私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

*インドネシア・サウ島のイカット*伝統の経絣はシックでお洒落です

2021年09月27日 | 美術工芸

インドネシアには多数の島が存在します。
織物は島の数だけ特徴があり
このイカットはその中の一つ
サウ島の伝統的な経絣(たてがすり)の手織りの布です。



        

幾何学、縞、花の文様が組み合わされた
帯状のデザインがシックでお洒落です。




手に入れたのは30年ほど前。
ハワイのホノルル美術館のミュージアムショップです。

美術館には、アジアの美術品も収蔵されており
同時にショップでも
美術館ならではの美術工芸品が販売されていました。
ハワイのお勧めの美術館&ショップです。

※オープンエアのカフェも素敵ですよ。
(要予約)







  
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*葉っぱ切り絵アート*真似して葛の葉を切ってみました~♪

2021年09月26日 | 美術工芸

先日、今話題の
「リト@葉っぱ切り絵さん」がTVで紹介されていました。

そこで作品の作り方を披露して下さったので
見よう見まねで作ってみました。





作り方は、手順としては簡単で
葉の裏に下絵を描いて
それを切り込んでいくだけです。

休日に親子で楽しんでも良さそうです。
男の子なら恐竜や飛行機など
女の子ならお花やケーキなど
楽しい葉っぱアートが出来そうですね。





切れ味の良い特別なカッターナイフを使っていましたが
私は子供の小学校時代の彫刻刀を使いました。







彫刻刀でも一応、切り取れましたが
葛の葉は柔らかいので
細かいところは
スパッときれいには出来ませんでした。

本格的に作品を作りたい場合は
やはり特別なカッターナイフが必要なようです。






*~ 家にあった額に入れてみました ~*

リト・葉っぱ切り絵さんの作品は
信じられない細かさで
小さな動物たちが生き生きと表現されています。

手順は真似出来ても
その細かさを真似るのはとてもとても無理そう~
という訳で
次は楽しみで、柿の葉っぱを刻んでみたいと思います。


 では、素敵な休日を(^_-)-☆
コメント欄はお休みさせて頂きますね。






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まあ~なんと!葉っぱの切り絵アートが素晴らし過ぎます~♪

2021年09月16日 | 美術工芸

こちらは生の葉っぱに切り絵を施した作品です。
一昨日届いた
積水ハウスの生活向上マガジン「きずな」の表紙を
飾っていました。

一目でその素晴らしさに目が釘付けに。
なんて可愛らしいんでしょう。
なんて温かいんでしょう。

そして
よく見ると
1ミリもあるかないかの
小さくて細かいところまで丹念に切り取られていて
その超人的な巧みさに驚かされました。





この小さな世界の中に物語があって
動物たちの仕草につい笑みがこぼれます。

こんなに可愛らしい作品を作るのは女性だと思っていましたが
「リト@葉っぱ切り絵さん」という男性だと知って
二度驚きました。

「きずな」の作者紹介によりますと
自身のADHDによる偏った集中力やこだわりを
前向きに生かすために、独学でスタートしたこと。

その作品をSNSに投稿されていたところ注目を集め
世界各国のメディアから絶賛されたこと。

「葉っぱ切り絵コレクションいつでも君のそばにいる
小さなちいさな優しい世界」(講談社)を出版したこと。

それらが分かり
そうだったんだ~
SNSをしない私が知らなかっただけだったんだ。
個展も開かれているようですし
こんなに可愛らしくて、温かくて、夢のある
素晴らしいアートですから
もう多くの人を魅了してファンも沢山いることでしょう。

興味のある方は
「リト@葉っぱ切り絵さん」で検索してご覧になって下さい。
素晴らしい世界が広がっていますよ。







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*プロが撮った三歳の娘のポートレイト*枠をはめたり光の玉をつけたり♪

2021年09月10日 | 美術工芸


○○年前の娘三歳の時のポートレイトです。
中年になった彼女もこんなに可愛い時があったんだなあ~

ある商業施設に行った時
「お子さんの可愛いお写真を撮ってみませんか?」と
声をかけられたので、その方向を見ると
こじんまりとしながらも
しっかりとしたスタジオが設営されてありました。
これならきれいに撮ってもらえそう
そう思って娘を預けました。

