片渕須直さんは、一つ一つの事実を時間軸に沿って、つぶやかれました。
淡々としているだけに、重い事実。
自分なりにまとめておきたいと思います。
6月22日です。
— 片渕須直 (@katabuchi_sunao) 2017年6月21日
6月22日のある部分は、野戦命令89号から始まる。 pic.twitter.com/vkQtwtrT0p
— 片渕須直 (@katabuchi_sunao) 2017年6月21日
20年6月22日
— 片渕須直 (@katabuchi_sunao) 2017年6月21日
8時3分 「四国南西端南方五〇粁を北進中の敵らしき一目標あり」
8時5分 電話連絡 発呉鎮長官 宛部下一般「警報 土佐沖海面警戒警報第一種発令」
8時7分 「0803 四国南西端南方五〇粁を北進中の敵らしき一目標あり」
20年6月22日
— 片渕須直 (@katabuchi_sunao) 2017年6月21日
8時15分「土佐湾を北西に進んだ敵機の先頭目標は0815四国南西部に達す。尚土佐湾南方には後続数目標あり。いずれも北西に進む」
8時17分「警報 内海西部海面警戒警報第一種発令」
20年6月22日
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8時20分「防空関係員第二警戒配備となせ」
まだ市民一般へは警報が流されない。
20年6月22日
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8時22分「呉地区警戒警報第一種発令」
20年6月22日
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8時30分「警報 内海西部海面空襲警報発令」
海軍病院の石段を降りている。
20年6月22日
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8時40分「煙幕展張用意」
サイレンが鳴り始める。
20年6月22日
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8時41分「警報 呉地区空襲警報発令 徳山地区警戒警報第一種発令」
20年6月22日
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8時45分「呉地区煙幕展張始め 徳山地区煙幕展張用意」
この頃、ラジオより警報が伝えられ始める。
20年6月22日
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今頃、宮原四丁目をうろうろしている。
今頃、脚の悪いおばあさんと出会っている。
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20年6月22日
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9時20分過ぎ、まだ表にいる。
工廠の構内放送が響いて来る。
20年6月22日
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呉警備隊各砲台砲戦。
壕へ入る。
20年6月22日
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9時31分呉上空で初弾より投下開始。
20年6月22日
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9時35分呉工廠で火災発生を通報。
20年6月22日
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まだ空襲中。
20年6月22日
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空襲継続中。
20年6月22日
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空襲、さらに続く。
20年6月22日
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まだ空襲中。
10時25分 有線電話
発 呉海軍警備隊司令官
宛 呉警 呉海兵団
「呉工廠弾丸工場火災 防火隊応急隊は即時発進の準備をなしおけ」
20年6月22日
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10時40分
ようやく空襲途絶える。
「呉上空に敵機なし、各部防火に従事せよ」
防火隊、消防車出動。
消防車のサイレンは音響管制の対象外。爆撃の音と砲声がサイレンに変わる。
市民一般への警報解除はまだ。
20年6月22日
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10時43分呉地区空襲警報解除。
20年6月22日
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11時2分呉地区警戒警報解除。
ようやく壕を離れて歩き出せる。
Twitterの特性を熟知されながら、72年という時空を超え、同月同日同時刻で淡々と...。
爆撃そのもののあった時間は実に1時間10分にも及んでいたのですね。
真っ暗な壕の中で、息苦しさと轟音と振動と...そしていつ自分の頭上に落ちてくるかもわからない恐怖にひたすら耐えるしかない...。
こうしてリアルタイム的に感じさせられると、どれだけ酷い状態だったのか...もう想像の域を超えるとしか言いようがないです。
私たちは事実をもっと知り、後世に伝えていく努力を怠ってはいけないのだと、思い知らされるばかりです。