ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

志賀草津道路を通って再び信州に、志賀高原四十八池を散策(2015/6/15)

2015年06月15日 | 2015/6 信州に行こう
 草津の名水を調べてみたらなんと道の駅の裏手で石尊水という名水が汲めるようだ。草津の今朝は快晴だ。山に上がっていくのが楽しみだ。



まず道の駅「草津運動茶屋公園」に行って名水を汲む。今日は月曜日なので駐車場も空いている。土産店の右に回り込んでいくと案内看板があって、

  

これが石尊水だが、出ている水量が僅か。一杯だけ飲んでみるにはいいが、量が多く必要な場合はここから右側の階段を少し上がると塩ビパイプからどんどん出ている。



今日は10L×2+20L+2L×7を奥と二人で合計5往復、冷たくて美味しい水だ。

 いよいよ志賀草津道路だ。白根山の噴火を警戒して湯釜から半径1キロに入る区間は駐停車禁止、さらに夜間通行禁止になっている。

 道路を上がっていくとだんだん天気が悪くなってきた。殺生河原駐車場までは規制外で白根火山ロープウェイも規制範囲外なので運行している。これで上に上がっても湯釜は見えないと思うけど。



 ゆっくりとしか走れないので走りながらモニターも見ずに写真を何枚か。

      

 白根山レストハウスは素通り。

 信州に入って渋峠でカップ麺の昼食。というのは食堂に入ってメニューの写真を見ているとあまり美味しそうには見えなかったため。



たっぷりのレタスにお湯をかけて、レタスラーメン? これでもその辺のドライブインのラーメンと遜色ないと思うけど。


景色はいいが、残念なことに天候が今一つで視界が効かない。





 硯川まで降りてきて、ここから志賀高原の散策ルートを歩く。四十八池までの池めぐりコースを往復する。



登山口からしばらくはスキーコースの迂回ルートのようなところを歩いて、リフトの上側に出てくる。

早速出迎えてくれたのがこの花。根子岳にもたくさん咲いていた。



上は湿原になっていてこれはワタスゲだな。





あとは歩きながら探すが花はなかなかみつからない。

  

渋池に来たが、ワタスゲが少し。



案内図がある。



このあとも遊歩道は広く、気持ちよく歩くことができた。最初は明るい広葉樹林。



しばらく行くとコメツガやオオシラビソなどの(自然の)高山帯針葉樹林になってくる。大きな木でも杉や檜の人工林とは空気が違う気がする。



ところどころ雪も残っている。また防熊鈴もいくつかあり、見つけるたびに大きく揺らして音を立てた。この単管パイプを切って加工した鈴はカリン・キリンといい音がする。

    

 小一時間で四十八池に到着。





ここは標高1,880メートルの湿原で、池は60個程度のようだ。この木道を歩いて行ったが、まだ花には早いようで少ししか見ることができなかった。

     

それでも誰もいない静かな湿原をじっとして眺めていると時間を忘れそう。



 現実にはそうもいかない。奥がクルマで待っている。

帰り道で散った花が苔の上に落ちていた。ただそれだけのこと。



 クルマに戻ってからは湯田中に向かってどんどん降りていく。昔に比べると道路が格段に良くなっている。

 湯田中駅に着いて今日の温泉は駅前温泉の楓の湯\300。駅前温泉どころか湯田中駅の旧のホームの上に建っている。

  



温泉の建物の隣は旧の湯田中駅を残している。

この温泉のお湯は無色透明。ナトリウム、塩化物、硫酸塩温泉の名のとおり、塩素イオン、ナトリウムイオン、硫酸イオンが多い。源泉が91.7度なので加水しているがかけ流し。街中の小さなお風呂で風情はないが、露天もあるし旅行者が気軽に入るにはいいところだ。

 ここから中野のイオンに行って買い物、再び湯田中に戻って道の駅「北信州やまのうち」に来た。ここは国道292号線の両側に広い駐車場があるが、どこに停めても斜めの傾斜になる。それでも道の駅「高野」ほどではないので、レベラーを出すことなく適当に折りあいをつけて寝る事にしよう。

 本日の走行は68.9キロ、燃費は8.8Km/Lだった。




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草津温泉の地蔵の湯に入って、湯滝通りの三國そばを食べる(2015/6/14)