すると、さすがにプロ!
娘を椅子に座らせたと思ったら
バラの花を持たせて
「こっち向いてね~」
「お嬢ちゃんはテレビは何がすき?」
「キャンディーキャンディー♪」
娘が答えるや否や
パッとフラシュが光り
「はい、おしまいだよ~」
「お利口さんだったね~」
この間、数分の早業でした。

一瞬で子供にこんな表情をさせるなんて
まるで魔法のようでした。
お陰でどこにもない素敵なポートレイトが出来ました。
恐らくこの表情は、彼女の今までの人生の中で
一番に自然で素敵な表情なのでは、と思えます。


  💐 ・ 


その写真に枠をはめたり
光の玉をつけたりして遊んでみました。

周囲をぼかしてみました。
~ 夢見る少女 ~




白い額に入れると
如何にもポートレイトといった感じです。



~ 希望の光に向かって ~




シャボン玉で囲んでみました。
~ 夢がいっぱい ~



光の玉の中が降りそそぎます。
 ~少女の未来に多くの幸あれ ~









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*ラオスの絹織物*今では使えない染料・タイ黒檀染、ラオス黒檀染の伝統的肩掛け

2021年09月04日 | 美術工芸

このラオスで織られる肩掛け(パービアン)は
寺参りや人様の家を訪問する時に肩にかけるものです。

染めに使った染料は
タイ黒檀とラオス黒檀の二種類
完全に熟した実を
ボイルして染めます。

茶色がタイ黒檀染、焦げ茶はラオス黒檀染
但し、タイ黒檀は現在ではワシントン条約で
刈り取りは禁止されています。





織りは浮織りと縫取り織りを併用で
約30年前の手仕事です。
現在ではほとんど見られなくなったとのこと。



~ 連続した龍の文様 ~

日本では見られない模様でエキゾチックです。



~ 片側を折り返して吊ってみました ~

長さ220㎝、幅42㎝
儀式用の装飾布としても使われるようです。






全体にシックな雰囲気ですから
和装の時のショールとして使えそうです。
他にも使い方いろいろ
考えながら使っていきたいと思います。

2016,6,22
姫路市書写工芸美術館
ユーラシア、女の手仕事展にて
アートダイジェスト 堀田氏に解説して頂きました。








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☆~MerryChristmas~☆ 今年のスノーマンのクリスマスカードは賑やかです~♪

2020年12月24日 | 美術工芸

2020年のクリスマスカードは
うんと明るく賑やかにしてみました。
スノーマンも嬉しそう~♪




このスノーマンは二度目の登場です。
前回は玄関ポーチがバックでしたが、
今回は主人のライティングビューローがバックです。
背景が真っ暗になって良い感じですが、
それだけでは寂しいので
縁どりと文字をオレンジ色にして
温かみを添えてみました。




その上に、新しいPCについている「光の玉」を
入れて加工してみました。
雪がこんこん降っているようです。
今年は息子の手を借りずに自力で作れました~(*^^)v


。・。・☆ 🎄 ☆・。・。


今年はコロナに翻弄された一年でしたね。
せめてクリスマスカードで
明るい気分になって頂けましたら嬉しいです。
皆さんの元に幸せがいっぱい届きますように。

♪~MerryChristmas~♪






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☆~活けた千両をクリスマスバージョンに加工してみました~☆

2020年12月17日 | 美術工芸

千両は和のイメージが強いですが、
赤い実と緑の葉がクリスマスカラーであることと、
葉が頭頂に四枚付いて十字に見えることから、
金銀の器体にリボンのついた一輪挿しに入れて
クリスマスバージョンに加工してみました。

* * *

昨年の今頃にPCを替えてから
あれこれと仕様が違い
それまで使えていた絵文字やぼかしなどが
使えなくなって不便になりました。

この「光の玉」は新しいPCの仕様についているもので
ようやく加工らしいことが出来ました。
この他にも、いろんなことがしたいので
ぼちぼちと時間をかけて
出来ることを増やして行きたいと思います(^_-)-☆




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*~漆うるわしー書写塗・竹田塗・丹波漆~*秋季特別展・姫路市書写の里・美術工芸館にて

