どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

おくりびと、鑑賞

2009年05月18日 14時02分36秒 | 映画
暑いです。カラッとしているので、凌ぎやすいですが。


アカデミー賞をとった"おくりびと"を鑑賞しました。モックンの作品に打ち込んでいる感じが良く出ていて、まとまりもあり、なかなかの佳作だなと。まぁ死を扱っている作品なので、見ていて気持ちの良いものではありませんでしたけどね(^_^;

悪い意味で際立っていたのが妻役の広末涼子ですねぇ…。演技力のなさが鼻についてガッカリしましたね。喜怒だけで、哀楽が表現できないというか…。地味でもいいから、もうちょっと演技のできる女優さんに演じてほしかったところです。

見終わってカミサンと話したところ、広末がモックンの仕事を知ってしまったときの衝撃と嫌悪感と同じモノを受けていたようです。私としては、こういう人がやりたくないモノを引き受ける仕事もあるわけだし、隠すような恥ずかしい仕事でもないんじゃないかなと思ったんですけども。まぁ実際のところ、映画に表現されているようなキレイで丁寧な仕事をする人は少ないでしょうし、大抵はガッカリさせられることも多いんでしょうけどね(^_^; 因みに私の祖母も亡くなったとき、葬儀屋さんが同じようなことをやってたのを思い出しました。

山崎努も出演していたこともあって、伊丹監督の"お葬式"と比べるように観てしまいますね。ところどころにオマージュを感じさせるシーンもあったりしますし。

アカデミー賞をとれたのは…、まぁテーマからくる文化的な珍しさかなと。前述したようによくまとまった佳作だとは思いますけど、傑作とまでは…(^_^;