何年か前の5月、玄関先の地面から
何やら芽を出し
結構な速さでニョキニョキと茎を伸ばす植物がありました。
その勢いと茎の太さから
これはただものではないな!
そう思っていると
桔梗に似た青紫色の花をつけ始めました。
*~ 旗竿桔梗 (ハタザオキキョウ)~*
キキョウ科 ホタルブクロ属の多年草
ヨーロッパ原産の帰化植物で日本には大正時代に入って来たそう。
ベル型の花が可愛いです。
下から頭頂に向かって花が咲き上ります。
草丈は60㎝~130㎝
昨年まで1本でしたが
今年は二本立てです(増えました)
茶花や活け花に使いたいので、増えてくれるのは大歓迎です。
※繁殖力が強くアメリカの一部の地域では、特定外来生物に指定され
栽培や移動が禁止されている所もあるようです。
庭で育てる場合は、あまり増やさないよう調整が必要なようです。
*~ 下野(シモツケ)~*
バラ科 シモツケ属の落葉低木
和名は最初に発見された地名に由来。
頭頂に小花をいっぱい付けます。
病害虫無く放っておいても毎年咲いてくれて重宝しています。
ピンクも可愛いですが、清楚な白色のものも欲しいなあ、と思っています。
* * *
旗竿桔梗は茎が真っすぐ伸びて「旗竿」のようだとして
その名がつけられました。
活ける時もそれを意識して真っすぐに立てて使いました。
鷹の羽芒(タカノハススキ)は葉に白い斑が入るきれいなススキですが
ここに入れるのには細過ぎて存在感が薄くなってしまいました。
こうして写真を見ると
不都合なところが良く見えて来ます。
まだまだダメだなあ、と反省。
花材が変れば花入れも変わり
その都度、新たな勉強です。
※花入れは千成籠(せんなりかご)