2015年06月14日 | 2015/6 信州に行こう
朝の目覚めは屋根を打つ雨の音。午前5時だがこれは困った。今日は志賀高原に上がるつもりだったのだ。珍しく奥も起き出してきて雨だから洗濯日にしようと言っている。
そこで改めて雨雲の動きや週間天気予報などを見ると、今日の雨は間も無く止みそうだ。そしてここまで来ておいて天下の草津温泉を素通りするのは勿体無いということで、今日は草津DAYとした。

西の河原の大露天風呂も魅力的だが、やはり街の中の共同浴場が草津らしいと思うので、地蔵の湯に入ることにした。草津の真ん中、湯畑観光駐車場の前に来たら、小型車2時間\500とあるので、それなら入ろうとしたら入り口で「キャンピングカー は\1,000ですと言う。」なんだかバカバカしくなって飛び出して、西の河原公園の先にある天狗山第一駐車場に入れた。

 ここは無料だが地蔵の湯まで2キロと距離がある。坂道なので自転車も難がある。西の河原公園の中を通って歩て行く。最初は普通の公園だが坂を下りていくと温泉が川になって流れているし、あちこちの池の底から温泉が湧き出している。これはなかなか面白いところだ。他の温泉地では源泉の場所は硫化水素ガスなどのため、○○地獄などといって中にははいれないことが多い。





 公園を出るとすぐに商店街に繋がっている。



 ここをだらだらと下っていくと湯畑に出る。何だか硫黄臭に感じなくなっている。湯畑、これはこれですごいと思うが、もっともうもうと水蒸気が上がっているのを想像していたので、ちょっと期待はずれのような感じだ。そうかあの水蒸気は冬の写真だったのか。



 奥はこの付近のお土産屋さんで買い物をするので、自分は地蔵の湯に向かう。





鍵の手になった角にあって周りは思っていたより広々している。正面左が足湯、右が地蔵の湯でのれんの奥は休憩スペースのようになっていて、正面に小さな男湯の入口がある。入っていくと思いのほか小さな浴室に浴槽。脱衣スペースも浴室の中だ。日曜日ということもあるのか、かなり混雑していた。

 湯口から離れたところに入ったのでお湯は思っていたほど熱くはないが、5分ぐらいが限度。硫黄臭が少しで無色透明なお湯だ。ただ昨日の根子岳登山の際に日焼けした首筋がピリピリと痛い。3回ぐらいお湯に出入りしたが、ゆっくりするような状況には見えないので、出てきて休憩スペースにあるベンチで風に当たった。
表示された分析書によれば、酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性酸性高温泉)で、pHは2.08、硫酸イオンが多く、塩素イオン、硫酸水素イオンがそれに次ぐ。成分総計は1.67g/Kgとあった。

 入浴しているときから草津節などが聞こえていたが、入口ののれんの左側の建物が時間湯のお湯で、ちょうど湯長の指導のもとに湯もみや時間入湯をしていたようだ。休憩スペースで休んでいる間も号令やオーという掛け声などが聞こえていた。

 地蔵の湯を出て右側の木の柵の中が地蔵の湯の源泉が湧き出ているところだ。底からプクプクと気泡が上がりながらお湯が出ている。底は湯の花で真っ白になっている。



今度は別の道を歩いて湯畑に出た。目の前に共同浴場の白旗の湯があった。ここは源泉が違うのでお湯の感じも違うかなとは思うが、奥との待ち合わせ時間もあるので連湯は諦めた。



 そのかわり待ち合わせ場所の足湯に入っておいた。ところが熱い。



我慢のしどころと入っているところで奥もやってきた。奥は熱すぎると言ってちょっと足をつけただけでやめてしまった。自分はといえば足が真っ赤。

 ちょうどお昼どき。来るときに奥が目をつけていた湯滝通りの三國家で三國そばをたべることにして、店の前に行ったら、行列ができている。代表で並んいる人もいたので、実質20人以上だった。



    

三國そば\950は2.5人前とあるが、食べてみたら3人前ぐらいある。これに汁は別で、田舎汁\400 天種汁\450は温かい。そばのつけ麺という感じで、面白くもありそこそこ美味しいそばだった。ただそばがぷちぷち折れて短くなるのは残念。