2020年11月04日 | 美術工芸

~ 姫路市書写の里・美術工芸館 ~

この美術工芸館は
西国三十三か所27番札所・円教寺のある書写山の麓にあり、
竹やぶに囲まれた閑静な雰囲気の中にあります。

当館の特徴は緩やかに湾曲した大きな瓦屋根と赤い柱、
美しい自然に囲まれた書写山の風景に溶け込むように
円教寺の建物に似たイメージでデザインされたそうです。









今回は羽柴秀吉の時代に技術が書写山にもたらされた「書写塗」、
それと同時期に「天空の城」として知られる「竹田城」の
城主(赤松広秀)の命により竹田城付近で作られた「竹田塗」、
古くから漆の産地として知られる貴重な「丹波漆」についての
紹介、展示を観るためにやって来ました。



1階の常設展では地元出身の清水公照師(元東大寺管長)の
ユーモアあふれる泥仏が階段状に展示されています。


この泥仏は公照師が東大寺幼稚園の園長時代に
子供たちが紙粘土を楽しむのを見てヒントを得て
作り始めたと言われています。
それぞれの仏様は温かみのある作風で心が和みます。

「池の鯉は2、3日の間泥を吐かせないと臭気が抜けないという、
私は、この泥仏づくりで自分の中にある泥を吐き出している」
*清水公照著「おかげさんの心」より*
~ 説明版より ~




書写塗は実際に円教寺で使われていたものが展示されています。
小さなものは食器から、歴史の重みが感じられる大きく立派な
調度品は迫力があって見ごたえ充分でした。

竹田城城主の赤松広秀の実際に使われた
膳一式も展示されていました。

「丹波の漆」についてはビデオで約1時間
漆の木を育てるところから、「漆かき」までを
詳しく見ることが出来ます。
日本産の漆がいかに貴重なものかよく分かりました。

漆は海外では「ジャパン」と呼ばれるにも関わらず、
現在使われている国産漆は全体の3%以下とのこと。
質の良い日本産の漆を再び「ジャパン」の名に相応しく
昔のように、多くの食器、調度品などに使っていけるよう、
保護、発展出来る方法はないものかと考えさせられました。





同時開催では、播磨の刳物師(くりもの)
「山名秀圭」生誕100年の企画展示があります。
精緻な作品が多数展示されており、刳物、彫物に
興味のある方には是非にとお勧めの展示です。



館内には郷土の伝統工芸品が展示されています。


①明珍火箸(みょうちんひばし)
茶室用の鉄火箸を風鈴にしたもの。
大小の風鈴が吊られていて実際に叩いて音色を楽しめます。
澄んだきれいな音色でした。


②姫路はりこ
張り子は型に紙を貼り重ねて作ったもの。
お面や玩具などが作られています。


③姫山人形
木彫りの童女の愛らしいお人形さんです。


④姫路こま
カラフルな色つけが美しいこまです。
長く回り続けることが特徴で、
地元では「福が回る」「自立を促す」とされ、
縁起物として
子供の誕生などに贈られる風習があるようです。
そう言えば、
男児の節句に飾られているのを見たことがあります。


