ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

開聞岳をぐるっとサイクリング、枕崎から道の駅「きんぽう木花館」(2015/2/27)

2015年02月27日 | 2015/2 鹿児島に行ってみよう
今日はまずまずの天気。長崎鼻に行くつもりで走っていたら、山川地熱発電所展示室 左折という看板があったので、迷わず左に入った、しばらく走ると畑の中に蒸気を上げているプラントが見えてきた。



建物に入ると見学者は当然のことだが自分一人。最初にシアターで映像を見せてくれるが、これが幼稚園児向けのようなアニメーションで呆れてしまった。来場者に合わせて何種類かあってもいいのではないかと思う。その後実際の発電設備を案内してもらった。



こちらの設備で地下2000メートルから高温の蒸気を取り出し、利用後の水を注入している。

自分としては日本の地熱発電をもっと増やしていくべきだと思っているが、色々な規制があるので九州電力はこれ以上積極的な投資は考えていないようだ。


 地熱発電所から見える特徴的な山、竹山。

次は長崎鼻。長崎鼻パーキングガーデンの駐車場にクルマを停めて歩いていく。

 



こちらは豊玉姫を祀る龍宮神社。

長崎鼻まで遊歩道が整備されている。海岸の岩場に降りることもできる。





ここから見る開聞岳が美しい。





ほどほどの天気で佐田岬や開聞岳はきれいに見えたが、沖の三島は見えず残念。


いよいよ開聞岳一周サイクリングに出かける。出発点はかいもん山麓ふれあい公園。



ここから右回りに開聞岳の周囲を回る。
開聞山麓自然公園の入り口ゲートの手前から左に入って、九州自然歩道に入っていく。







すぐに幅が2.5メートル位のトンネルに入る。このトンネルは照明がなく、天井に天窓を開けて明かり取りにしているという変なトンネルだ。山を開削できないから掘ったトンネルとも思えない。最初のは1キロ位あるだろうか、路面は荒れているしトンネル自体のアップダウンがあって走りにくい。すぐに2つ目のトンネルだ。こちらは短い。



スタートから30分も走るとセンターラインのある道路になって走りやすくなってくる。それでもここは九州自然歩道だ。





この道は海岸線よりも100メートル位上を通っているようだ。最初は木立に囲まれた山の中を走っている感じだが、スタートから40分位の所から海が見えるようになってくる。








ふれあい公園に戻っていく最後の坂は自転車を押して登らなければならなかったが、楽しめるコースだった。ちょっと距離的には20キロ程度で物足りないかな。

汗を流すために枕崎方面に走って枕崎なぎさ温泉にいく。この温泉は温泉プールの脇を少し奥には行ったところにある小さな建物なので、ナビがあってもすこし迷って行き過ぎてしまった。




 内湯はちょっと熱め。この内湯は公衆浴場の雰囲気だが、ドアを開けて露天風呂に出るとワーッと開放的だ。ここは海から50メートル位の崖の上、この海を一望できるように横に長い露天風呂の前面には何もない。露天のお湯はちょっとぬるめでゆっくり海を見ながら入るにはちょうどいい。
お湯そのものはほんの少し青みがかっているようだ。カルシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉と書いてあったが、成分量が1.75gというかなり濃い温泉だ。

枕崎で魚を買おうと思って枕崎お魚センターに行ってみたが、鰹節のカチンカチンのやつはいろいろあったが、今食べたい刺身という感じのものはなかった。





 仕方なしに近所のスーパーに寄ってカツオのたたきなどを買ってから、小一時間走って今夜は道の駅「きんぽう木花館」で車中泊。




本日の走行距離は88.0キロ、燃費は10.4Km/L。
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知覧 特攻平和会館に行って、今夜は道の駅「山川港活お海道」(2015/2/26) 写真追加と修整

2015年02月26日 | 2015/2 鹿児島に行ってみよう
心配していた雨も明け方には小雨になってきた。道の駅「喜入」で野菜を買ってから知覧に向かう。知覧では特攻平和会館に行ってきた。太平洋戦争末期に若者がここから沖縄近海の米軍艦船に特攻攻撃に飛び立った場所だ。


