壇上の自席にドカッと大きめのノートPC(Windows機)を置き、バックスクリーンにPC画面そのままを大きく投射してプレゼンというスタイル。
定番のパワポとかにまとめず、ざっくばらんに作業状態そのままに、広く深い階層に展開するファイルをまさしく縦横無尽に開閉し、時には Google Earth まで使いこなす姿に、同世代制作者として興味深く、そして好感をもって拝見拝聴させていただきました(^.^)
資料満載の本棚が強く印象に残りましたが、圧巻だったのは、軍港呉に入港した艦船の記録です。
Excelでまとめていたと思うのですが、その細かさといったら...こりゃもう筆舌に尽くしがたいです(^_^;
同作の原作者・こうの史代さんの事実に裏打ちされつつも、余計な説明なく、作中にサラリと表現されているのを確認しては、逆アセンブルをかけて解析しているかのよう(爆)
本棚を前に対峙するお二人の写真が全てを物語っているよなぁと思った次第で、ただただ圧倒されっぱなしでした。
以前のイベントで、3時間かけて喋ったが、それは原作のたった1話分のこと...それだけの情報量が作品に込められているのが凄い!
作家によっては衒学的に、これ見よがしに注釈だらけの人もいますが、そこを見せない姿勢も素晴らしいなぁと感じましたね(^.^)
あぁ...もっともっと長い時間かけて、片渕さんのお話しを聞いていたいと思いました。ダラダラではなく本当に面白かった!
このようなメンバーミーティングが、今後どのようなタイミングで開催されるのか現状ではわかりませんが、機会あれば絶対参加したいと思っています。
配布されたパンフの中に、「科学のための心理学シリーズ・アニメの心理学」という公開シンポジウムの案内が入っていましたが、これも是非参加したいと考えています(^.^)
それにしても、パイロットフィルムの出来は素晴らしかった...。その反面、声優の起用が心配になり、奇をてらわずプロ声優使ってほしい...とつぶやいてしましましたが、勝手なもんで、一方じゃPerfume使ったら嬉しいなぁとかほざいているんですよね(^_^;
そりゃファンにとっては幸せな作品になるけれど、興味ない人には???だろうし、ぶちこわしだと批判の対象になってしまうだろうと...。
キャスティングって、大人の事情も絡むし、作風に大きく影響しちゃうし、制作者にとっては悩ましいことですよね。
これからこの作品がどうなっていくのか、期待と不安いっぱいですが、とにかく楽しく見守っていきたいと思います!
片渕さん、そして、関係各位の方々、頑張って下さい!!