どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

シン・エヴァンゲリオン劇場版、観賞4回目

2021年04月11日 20時15分00秒 | 映画
今回は総監督・監督の舞台挨拶という極めて希なイベントなので、これは!と思い行ってきました(^_^)

直前に確認した予約状況...。

実際には1〜2割増だったかなと。客層はいつも通りで、三十代あたりが中心で、男性多め。

さて本編についてですが...4回も観ていると各シーンの感じ方にも変化と気づきが生じてきまして、今回はAパート・第3村について少々。

初見は意外な展開にただただ驚き、2回目でジブリっぽいのやりたかったからかねぇ...って思ってたんですが、今回の鑑賞中に「とんとんとからりと隣組〜♪」が脳内再生されてきて、あぁコレって「この世界の片隅に」だなぁ...と。

そう思いながら観ていると、綾波レイ(仮称)はすずさんだし、村で行われている様々な出来事に驚き戸惑う姿が同じだなぁと。レイが触れあうオバちゃん4人もどこか呉の隣組の面々と似た顔つきだし...。

監督・片渕さんのインタビューで、庵野さんが作品への感想を言ってたことを思い出しました。
昨日、庵野秀明君に会って「観た?」って聞いたら「観た。なんだあの女、ぼおっとして。首締めたくなった」って(笑)。でもそんな女性の裡に色々なイマジネーションが存在しているからこそ、愛おしくなるんじゃないかな、と僕は考えているんです。

インタビュー見た当時から「首締めたくなった」という印象的なワード...つまり綾波レイと重ねているんですよね。

このイメージのオーバーラップは偶然なのかもしれませんが、個人的には「この世界の片隅に」への密かなオマージュだと感じました(*^o^*)

さて...本編終了後のお楽しみ、舞台挨拶ですが、やはり注目度がハンパなく、早い段階で各メディアが動画を上げてます(^_^ゞ

おそらく安野モヨコ夫人セレクトによる仕立ての良いスーツと革靴でバリッと決めてきた庵野さんですが、すずさんみたいに小首傾げて猫背っぽく語る姿が妙に可愛らしかった(笑)

司会を緒方恵美さんが勤められてましたが、シンジくんがやってるようでもあり、なんかシュールな感じもしましたね(^_^;

庵野さんも旧劇場版...いわゆる春エヴァで未完成を謝罪する会見以来...そして鶴巻和哉さん・前田真宏さんまでもが一緒に同席なんて、この組み合わせは後にも先にも今回意外あり得そうも無いくらいの超レアなイベント(*^o^*)

30分ほどの尺で語られたエピソードはどれも面白く興味深いものばかりでしたけど、中でも妙に印象的でなるほど〜と思ったのが、興収70〜80億への感想。

アニメ業界のためにも100億いけたら...と庵野さんが言ってましたけど、「鬼滅の刃」や新海誠作品・ジブリ作品は客層の広さで家族・知人を誘い合うため動員数が高くなるのは当然。でも「ロボットアニメ」という狭いジャンルで大台を叩きだしたら凄い記録になる...あのガンダムでさえそこまでいってないしと。

同じアニメという比較ではなく、さらに細分化して考えるとなるほどなぁと。

前田さんの制作裏話で、終盤に使徒化したアスカに式波オリジナルが迎えにくるシーンで、13号機のコクピットに小さくカヲルくんが写っていると...。

確かにアスカ以外に人影らしきものがフレームに入っているなと感じてはいたけど、カヲルくんだったとは...次回の鑑賞機会に注意して観たいと思います(^_^)

というワケで、今回も満足度の高い鑑賞となりました〜。