我ながら
よく見続けるよなあエイリアンシリーズ(笑)
「エイリアン:コヴェナント」67点★★★☆
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2104年。
人類発の宇宙移住計画のため
コヴェナント号(=契約、約束、の意味)は
コールドスリープ中の男女2千人を乗せて
移住先となる惑星を目指していた。
起きているのはただ一人、
アンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)だけ。
しかし、航行中、
宇宙の衝撃派を受けるアクシデントが発生。
慌てて目覚めた船員たちだが
船はダメージを受け、数十人が命を落としてしまう。
生き残ったダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)ら13人の乗組員は
近くの惑星から発信される不思議な電波をキャッチし
その惑星に向かうことになるが――?!
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「エイリアン」(79年)を生み出した
リドリー・スコット監督が、
自らエイリアン誕生の秘密を明かすお話。
シリーズものにはノレないワシが
(ハリポタみたいにあらかじめ決まってるものは除いて)
ここまで追っている映画って、これだけかも。
しかし、まあよく話を書き続けるよなあ、とも思う(笑)
全米では
「え?つじつま合わないし?」などなど
いろいろ話題になっていましたが
ふうむ、たしかに
よくわからなくなってきました(笑)
作品的には
「プロメテウス」(12年)
の続き、でしょうか。
(といっても、自分が書いたこのブログ見ても
「プロメテウス」なんだったかよくわからないので
読み返す必要はありません(ガーン!だめブロガー!)
今回は整理して書いてしまおう。
ネタバレNGな方はここまで☆
まず
プレス資料の助けも借りて
時系列を整理すると
2089年~2094年を舞台にしたのが「プロメテウス」
2104年が今回の「コヴェナント」
2124年が最初の「エイリアン」
2159年~2179年が「エイリアン2」(ジェームズ・キャメロン監督!)
2270年が「エイリアン3」(デヴィッド・フィンチャー監督!)
2470年が「エイリアン4」(「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督!)
で、今回のお話は
主人公たち+アンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)がある惑星にやってくる
↓
胞子を吸った人間の体の中でエイリアンが発生!
↓
パニックに陥る彼らを、謎の人物が救出。
↓
彼はアンドロイドで
ウォルターの旧モデルである「プロメテウス」のデヴィッド(マイケル・ファスベンダーの二役)だった。
↓
そして、なんとエイリアンを創造してたのは
デヴィッドだった?!という。
うーむ。
「ムリクリ?!」と思いつつも
まあ、けっこう納得させる要素はあって
シリーズを通じて必ずキーとなり
自らは「生命の外」にいる存在のアンドロイドが、
世界をリブートして創造したい!というような考えを持つのも
なんとなくわかるし、
マイケル・ファスベンダーの
“高次元な存在感”も手伝って
そのへんはいいかも、と思う。
ただ、映画全体としては
自らが金字塔となったエイリアンパニック要素が多く
グロさは目を引くけど、格段の目新しさはない。
ラストの「ええ!」も読めてしまうんですけど
ただ、こうやって振り返ると
改めて
並み居る監督を創造してきた
「エイリアン」シリーズってすごいし
あの衝撃には約40年越しの魅力があるんですよね。
この続きもあるそうで
やっぱり観ると思います(笑)
★9/16(土)から全国で公開。
「エイリアン:コヴェナント」公式サイト