茨城で赤の他人に殺された女子大学生。
千葉で親に殺された女子児童。
どちらも殺人事件の被害者だけど、結果に至る過程は全く違う。
残念ながら前者の大学生は同情できない。
ネットで知り合うことを否定はしないが、危険があちこちに地雷のように埋められていることくらい知らなければ。
真面目な大学生という評判らしいが、社会的な知性とか適応力とかは未発達。
知らない人に会いに行くこと自体不用心だが、近所の人に「金銭のトラブル」とか話していたということも普通ではない。
相当、過保護に育てられて心の扉が開けっ放しなんだろう。
もちろんだからと言って殺されても良いということではないし、犯人は厳罰に処せられるべき。
でも、避けられた事件ではあった。
千葉の心愛ちゃんは悲惨。
父親からの暴力。
発したSOSも大人たちに無下にされる。
父親の圧力に屈して父親の暴力を訴えたアンケートを父親に渡した教育委員会。
こんな愚かな担当者は職にとどまる資格はない。
大人をもビビらせる父親の圧力が、小学生にとってどれ程の恐怖か。
身をもって体験したはずだろうに、逃げてどうする。
所詮、役人は事なかれ主義。
他人事として見て見ぬふり。
関係した大人たちは潔く職を辞すべきだろうね。
心愛ちゃんの絶望を思うと心が痛む。
終わりのない暴力。
母親の責任も重い。
逃げ場のない心愛ちゃんにしてみれば、寧ろ「死」こそ唯一の安らぎだったのかもしれない。
こんな悲しいことがあって良いわけがない。