どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

忠臣蔵狂詩曲No5中村仲蔵出世階段

2022年01月03日 18時55分00秒 | TV
12月上旬に前後編あわせて3時間にも及ぶ大作ドラマ。

江戸時代中期の歌舞伎がどのようなものだったか、業界もののような客観視点で描いているのも良かったし、主役・中村仲蔵を演じる中村勘九郎さんも「いだてん」で見せてくれた円みを含めた演技もよく、クオリティの高い演出でとても楽しめた(^_^)

なかでも仲蔵の女房・お岸の上白石萌音さんが素晴らしい(*^o^*)

家族や仕事で上手くいかず、凹んで帰る仲蔵を積極手に励ますでもなく尻を叩くでもない...和まして癒やす...栄養剤みたいな役割で、これがとても良い!可愛いんですわ(*´艸`*)

でもねぇ...可愛いだけでなく、どこか腹が据わっていてシッカリ女房の風合いでも出ている...勘九郎さんとリアルに考えると、17歳もの差があるのに、ちょうど良いバランスにも感じとれる。去年の大河「青天を衝け」で篤姫を演じた時にも、この人って何歳だっけ?って混乱してしまうほど貫禄を感じて驚いたが...いや〜この人はこのまま真っ直ぐ成長していけば大女優の器だなとさえ思ったり...。

どこか「雨あがる」で主人公の妻・たよを演じた宮崎美子さんを彷彿とさせるものがありましたね(^_^)

この時「上白石さんも10年くらいしたら、こういう役がやれそうだなぁ...」なんて書いてますが、とんでもない速さで実現しているなぁという...。

そして更に上白石さんの進化が...。

なんと三味線弾き語りですよ Σ(゜Д゜)

フリではなく本当に弾いている感じでしたし、小唄も彼女っぽさが良く出ていて、魅力増し増し(*^o^*)

この人の潜在能力は本当に計り知れない...まさに恐ろしい子...。

でも全く嫌味もエグ味もない...一緒に見ていたカミサンも「この人凄いねぇ...」と絶賛なり(^_^)