昨日の夕方、ニュースの速報で知った。
「競泳の池江璃花子が白血病を発症したと公表・・・」
耳を疑った。
神様は残酷だと思った。
白血病=不治の病。
この図式は古いらしい。
だが我が世代には夏目雅子の顔が浮かぶ。
ボクの3歳下。
27歳で美しいまま散った女優のことが。
恵まれた容姿、伸びやかな肢体、兼ね備えた力・・・。
溌剌とした18歳は女神ヘラの嫉妬を買ったのか。
多くの人々がこのニュースに衝撃を受けただろう。
そして、それぞれが己の人生に重ね合わせ、18歳の少女が背負い込んだ試練に思いを馳せただろう。
世の中の理不尽を呪った人もいるだろう。
意地悪な神様に悪態をついた人もいるだろう。
なのにあの大臣は・・・。
真っ当な国会答弁ができない桜田義孝大臣。
知識がなくとも、パソコンは使えずとも、官僚の囁きがなくとも、この問いかけには素直な心情を吐露さえすれば問題など起きないはず・・・だった。
ところがこの男はこう言ったのである。
「金メダル候補で、日本が本当に期待している選手なので、ガッカリしている」
「1人リードする選手がいると、みんなつられて全体が盛り上がるので、その盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」
これがメディアお得意の「切り取り」でないなら、こんな男は大臣として以前に人間として失格である。
これまでの失態は、まあ笑って済ませられる部分はあった。
だが、これは聞き逃せない。
こんな男は、即刻、クビにすべき。
人の心を持ち合わせていない男に要職にとどまる資格はない。
ゼウスよ!あの男にこそ天の雷を!!