  内部の展示は当時の陸軍関係の機材や軍服、資料もあるが、ほとんどは特攻で散った若者の写真と、彼らが記した遺書、遺言、絶筆、手紙、辞世、日記などで埋め尽くされている。ここ以外の基地から出撃した人の分もある。洗脳されて熱狂的になっているわけではない。覚悟を決めて冷静に心の内を表現した彼らの文字に涙腺が緩む。

知覧を発って指宿に向かう。今日の温泉は二月田温泉 殿様湯。といっても豪華なお風呂ではなく、極めてシンプルな共同温泉といったところ。ここも「まっとうな温泉」の温泉手形を使った。浴室に入ってすぐ目の前に小さな湯をためたお湯だまりがあったので、掛かり湯だと思って肩に掛けたらひどく熱かった。浴槽に入っている人たちが、「ダメだ、だめだ、それは熱いから」と言ってくれたがもう遅い。見た目でなく確かめないと危険があると改めて感じた。もっともそこに溜まっている源泉が加水もなくパイプを通って浴槽に流れ込んでいるのだから、浴槽のお湯も熱い。お湯はぼんやりとした濁り湯に見える。浴槽は4畳くらいで小さく縁に析出物が層になっているのは成分が多いということだ。ナトリウム塩化物泉だが硫酸イオンも多い。4箇所ほどカランもあるが、地元の人達は浴槽からお湯を汲んで身体を洗っていた。
建物を出たところに飲泉場があるので飲んでみたら、軽い塩気と昆布茶のような味がした。

今夜は道の駅「山川港活お海道」で車中泊だが、途中のスーパーマーケットで今日も鶏のたたきを買った。宮崎から鹿児島にかけて鶏のたたきや鶏刺しがうまい。



道の駅には海産物がいろいろあるはずなので、買い物を少なめにしたら何と海産物の店は17時頃にはほとんど閉まっていた。唯一あったのは、ブリのしゃぶしゃぶ。まあ、これでなんとか凌ぐことにする。



あれ、ぶりしゃぶの写真がない

今日の走行は64.4キロ、燃費は9.7Km/L。

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霧島「おりはし旅館」の露天風呂でのんびり。ここは道の駅「喜入」(2015/2/25)写真追加と修整

2015年02月25日 | 2015/2 鹿児島に行ってみよう
道の駅「霧島」で少し水を補充してからバードラインを西に進み、丸尾の滝を見てきた。この滝はバードラインのすぐ側にあるのにこれまで通った時には気が付かなかった。東に向かって行く時には目に入りにくいのかも。今現在はこの滝のある所をバイパスする橋を作っているので、これからますます目立たなくなりそうだ。



駐車場はないが、滝のすぐそばで道路の路側が広くなっているので4台くらいは停められる。滝には温泉水が流れ込んでいるので、滝壺の水が青白色に見えている。

この先から霧島市街地に向かって下って行く。今日の温泉はかなり下ったところにある妙見温泉「おりはし旅館」。国道223号から橋を渡ってすぐの右手に入り口がある素朴な木造家屋で、このクルマではとても入って行けるとは思えない。諦めかけて少し進んでいくと「おりはし旅館 別館 山水荘駐車場」とあった。ここに停めて本館の受付に行った。じつはここも「まっとうな温泉」の無料入浴温泉手形があるのだ。受付の女将さんは快く承知して「露天風呂がいいですか?内湯がいいですか?」というので、迷わず「露天風呂をお願いします」。



ここは敷地の中に幾つかの建物があって、それぞれ浴槽があるようだ。教えてもらったのは「えのきの湯」で、着替えの小屋の奥に広い露天の岩風呂、誰もいないので独り占めだ。お湯は薄い緑白色のかすかな濁り湯で掛け流し、適温。湯口のお湯を舐めるとちょっと酸味と苦味を感じた。浴槽の岩には温泉の析出物が褐色になって厚いところでは3センチにもなっている。さらにこの析出層の表面にはサンゴのようなツノがビッシリと高さ5ミリくらいに成長したものが幅5センチくらいついている。こんなすごいお湯は初めてだ。相当に成分量が多いものと思われるが、分析した表示がなかった。
このお湯に出たり入ったりしながら、90分くらいのんびりしていた。困ったのは、先のサンゴのようなツノが背中に当たるので、浴槽の岩に背中を預けることができないことだ。でも気持ちのいい時間だった。今日はこれで十分だ。