  

この三國そばだけで二人とも腹一杯になってしまった。


クルマに戻り、道の駅「草津運動茶屋公園」に行ってみた。なんと車が一杯だし、国道292号線に沿って長く延びている駐車場で落ち着かない。奥はしばらく買い物、自分はアイドリングで充電。



 この後、再び天狗山第一駐車場に戻ってきた。ここはトイレは新しく落ち着いた気持ちのいい場所だ。ワンボックス車の横にテーブルを出してくつろいでいる家族がいたりするのは頂けないが、見ないことにしてここで車中泊としよう。

今日の走行はほんのわずかな13.0キロ、燃費はアイドリング充電もあり4.0Km/L






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菅平の根子岳に登る(2015/6/13)

2015年06月13日 | 2015/6 信州に行こう
今日はまずまずの天気だ。天気予報も晴れ。そこでかねてから(35年前)登りたいと思っていた根子岳に登ることにした。35年前だが長野に住んでいた頃、何度か奥と一緒に菅平まで来て峰の原の別荘地の一番上に車を停めて根子岳を眺めながら、そのうちあの山の頂上に立とうと思っていた。

 あの時の場所はよくわからないが、今回は峰の原のこもれびホール(峰の原高原集会所)前に車を停めた。ここにはトイレもあるし、登山届のポストも置いてある。奥はここでお留守番。



ペンションの並んだ道路を少し歩いて、登山道に入る。

  

登山道を進むと牧場に出て、そこに管理小屋がある。ここで入山料\200をポストに入れる。ここの登山道は私有地のため、通行料のようなものだ。



 ここからしばらくは右は牧場、左はゴルフ場の間の石がごろごろの道を登る。牧場越しに見る根子岳はどこまでもなだらかな山容なのだが。




    

      

    

 この朱色というか赤橙のツツジはれんげつつじというらしい。登り口のペンション街で庭の花の手入れをしていた方に「庭の花が見事ですね」と挨拶したら。「根子岳は今れんげつつじが綺麗ですよ」と返された。それがこの花。根子岳のどこでも遠目にもわかるくらい咲き誇っている。

      

    

   

      

  
 もうすぐ山頂。



山頂の社に2207mと書いてある。かたわらの石碑には「禰固岳霊社」の文字が。



ここで昼食を食べてから、しばし周囲の景色を楽しむ。



菅平高原はスキー場が多い。そのスキー場の下部のなだらかなところにも白く見えるビニールハウスが並んでいる。冬には撤去すればいいのだが、何を作っているのかと思う。(あとでこれはビニールハウスではなくてシルバーのマルチングのシートだとわかった。)それにしてもスキー場といえば牧草地か牧場、普通は何もない原野だが、夏の間は畑になるというのは驚いた。



これは四阿山。こちらからの登山道を(縦走で)やってくる人も多い。



こちらは志賀高原方面。左の奥に笠岳の右側で霞んでいるがなだらかで高くなっている山が横手山だろう。その頂上直下を志賀草津道路が横切っている。

そのまま北側の斜面の下を見ると薄い朱色の葉と白い花が咲いている木がある。あれはもしかして山桜かな。そうだとしたら吉野の奥千本よりも二月も遅い。



そろそろ帰ることにする。同じ道を戻る。





帰り際にちょっと小根子岳に寄り道。



牧場まで帰ってきたら、牛がお出迎え。




 クルマまで戻ってきたが、菅平高原には車中泊するのにむいている場所が見つからない。いろいろ考えた結果、明日は志賀草津ルートを走って再再度信州入りすることにして、今日は群馬県の道の駅「六合」に行くことにした。



この道の駅には応徳温泉「くつろぎの湯」\400がある。



これが思いのほかいいお湯で、硫黄臭がする薄い白色のにごり湯でなめるとゆで卵の味がする。白色のにごり湯は湯の花が白く濁って見えるわけだが、ここの湯の花は黒くて細い糸くずのようなものが漂っている。露天風呂がないのが残念。成分総計は1グラムだが、硫酸イオンが410mgでかけ流しのなかなかにいいお湯だった。
 国道に面した表側の駐車場はかなりの斜めの傾斜になるが、裏にある下の駐車場に行けば左右の傾斜はあまり気にならない。また下の駐車場の片隅に無料の足湯もある。


