94歳の現役キャリアウーマン！
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「アイリス・アプフェル！ 94歳のニューヨーカー」６８点★★★☆
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1940年代からインテリアデザイナーとして活躍し
夫とテキスタイル会社を興して大成功。
独創的なスタイルで
いまもファッションアイコンとして人気な
アイリス・アプフェルのドキュメンタリーです。
「ビル・カニンガム＆ニューヨーク」（13年）
「アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生」（15年）
にも証言者として登場している彼女は
ホントにキャリアウーマンのはしりで
20代のころからパークアベニューで
上流階級を相手にインテリアデザインをしていたそう。
このへん、
「キャロル」をイメージできる世界ですねえ。
で、
現在も94歳にして現役バリバリ。
そのバイタリティーがやはり見ものなのですが
ワシが注目したのは
ダンナさんとのやりとり。
94歳と100歳の「夫婦善哉」と思ってみると、
また違った面白さがあるんですねえ。
アイリスさんは本当にかくしゃくとしていて、
話し方も明解。
その彼女に
「出会った瞬間、グッと心を掴まれたんだ」
「(彼女との人生は）美しい旅のようだった」というダンナさんの語りが
なんだかとってもいいんです。
インタビューアーの「お子さんは？」の質問に
「すべては手に入らない。私たちは仕事と旅を選んだの」
と答える彼女を見ながら
なんだか自分で取材をしている気分になったりして（笑）
監督は多くのドキュメンタリー映画を撮影、監督してきた
アルバート・メイズルス氏。
残念ながら撮影後に、88歳で亡くなったそうですが
先輩たち、まだまだがんばっているなあ！
★3/5（土）から角川シネマほか全国公開。
「アイリス・アプフェル！ 94歳のニューヨーカー」公式サイト