霧島市街地に入っていくと、右に進むと「鹿児島神宮」という看板が目についた。大隅の国一之宮というのだから相当のものだ。迷わず右折した。
なかなかの規模の神社だ。主祭神は天津日高彦穂穂出見尊。え、どなたでしたか?いわゆる山幸彦さん。そして豊玉毘売命。



建物は彩飾されているタイプだが、霧島神宮よりもさらに落ち着いた朱色で、漆の色のように見える。さらに拝殿の前に舞台のような感じの勅使殿というのがあって、その横を通って拝殿の前に進むと、拝殿と本殿がつながっていて、本殿が開けっぴろげになっている。なかなかに興味深い神社だった。






お昼は隼人の慶で鹿児島ラーメン。麺は細いにもかかわらず最後までしっかりしているし、豚骨のスープがとにかく美味しい。チャーシューはとろとろ。平日はおにぎりがサービスということで、おにぎりを少し齧ってそれからスープを口に含んで口の中で混ぜて食べたら絶品。(親が生きていたら行儀が悪いと怒られそう)





近くにあった安い軽油\103を入れて、鹿児島市内に入る。広島市内でも市電の通っている道路は苦手なのでできるだけ避けて走っているが、ここではナビの指示するとおりに行くしかない。軌道を横切って右折するときに気を使う。



 混雑は嫌いなので何もなしに鹿児島市街を通過、イオンで今夜の夕食を買ってから道の駅「喜入」に。



 ここの車中泊は2回目だ、温泉もあるが、お昼前のおりはし旅館で十分だ。夕食はまたしても鶏のたたき。本当においしい。ここのところ毎日食べている。



 明日はかなり激しい雨が降るようだ。一時鹿児島のイオンに避難しようかな。明日の朝の天気予報を見て考えよう。

本日の走行は102.2キロ、燃費は12.0Km/L、山から降りてきたからだな。



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霧島湯之谷山荘の硫黄泉を堪能して、今夜は道の駅「霧島」(2015/2/24)写真追加と修整

2015年02月24日 | 2015/2 鹿児島に行ってみよう
インバータがダウンしたので今日から写真無しだ。
今朝も降灰がすごい。ワイパーにもいっぱい積もっているが、クルマの屋根が灰で濃いグレーになっている。昨夜に続いて駐車場の前の足湯の湯を洗面器に掬って掛けると、真っ黒な水が流れ落ちてきた。
  

桜島の方を見ると噴煙がまっすぐこちらに向かって流れている。早々に逃げ出して霧島に向かう。
霧島市街地のショッピングセンターで今夜の惣菜とあまり見たことのない芋焼酎を2本買った。どっちから飲もうかな。

ここから霧島神宮に向かって上がっていく。昨年2月に霧島神宮、11月に高千穂河原の古宮址に参拝しているが、ここまで来たのだから、素通りというわけにもいかない。
 これは観光案内書前交差点の大鳥居。

手水の水が温かい。ぬるめの温泉? 霧島神宮の社殿は彩色が鮮やかで、伊勢神宮とはまた違った厳かさを感じる。主祭神はニニギノミコト。
  

境内にさざれいし(岐阜県産出)があるが、なぜここにあるのかはよくわからなかった。


また、境内のオガタマノキ(招霊木)が花をつけていた。
 

 霧島神宮の駐車場で軽めの昼食。霧島市街で買った押し寿司とインスタントの味噌汁。味噌汁は豆腐にブロッコリーに、わかめを入れてねぎをたっぷりと具沢山。


今日の温泉は霧島湯之谷山荘、霧島バードラインから狭い道を400メートル入ったところにある。ただすぐそこというところまで来て、「駐車場へはキャンピングカーでは入れないようです」と書いてあったので、林道の入り口の広いところに駐車した。ここの温泉は「まっとうな温泉」の無料入浴温泉手形があったので、それで入らせてもらった。