⑤姫皮細工
姫路特産の白く皮をなめした牛革の細工です。
型押し、手描きの絵付けがされ
財布やペンケース、バッグなど種類も豊富です。


これは、昔買った印鑑入れです。
姫路のお土産にいかがでしょう。


* * *


姫路こま、姫路はりこなどの絵付けなどが
体験できるコーナもあります。
開催日等はネットで調べられるかお問い合わせくださいね。

なお、書写山の壽量院では書写塗を用いて
壱の膳から五の膳までの精進本膳料理を頂くことが出来ます。
予約のみ受け付け、五人から。

私もいつかゆっくりとお邪魔したいと思っています。



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*雪国の木彫りはスコップで雪かきしたように力強かった*

2020年10月08日 | 美術工芸

この木鉢は40年以上前に
実家に帰省した折、ギャラリーで購入したもの。

降り積もった雪をスコップで一気にかいたような
力強い掘り面に一目ぼれした。












輪切りにした木を丸々使っていて、
縁からためらいなく刃を入れているのが大胆で潔い。

刃を底に向かって進めていくのに、
わざわざ途中で手を止めて
波のような模様を生み出しているのも
良い景色になっている。






側面にも深く力強い掘りがあり、
全体に線彫りも施されていて
バランスが取られている。






底には浅い掘りがランダムに施されている。
しかも、
深さは浅くとも、やはりタッチは力強い。

40年以上も前に一目ぼれしたこの木皿は、
今見ても惚れ惚れするのである。






濃い色付は、盛るものを引き立てて、
木鉢自身も引き立っている。
ミカンが余計に美味しそうに見えるのは
惚れた弱みか、
持ち主の贔屓目かも知れない。


* * *


雨降りの一日
お気に入り木鉢を眺めながら
つらつらと来し方を思い出していました。
たまには、こんな一日の過ごし方もいいものです。







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自作のステンドグラスは外の色をちゃっかり取り入れて美しくなった♪

2020年07月13日 | 美術工芸

*~ 35年前に作ったステントグラス ~*

色数を抑えて中央の模様だけで勝負してみました。
模様の周りは透明のガラス、縁飾りには摺りガラス。
超シンプルなデザインです。

ステンドグラス自体に色が少ない分、
外の色が映り込んで、借景のような効果が生まれました。
これで一つの美的空間として、毎日眺めて楽しんでいます。

※コメント欄はお休みさせて頂きますね(^_-)-☆


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キュートな砥部焼の花入れに庭藤を入れてみました~♪

2020年05月28日 | 美術工芸

~ 砥部焼の花入れと庭藤 ~

かっちりと四角い器体に澄んだ青色(呉須)がかけられて
二面には花、もう二面には幾何学模様が描かれている。
そして、口の根元は赤い線で囲まれている。

このキュートな感じが気に入って
何年か前の「砥部焼祭り」で手に入れた思い出の花入れ。
結構個性的で上手く使えずにいたところ、
玄関先で咲いた庭藤を見て「これだ!」とピンときて
入れてみると
なんとまあ~良く似合うこと~♪

「お前さんはこんな花を待っていたのかい?!」
と聞いてみたいほどだった。

今までにいろんな花を入れてみたが、これほど似合う花は無かった。
今後、どんな花が入れられるか?
難しい宿題をもらってしまった。

※ 砥部焼祭(とべやき)は愛媛県砥部町で行われる陶磁器市です。
今年は4月18、19日に予定されていましたが、
新型コロナウイルス蔓延防止のため中止となったようです。
来年は盛大に行われるといいですね。



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家の中の*飾り結び*を探してみました♪

2020年03月20日 | 美術工芸

~* 中国のお土産のストラップ *~

先日、ゆりさんのブログで、七宝焼きのしおりが見つかったと記事にされていました。
源氏物語の本に挟んで忘れていたそうです。
本体も美しいのですが、そこに付けられた*飾り結び*も美しく目を引きました。
そこで、家にも幾つかあったなあ、と思い探してみました。

こちらは菊結びか吉祥結びに*玉結び*が可愛らしいですね。




~* 中国製バッグの飾り *~

こちらも「吉祥結び」か「菊結び」かと思われます。
モコモコしたゴブラン織りですから、冬場に荷物を詰め込んで重宝しています。
飾り結びが崩れてしまい惜しいことになっています。




~* 子供たちの賞状入れの飾り *~

「吉祥結び」か「菊結び」
どちらでしょう~?
賞状入れなので吉祥結びですかね~




~* 嫁入り道具の和タンスの飾り房 *~

子供たちに引っ張られて哀れな状態ですが、
何とかちぎれずに残っていました。

嫁入りのタンスということでやはり「吉祥結び」ですかね。




~* 夏用帯締め *~

組紐に「玉結び」




~* 繭玉の掛け香 *~

そう言えば、玄関に吊っていたこの掛け香を忘れていました。
繭玉に良い香りが沁み込ませてあって、きれいな飾り結びがなされています。
この結び方は「几帳結び」か「総角結び」のどちらかと思います。
※3月21日に追加しました。

* * *

飾り結びの発祥は中国のようですね。
その技術が日本に渡ってからは、いろんな分野に取り入れられ、
お茶の世界では、抹茶を入れる「茶入れ」の袋を結ぶための
複雑な飾り結びにも発展しています。
それは複雑なるが故に、一度開いたら二度と同じには結べなくなります。
毒を盛られる時代に、それを防ぐために鍵の役割を果たしたと言われています。

