の突起が大きく、よく目立つ。
花の長さは約2.5mm 直径2.5mm。上部の葉小さく、下部の葉10cm以上になる。 

アオツヅラフジ(青葛藤)  別名:カミエビ
ツヅラフジ科アオツヅラフジ属、つる性落葉木、雌雄異株、有毒植物、
夏の7 - 8月にかけて円錐花序が枝先と葉腋から出て、淡黄色ないし黄白色の小さな目立たない花を多数つける。
花弁は先端が2裂し、萼片よりも短い。雄花は6本の雄しべ、雌花につく雌しべの柱頭は6個ある。 
この花は雄花まだ蕾状態が多いですね。花径は約3mm

あまり人から見向かれない花々ですが、
小さな花は何回撮っても綺麗には撮ることができませんでした。
雰囲気だけでも感じてもらえたら有難いです。
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草木の実も熟していますが、サクランボ、モミジイチゴ、クワ、等。

2023-06-02 | 草木の実
花が咲けば実をいっぱいにつけているのを、見掛けることが多くなりました。
実の出来方には、単果複合果集合果の言い方があり、
*1つの花に1つの実ができる(単果)モモ、リンゴ等
*1つの花から沢山の実ができる(複合果)キイチゴ、ダイコンソウ等     
*たくさんの花が集まって1つの実ができる(集合果)パイナップル、クワ、イチジク等
又、含まれている水分によって、液果乾果と呼ばれています。
果物は、たいていが液果で、穀物るいはみな乾果です。

サクランボ(桜桃)
バラ科サクラ属サクラ亜科の果樹であるミザクラ(実桜)類の果実。
多分、暖地桜桃の種類かと思います。花時期・収穫時期も他と比べて早めです。 
一般的なさくらんぼの木は寒冷地を好みます。
しかし「暖地桜桃」の場合、温かい地域でも良く育ち実をつけます。

モミジイチゴ(紅葉苺)   別名:キイチゴ
バラ科キイチゴ属、落葉低木、花期:4月~5月
花は下を向いて開き、しばしばとげがある。
5弁花で径3cm程の白色。 果実は球形で橙黄色に熟し味が良い。

ナワシロイチゴ(苗代苺)   別名:ワセイチゴ
バラ科キイチゴ属 落葉小低木 花期:5~6月
開花後に赤い実をつけ、実は食べることができます。


ウグイスカグラ(鶯神楽)
スイカズラ科スイカズラ属、常緑低木、花期:4月~5月、淡紅色のを葉腋から花柄を伸ばし1~2個つける。
 別名はウグイスノキで、ウグイスがこの木の枝から枝へ舞い飛ぶ姿がまるで神楽を舞っているように見えることから
なおカズラ科なのにカズラにしなかっのは蔓性ではなかったから。
花が終わったあとに楕円形の赤い液果を実らせます。
味はグミほどの濃さはなく、ほんのりのした甘みの優しい味だといわれています。   

ナツグミ(夏茱萸)
グミ科グミ属、落葉低木、花期:4月~5月、6月頃に赤く果実が熟す。
名は、夏に実が熟す、トゲのある木の実の説がある。
花後に半透明のつやつやした楕円形の赤い実をつけます。
この実は食用にもなり、酸味の強い味わいが特徴です。

クワ(桑)      別名:ヤマグワ、マルベリー
ワ(桑)は、クワ科クワ属の総称。落葉低木または高木、花期:4月~5月
カイコの餌としてクワが栽培されていたので、この辺りで多くの木がある。
桑の実は、成りはじめは白く、徐々に赤くなり、完全に熟すと赤黒くなります。
果実はラズベリーなどと同じように小さな粒が集まって1個の果実になっていて、
真ん中の軸は果実の先近くまで中心を貫いてます。
葉っぱは縁にギザギザがあり、木にたくさん付いています。
ヤマグワ
マグワ


ヒメコウゾ(姫楮)
クワ科コウゾ属、落葉低木、花期:4月~5月、雌雄同株。
和紙の原料として知られるコウゾは本種とカジノキの雑種とされるが自然界では
両者の中間種もあり、コウゾとヒメコウゾを区別せずに扱うことが多い。

ヘビイチゴ
バラ科キジムシロ(ヘビイチゴ)属 多年草 花期:4~6月
和名は、実が食用にならずへびが食うと考えられたから。
花のあと、花床がふくらんでつやのない淡紅色。
毒があるとの俗説があるが、人間が食べても体に害はない。
似たものにヤブヘビイチゴがあるが、
両者の違いは一目では分からないが、葉や果実の大きさ、果実の表面の艶などが少し異なる。 
ヤブヘビイチゴはヘビイチゴ比べ実も葉も大きく、副ガク片も大きく突き出しているが、
最大の違いは果実の粒々の表面が滑らかで、ヘビイチゴのように皺が無く、
従って果実に艶があるが現実てきには分かり難くもしかしたらこれはヤブヘビイチゴの方?

モミジイチゴやクワの実などちょっとつまんでみると美味しいですが、
クワなどは手や口が黒くなるので注意が必要ですね、つまみ食いがバレてしまいます。
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