予告編を見て
「犯人を最初にバラしちゃって、どう見せるのかしらん?」と思ったけど
なるほど、こういうことね。
「インフェルノ」70点★★★★
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ハーバード大学の宗教象徴学者
ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は
イタリア・フィレンチェの病室で目を覚ます。
彼はここ数日の記憶を失っており
担当医師のシエナ(フェリシティ・ジョーンズ)の問いかけにも
あいまいだ。
だが、そのとき病院に
何者かが教授を殺そうと忍び込んでくる。
シエナに導かれ、病院を抜け出した彼は
自分がある謎を託されていると知る。
それは
人類の半数を死に至らしめる
「ウィルス」拡散を止めるためのキーだった――。
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ロン・ハワード監督作、
「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続く
トム・ハンクス=ラングドン教授シリーズ第3弾。
このシリーズはすべて原作を先に読んだけど
今回は未読のまま、映画先にしました。
で、どうだったかというと。
小説もそうらしいですが
今回はラングドン教授が記憶を失っているところから始まるので
最初の10分はフラッシュバックがしつこくて
正直「見づらいなあ」と思ったんです。
でも
ラングドン教授が回復するにつれ、
やっぱりハラハラに引き込まれて
2時間集中しました。
毎回、若い美女とパートナーになってる教授だけど
この展開は初めてだし
犯人が最初からわかっているなかで
「人類滅亡までの1日」のタイムリミットを
よく見せたと思いました。
ただ名画や古典に隠された
謎解きの見せ場は少ないかなあ。
昨日、「世界ふしぎ発見!」(TBS系)で
本作の舞台となったフィレンチェの美術紹介をしていましたが
今回「絵画ネタや謎解きが足りない!」と不満の方には
より詳しく知るならこの映画を併せてみるとよさそうです。
「フィレンツェ,メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館」
★10/28(金)から全国で公開。
「インフェルノ」公式サイト