気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
風に吹かれて何処をさすらう。
明日はいずこの草枕。

薩長同盟

2018-05-09 11:02:39 | 日記

大人の男の幼児性は、時に「少年っぽい」と好意的にとらえられる場合もあるが、その男が大臣なら言語道断だと思う。

麻生太郎の幼児性は今更だが、ここ数ヶ月の言動は目に余る。

セクハラ罪という犯罪はない」
「改ざんはどの組織でもあり得る話」

どちらも言っていることは正しいが、今は言うべき時機ではないということを、恐らく分かっていながら敢えて発言することが「幼稚」である。

彼の幼児性は、その「べらんめえ口調」が生み出す「偽悪」に現れている。
維新の三傑・大久保利通の玄孫にして吉田茂の孫である麻生太郎。
お坊ちゃまの通う学習院卒(今はそんなことはないし、もちろん例外はあるが)。
恐らくヤンチャとは無縁の生活だったはず。

男が時にして己の過去を「不良伝説」で脚色したがるのはままあること。
厳しく育てられたお坊ちゃまにこそ、その傾向は現れがち。
自分が出来なかったドロップアウトに対する憧憬のなせる技だろう。

「オレは野党もメディアも怖くない。世論の批判なんかクソッ喰らえ!」
とでも言いたげな偽悪ぶり。
もっとも、内心は選挙区さえ大事にしていれば選挙は通ると高をくくっているからだろうし、実際、世間では嫌われ者でも地元での人気は絶大らしい。

わざと悪者ぶってメディアに小石を投げ続けるのは、その人間の個性と思えば笑える部分もあるが、これが日本の中枢で国を動かす立場の大臣となると話は別。
とても安心して国の舵取りを任せてはおけない。

本当ならサッサと更迭したい安倍晋三だろうが、今後の政権運営や次期総裁選を考えると切るに切れない。
そうなると野党も国会審議より政局となってしまい、肝心の議論が疎かになる。

これで良いはずがない。

泣いて馬謖を切れない安倍晋三。
如何なものか。

麻生太郎の系譜を遡っていけば、前述したように大久保利通、言わずと知れた薩摩藩士である。
方や安倍晋三の選挙区は山口。
系譜を遡れば長州藩士に辿り着く。

明治維新から150年。
明治維新は薩長による暴力革命と批判する向きもある。
太平洋戦争を薩長のせいにする論もある。

150年の歴史を経て甦ったか薩長同盟
それにしては麻生も安倍も大久保や木戸より小物にしか見えないが・・・。

コメント
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