秘密でもなんでもない、戦前に創設された内閣総理大臣直轄の機関。
要するに米国相手に戦争したらどうなるか?軍官民から若手のエリートを選抜して集め、架空の内閣を設定したりして、いろいろ調べたり研究したりして報告してくれみたいな組織だ。
猪瀬直樹著「昭和16年夏の敗戦」を読んで、どんな事していたのかは把握してはいたけど、朝ドラでこの名を耳にするとはとちょっと驚いた。
判事・三淵乾太郞をモデルにした星航一が、戦時中の想いから突然独白をはじめるのだ。
机上演習を繰り返しても日本が敗戦する結果しか得られず、戦争回避を上申するも...最早聞く耳をもたない政府や軍は空論として処理し、都合の良い部分や、有り得ないような好条件(資源の獲得や人造石油の開発成功とかね)を織り込んで、日本が勝利する確率を上げ、戦争へと軸足を向けて行く。
劇中の星はそれを悔やみ、無力な自分を責めて、ただただ謝るのだった。
実際の三渕さんがどのような気持ちで戦後を生きたのかは記録も証言も残っていないようなので、ドラマのオリジナル性が強いのだが、まぁ...見ていて何とも言えない感じがしたなと。
それはともかく、総力戦研究所にスポットをあてたことは大きな意義はあると思う。
戦前の日本にも冷静な視点は存在していたのだ。
それをもみ消した為政者の罪は深い。
要するに米国相手に戦争したらどうなるか?軍官民から若手のエリートを選抜して集め、架空の内閣を設定したりして、いろいろ調べたり研究したりして報告してくれみたいな組織だ。
猪瀬直樹著「昭和16年夏の敗戦」を読んで、どんな事していたのかは把握してはいたけど、朝ドラでこの名を耳にするとはとちょっと驚いた。
判事・三淵乾太郞をモデルにした星航一が、戦時中の想いから突然独白をはじめるのだ。
机上演習を繰り返しても日本が敗戦する結果しか得られず、戦争回避を上申するも...最早聞く耳をもたない政府や軍は空論として処理し、都合の良い部分や、有り得ないような好条件(資源の獲得や人造石油の開発成功とかね)を織り込んで、日本が勝利する確率を上げ、戦争へと軸足を向けて行く。
劇中の星はそれを悔やみ、無力な自分を責めて、ただただ謝るのだった。
実際の三渕さんがどのような気持ちで戦後を生きたのかは記録も証言も残っていないようなので、ドラマのオリジナル性が強いのだが、まぁ...見ていて何とも言えない感じがしたなと。
それはともかく、総力戦研究所にスポットをあてたことは大きな意義はあると思う。
戦前の日本にも冷静な視点は存在していたのだ。
それをもみ消した為政者の罪は深い。