新青森駅に戻り、物産館を少し物色し、新幹線改札に向かいます。
ここからは旅行会社主催のツアーに参加します。
ねぶた祭を観るのは初めてであり、観覧場所や現地の状況について知見がないこと、宿の確保は困難と思われ、確保できたとしても相当高額なことが予想されること、宿が遠方の場合宿から会場への交通手段確保等、色々と分からないことが多く、その辺をまとめて解決できるツアー参加の方が手っ取り早いとの結論に達しました。
東北の祭りを観るツアーは数多くありますが、選定の条件は以下の通りとしました。
・スケジュールがハードなものは避ける。
朝早く宿を出発して夜までスケジュール詰め詰めのものはNG.
・移動距離が長いものも避ける。
秋田の竿灯を絡めたり、さらには東北四大祭りすべて観るツアーとかもあるのですが、これもNGとしました。
・値段よりも内容
以上の条件から選んだのは、JTBの子会社、JTBガイアレックが主催する「温泉連泊で行く五所川原立佞武多と青森ねぶた祭」という2泊3日のツアーです。
ねぶた祭関連のツアーで温泉に宿泊できるツアーは少なく、日地下目、三日目の朝の出発が10時頃であることも決め手になりました。
添乗員さんが付いて、現地のバスはバスガイドさんもつきます。バスは2席を1名で使用できる贅沢仕様のツアーです。
その分料金は高く、東京発着2名一室でで185,000円!
今回は現地発着にして、早い新幹線で青森に来て青森県立美術館、三内丸山遺跡を見学し、ツアーに合流、ということです。
現地発着だと2名一室で157,000円となります。
ちなみに我々が添乗員付きのツアーに参加するのははるか昔のイタリア新婚旅行以来、国内では初になります。
14時43分新青森着のはやぶさ21号で到着した本体と合流し、バスに乗車。
まずは宿に向かいます。このツーの定員は20名のようですが、参加者は12名でした。
本日の宿は五所川原の北、車で20分ほどのところにある稲垣温泉ホテルになります。
五所川原を過ぎると一面の水田地帯となり、宿に到着。今回はこの宿に二泊します。
今回与えられた部屋は10畳一間にユニットバス、ユニットバス嫌いの我々にとっては残念な部屋でした。部屋も10畳なので布団を敷いてキャリーバッグを開くとほぼスペースがありません。
和室のビジネスホテルという感じで、正直期待外れでした。
宿に荷物を置き、しばし休憩の後、バスで五所川原に向かい、五所川原立佞武多を見学します。
五所川原に到着。交通規制が始まる前に到着する必要があるため、早めの到着です。
まずはサンルート五所川原で早めの夕食。
冷めているのが残念ですが、味は良いです。
青森名産のホタテがたくさん使用されているのがポイント高いです。
食事を終えてホテルを出ると、すでにスタンバイされていました。
五所川原のネプタ祭ではかつて大型の山車が運行されていましたが、電気の普及に伴う電線の影響で大型のものは運行できなくなり、小型化していきましたが、平成8年に大型のものが復活し、さらに電線の地中化等の対策を行い、平成10年から夏祭りでの運行が開始されました。
立佞武多の名前はこの時に名づけられたもので、比較的新しい祭ということになりますが、今では青森を代表する夏祭りとなっています。
今年は全部で16基の立佞武多が参加していますが、大型のものは3基、基本的に3年に一度、古いものから造り変えられることになっています。
高さ23mは5~6階建てのビルに匹敵する高さです。
電飾の電力を賄うため、大型の発電機が搭載されています。車輪はゴムタイヤで意外と近代的です。
<その4に続く>