これはちょっと
特異なクレイアニメーションですよ。
「メアリー&マックス」74点★★★★
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オーストラリアに住む
8歳の少女メアリー。
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メガネにそばかす、おでこにはしみ、
夢想家な彼女は
ありていに言うとブス子ちゃんで
友達がいない。
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あるときメアリーは
電話帳を無作為に指差して
その相手と文通しようと思いつく。
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抽出されたのは
アメリカに住む44歳の男性マックス。
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彼は人との関わりが難しい
アスペルガー症候群だった。
孤独なもの同士、
二人はお互い自分のことを
包み隠さず手紙に書き
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文通は、何年も何年も続いていくが――。
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まず冒頭、
メアリーがマックスへの手紙に
自己紹介文を書くんですが
「私はメアリーです。好きな色は茶色です」
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ちゃ、茶色?(笑)8歳の少女が?
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もうそこからしてツボっていうか(笑)
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「社会で生きにくい人」っていう題材は
よくあるけれど
この映画には
まず間違いなく作り手本人が
ガチで「生きにくい人」なんだろうなという
本物感がありました。
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主人公たちの心理面も軽いタッチながら
相当深くまで吐露されるし
実際、アスペルガー症候群が
アニメになったのって初めてじゃないか?
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しかもそれを
クレイアニメで
描いちゃうっていうのがすごいですよ。
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この話は
アダム・エリオット監督の実体験で
マックスのモデルは
実際に長年文通してた相手なんだそうです。
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さらに監督は遺伝により
筋肉の収縮で体の一部が震えてしまう
難病を患っているそうで
その震える線やタッチを生かした
独特の造型が
不思議に魅力的な
クレイアニメーションを生み出しているんですね。
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そして、そんな監督だからこそ
「生きにくい」人々への眼差しが
決して甘くなくビターすぎるほどでもあるんだと
ふかーく納得。
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そしてそれゆえに
そこに生まれる一筋の希望や喜びが
リアルに感じられるんだと
また納得、でした。
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いまの世の中を生きにくくない人となんて
友達になりたくないやと
番長は思うんで。
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多くの人に、響くのではないでしょうか。
★4/23から新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋で公開。ほか全国順次公開。
「メアリー&マックス」公式サイト