ですが、一度結ばれた飾り結びは、茶入れの複雑な飾り結びでなくとも、
我が家にある基本的な結び方でも、崩れた形は復元しにくくなっています。
こちらを引けばあちらが短くなって、二度と同じくなりません(^^;)
このことを知っていれば、もう少しきれいに保てていたのに、
と残念に思っています。

皆さんのお宅にも飾り結びがあると思います。
探してみてはいかがでしょう~

※結び方の名前をご存じの方、教えて頂けますと嬉しいです(^_-)-☆



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木目込みのお雛様を出窓ギャラリーに飾ってみました♪

2020年02月25日 | 美術工芸

*~ 身長13センチの小さな木目込みのお雛様 ~*

娘たちが小さい頃に、講習会で教えてもらいながら作りました。
小さくて出し入れが簡単なので、もう一つの木目込みのお雛様と
交互に出していて、今年はこのお雛様のお出ましです



木目込み人形は、桐の粉を糊で固めてボディーを作り溝を掘って
その溝に衣装の布を入れ込んでいきます。

衣装に使われる布は格調の高いものが多く、
着せ付けると独特の雰囲気と味わいがあります。

どの布を使うか、布のどの部分を使うかで、同じボディーでも
出来上がりの雰囲気が変るところが面白いところです。

全国のお嬢ちゃんが健やかに育ちますように


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柿渋染の布で小さなポーチを作ってみました♪

2020年01月27日 | 美術工芸

天然の染料はいろいろとありますが、
これは柿渋で染めた布です。

平織に縦に変わり織が挟まれた、地味だけどちょっとお洒落な布。
落ち着いたオレンジブラウンに染まっていました。

値段は張りましたが迷わずに購入!
ストックしていた布を合わせて
小さなポーチを作ってみました♪




反対側はこんな感じです。
少し優しい雰囲気になりました。
(実物はもう少し濃い色で一回り大きい)

※ 柿渋は青柿をすりつぶして果汁を絞り、発酵、熟成させた褐色の液体。
抗菌、防虫、防水、防腐、補強などの効果があり、木や布、紙などに使用。


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*美しい福娘、美鈴の銘*伝統の糸切り鋏はギリシャが発祥の地だった

2020年01月17日 | 美術工芸

長年使っている和バサミ(糸切狭)
二日前に新たな発見をした♪

左は、鉄製ビニール巻で小学校から使っているもの。
右は、ステンレス製で結婚してから買ったもの。

糸を切るためのハサミで、U字型をしている。
この形のハサミは古代ギリシャに起源を持ち
日本へは中国を通して伝わったと考えられている。
古墳から出土した例もあるのだとか。

そして、このギリシャ型のハサミが現代まで広く生産され
使われているのは日本だけなのだそう。

そんなことを、この度初めて知って驚いた。
おまけに、普通に使われている洋バサミは「ローマ型」と
言われるのだそうで、これにも驚いた。

※参考 ウイキペディア

なぜこんなことを知ることになったかと言うと



左の刃に刻まれた銘「美鈴」を発見したからなのだった。
この美しい美鈴と言う名は何なんだろう?
もう一つの鉄製の方には刻まれているのだろうか?
そんな疑問が湧いた。

そして調べてみると、この「美鈴」は製造した兵庫県小野市のハサミ製造会社の
社名であることが分かった。
そのついでに、ギリシャ型であることや古墳時代から日本にあったこと、
今では日本以外では作られていないことなどが分かったのである。




そして鉄製の方については、
何と、思いもかけず「福娘」とあるのを発見♪
こんなに長い間使っていながら、初めて気づいたのだった!
我が家に福が舞い込んだような気分で嬉しくなった。

こちらも調べてみると、
残念ながら、「福娘」がこのハサミの「銘」なのか、
美鈴のように会社名なのか分からなかった。

とりあえず、「美鈴」にせよ「福娘」にせよ、
その美しい名前を、この度発見出来たのは嬉しい事だった。
身近なことは「分かり切ったことばかり・・・」と思っていたが
まだ知らないことがあったんだと(^_-)-☆



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