 本日の走行は82.7キロ、燃費は8.3Km/Lだった。





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戸隠森林植物園を歩き回って宝光社で戸隠そばを食べる(2015/6/12)写真と記事追加

2015年06月12日 | 2015/6 信州に行こう
 今朝は雨。上がるまで道の駅の入口の産直野菜などを見ていた。結局大きなレタス、人参、山うどを買って出発。
 黒姫から戸隠に向かい、戸隠森林植物園の駐車場に車を入れた。



植物園といっても自然のままの植生を保護しているエリアに、道や木道をつけて観察できるようにしている。まだ時期が早いのか花は少ないが、気持ちよく歩くことができた。







      

    



ここでは水芭蕉は完全に時期遅れで大きな葉だけが茂っている。

    

    

    

 森林植物園の中を歩き回って、戸隠奥社の参道に出た。ちょうど随身門手前あたり。ここからは戸隠奥社参拝の人も多い。






 奥社まで行って参拝した。





ここの参道の杉並木もすごい。約400年の樹齢だそうだ。



 奥社から戻ってきたら既に14時近く。お昼も忘れて歩いていた。

 バードラインを長野方面に走って。戸隠宝光社の宿坊「築山」で遅い昼食を摂る。





お店に入ったところのテーブル席に囲炉裏が切ってある。

もちろん戸隠そばのざる。ぼっち盛りでお願いした。これでないと戸隠そばらしくない。



これは大盛りで\1,000だが予想を超えた量だ(奥は並で\850)。そして美味しいそばだ。ここまで来た甲斐があったというものだ。おまけにそばの実入りのご飯まで出てきて、遅い昼食でもお腹いっぱいになった。



 善光寺は何度も参詣しているのでパスして、長野市内を横断して今日の温泉に向かう。

 今日は高山村の蕨温泉にした。村営の温泉で\300。



お湯は無色透明で成分総計2.2グラム/Kg。硫酸イオンと塩素イオンが多いが、温泉らしさがあまり感じられなかった。露天風呂は屋根のかかったテラスで、前面が田畑になっている。

 再び千曲川の方におりてきて、今日の車中泊は道の駅「オアシスおぶせ」。ここは上信越自動車道のPAと共用の施設になっている。小布施の総合公園の園内にあって時間があれば散歩に向いている。



本日の走行距離は81.3キロ、燃費は9.1Km/L。



今日はしなので買ってきた山うどの調理で時間が取られてしまった。でも酢味噌和え、枝葉の胡麻和え、皮の部分のきんぴらで全部食べられる。

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謙信の春日山城を歩いて、燕温泉の露天湯に浸かる(2015/6/11)

2015年06月11日 | 2015/6 信州に行こう
今朝は信州ではなく越後の能生で目を覚ました。今日も日本海は波静かで、まずますの天候。昨夜は静かに眠ることができた。

  

 道の駅の裏側(日本海側)の駐車場は表側の国道8号線の音がほとんど聞こえない。さらに車の出入りの少ないので、車中泊には好都合だ。

表側の糸魚川寄りにはカニと海産物の店が数軒ある。今カニを買うわけにはいかないので、今夜のためのヒラメの刺身用と自宅用に冷凍の味噌漬けの魚などを買った。

 

 道の駅を出てしばらく走ると筒石という漁港がある。地図に「断崖下の集落」と書いてあったので、気になってちょっと手前の筒石漁港の入口にあった公園にクルマを停めて見学に行った。
浜のメインの道路よりも一つ山側の狭い通りの両側にぎっしりと家屋が並んでいる。



これらの家屋の多くは3階建て、中には4階建てのものもある。しかし崖を背にしてぎちぎちに家屋があるのではなくて、崖側も海側も3軒位は奥行がある。要するに一戸あたりの敷地面積が小さいので上に伸びているという大都会並みの集中度になっているわけだ。



こちらは漁港から離れたところの家屋群で先に行くと崖を背にして一列に3階建てが並んでいて、まさに「断崖下の集落」。それでもあまりインパクトがない。やはり前の道が広いから?

