昔の人の感覚

欽ちゃんこと萩本欽一さんの思い出語りの記事に目がとまった。

萩本さんが父に「別の女性がいて」母は「女性のことを『おばちゃん』と呼んでいて」自身も「夏休みに遊びに行ったりしてた」という。

これと同じ状況、かつて我が家にもあった。

私の祖父は祖母と別居（だが終生離婚しなかった）し、内縁の女性がいたのだ。

祖父は私が中学生の頃に亡くなったが、その辺りまで付き合いがあった。

家族ぐるみで行き来し、時にはその女性が単独で遊びにきたこともある。

それも泊まりがけで。

私もその女性を「おばさん」と呼び、なんの疑いもなく親戚の人だと思い込んでいた。

今となっては有り得ない、理屈で説明しようもない不思議な関係である。