浴室の前から硫黄臭がして期待が高まる。浴室は木造、床も木で浴槽も四角の木製。4畳弱の白く濁ったお湯が硫黄泉、手前の半畳くらいの小さな浴槽がかなりぬる目の炭酸泉。間にある小さな浴槽は両方から溢れたお湯が流れ込んでいて、ちょっとぬるめで底が浅いので長くなって寝ていると気持ちがいい。主な成分は硫酸イオンと炭酸水素イオンで200mgに届かない量だが、これぞ温泉という感じがして気持ちのいいお湯だった。

今夜は道の駅「霧島」で車中泊だが、ここはどこの駐車場所も斜めに傾斜しているので落ち着かない。レベラーを出すかどうか迷うところだ。晴れていれば展望が開けるこの道の駅だがあいにく曇りで景色はかすんでいる。桜島も見えない。
 

 今日は夕食までに時間があったので一品作る。ジャガイモとウィンナ、玉ねぎ、ブロッコリーのマヨチーズ焼き。ビールにぴったりの一品だ。


本日の走行は64.1キロ、燃費は9.0Km/L。
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桜島を自転車で一周、今夜も道の駅「たるみず」(2015/2/23)

2015年02月23日 | 2015/2 鹿児島に行ってみよう
 夜明け前の4時を少しまわったころ、うとうとしていると「ダ、ダーン」という音がした。また噴火かなと思ってバンクの窓から島のほうを窺ったが、火花や閃光が出ているわけでもない。まあ、水蒸気爆発なのだろう。
 明るくなってからクルマのワイパーを見ると、ワイパーの上側にどっさりと火山灰が積もっている。改めて島を見るとこちらに向けて噴煙が伸びているようだ。

 
 昨日の走行がわずかだったので今朝の電圧は24.0V。大型トラックのエリアに移動して1時間15分ほどアイドリングで充電した。

 今日は桜島の国民宿舎前の県営駐車場にクルマを置いて、自転車で桜島を一周する。一周35キロ、4時間の行程らしいのでスーパーでおむすびとフライを買って万一のために雨具も前かごに詰め込んで、10時30分ごろ右回りに走って行く。右回りにしたのは海側を走りたかったから。




前かごはこの自転車のオプションになっている「ダサくないまえかご」。なかなか便利だ。

 最初は海沿いの道を快調に走って行くが、10キロ弱のところからかなりの上り坂になる。




 その後も下り、のぼりを繰り返してだんだん道路の火山灰も多くなってくる。





 ところどころ海が見える場所がある。道路を走っていると車が巻き上げる火山灰がものすごい。大型トラックが追い越して行った後はしばらく走れない。




 出発から約20キロ、黒神あたりまで来ると噴煙の下を走っているようで、顔に砂のような火山灰がびしびし当たるし、口の中がじゃりじゃりする。山はかすんでいる。





 大正3年の大噴火で埋もれた黒神の腹五社神社の鳥居。


桜島口で歩道を走ってみると火山灰が数センチ積もっている。


 ここからは桜島港へのメイン道路で交通量も多く、気を使う。今日はこのあたりの降灰は少ない。有村溶岩展望所から山を見る。噴煙は東に流れている。


 お昼を持ってきたがこんな灰の降っている中で食べる気がしない。3時間半のまず食わずで結局クルマまで戻って、(インスタント)味噌汁を作って昨日の豆腐も出して食べた。結構おなかいっぱいだ。汗もかいたし体中が灰だらけ。国民宿舎の横にある「マグマ温泉」入る。ここは昨年も利用したがいい温泉だ。内風呂だけなのが残念だが、ナトリウム塩化物泉なのだがナトリウムイオンは6g弱、塩素イオンは11g強のほかカリウム、カルシウム、硫酸イオンが600mg以上もある。良く温まるお湯はちょっと淡褐色のにごり湯で細かい褐色の湯の花が一杯だ。浴槽の縁にも成分が析出している。そして窓の目の前が海で向こうに鹿児島市街が見える。


 今夜も道の駅「たるみず」で車中泊だが、噴煙がちょうどそっちに向かっているのが気にかかる。まあ、汚れたら駐車場の前の足湯のお湯をかけてクルマも温泉気分をあじわってもらおうかな。




 本日の走行はわずかに38.2キロ。燃費は11.0Km/L。19時の電圧が24.6Vしかない。今夜は節電が必要だ。

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