 思うにここの漁港の水揚げが昔から大変良好なので、多くの人たちがこの狭い土地に住んでいる。さらに収入も多いので3階建ても大きな負担ではないということではないか。

  

その崖を上がると山側の道路がある。この道路に面して2階建て、下の道路に面してさらに2階下がって合計4階建てというのもある。上から見ると都会のように数軒の家がそれぞれ壁を共有している。

 この上の道路の横は旧北陸本線の線路だったようで、今は自転車・歩行者道路になっている。





上から筒石漁港を望む。今日は静かな海だ。

 ここから新筒石駅に行ってみる。急な坂道を500メートル位上がっていくと、筒石駅まで100メートルという看板が見えてくる。

  



筒石駅は駅舎から階段を40メートル下にホームがあるトンネルの中の駅。さらにこの駅で駅員が常駐らしい。



行った時には駅員は列車の到着に合わせてホームに出ていたようだ。地元の要望で駅をこんな形で作って駅員までいるとなれば、筒石の住民は車など使わないで列車優先なんだろうなと思う。それにしても下から歩いて上がってくるのは大変だった。



 帰り道の路端の花。


 国道8号線を進んでちょうどお昼時なので、道の駅「うみてらす名立」に立ち寄った。



ここは海産物は能生ほどではないが、食事を出す店がフードコートのようになっていてなかなかいい。受け取った食事をテラスに持ち出して食べることも出来る。「かにちらし」\900と奥は「うに丼」\950(税抜き)。

  

うに丼は感動の美味しさだったようだ。カニはちょっとすかすかした感じでカニの足が細い。よく考えてみると小さなカニの足の身を丁寧に抜き出してぎっしり並べているので、技ありというところか。

テラスの前は中庭になっている。夏はプールになるようだ。



 
 しばらく走って上杉謙信の居城だった春日山城に行く。下から上がって少しいったところに駐車場がある。かなり大規模な山城だ。



春日山神社の石段下の駐車場から歩く。まず春日山神社に参拝してから尾根筋を上がっていく。





この尾根筋のところどころを平地にして家臣の屋敷や二の丸、三の丸を設けて最上部に本丸と天守台、そのすぐ下には夏にも枯れることのない井戸があり、さらに谷筋は極めて急峻とくれば攻めるのは極めて困難な堅城だ。中世のことなので砦のようなものだろうが、山城のお手本のような城だと思う。







本丸からのパノラマ。



 帰り道の石垣の上に立つ謙信像を最後に春日山城を後にした。




 夕食を買って温泉に行く。今日は妙高の最高所温泉、燕温泉の露天湯「河原の湯」に行ってみる。

    

 日帰り入浴の車は温泉街の少し下の駐車場まで。ここらあたりで外に出ると硫黄臭がプンプンする。
温泉街を登りきって登山道を歩いて10分、吊り橋がある。



この吊り橋を渡って左の谷を奥に行けば「河原の湯」だが、吊り橋の床版がない。要するに修理中で渡れないので、吊り橋の脇の崖を降りて沢を渡ることになる。

  

 そこにありました。この脱衣小屋の向こうが目指す「河原の湯」。



ところが脱衣小屋は泥水が入り込んで使えそうにない。誰もいないので外で脱いで入ってみた。お湯は白濁した硫黄泉でこれぞ温泉という好みの感じだが、いかんせん浴槽の中が綺麗ではない。湯の花以外の浮遊物やごみがふわふわ漂っている。





湧いている温泉は熱いが底と周囲の崖から冷たい水が出ているので、かなりぬるくなっている。5分ぐらい入ってマイ湯おけで肩からお湯をかけていたが、あまりくつろげないのであきらめて出てきた。

 
また元の道をてくてく戻り、今度は温泉街の外れを左の急坂を登り薬師堂の脇を抜けて「黄金の湯」に向かう。





ここからは妙高が見える。



こちらは男女別の露天湯。入ると底から湯の花や虫の死骸などが沸き上がってくるが、これならかなりマシだ。お湯はちょっとぬるめでゆったり入っていられる。



ちょっと青みがかった白濁したお湯は硫黄臭が少しする。いい温泉だなと思う。
十分楽しんでクルマに戻り、今日の車中泊場所は道の駅「しなの」

  

本日の走行距離は85.4キロ、燃費は8.0Km/L。


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