ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

西条まつり2日目、最大の見せ場とあっけない幕切れ(2014/10/16 その2)

2014年10月16日 | 2014/10 四国のたび3(まつり)
 川の向かい側で太鼓の音が聞こえるようになった14時過ぎに、加茂川の神社側の河川敷に来た。しばらくすると伊曽の橋をだんじりが渡り始めた。


 これは川のこちら側(神社側の)だんじりらしい、合計で11台がこちら側の河川敷に次々に渡ってきて少しパフォーマンスも入れて並んでいく。





 自分の座っていた場所が「安知生」のだんじりのすぐ後ろで、そこの皆さんの動きを観察してみた。既婚らしき女性陣は早速、だんじりのすぐ上の、岸のコンクリートの段に座ってサポート体制。(自分もそこに座っていた)男衆は夜に備えてだんじりに提灯を取り付け始めた。そして夕食のおにぎりの配給など。目の前の「安知生」の肝いりさんは余っても仕方ないからと、ギャラリーにもおにぎりのパックを配ってくれたのでありがたく頂いた。



 その後、川に入る人たちは携帯や紙幣、ライターなどを奥さんや恋人?に預けて身軽になって川入りに備えている。
  

 一方で隣り合わせた町内では一緒になって祭り歌を歌っていたりする。
  
ここで目の前のだんじりの走行タイヤを見てみれば、これはすごい、特注品らしい。となり同士でもかなり違う。(昨日軽自動車の流用と書いたが、レベルが違っていた)揺らすための仕掛けや積載の工夫、取り外しの工夫などが見て取れる。

川向こうの土手には残りのだんじりが並んできた。その様子も見事だ。




 両岸とも気分が盛り上がってきた。そこに伊曽乃神社のお神輿が川を渡ってきた。こちら側のだんじりがこの渡渉を妨げて、祭りの終わりを長引かせるというシナリオらしい。








  

 ところがこちらのだんじりが川の中でエイやソイヤやっているうちに、あっという間にお神輿は川から岸に上がってしまった。
 どうもこれでフィナーレのようだ。こちらのだんじりはまだ川に入って最後の気勢を上げているが、対岸のだんじりはもう帰り始めた。

 これが通に言わせると、どういう評価になるのかわからないが、何か消化不良のような、あっけないというか。対岸のだんじりがずらり並んで、提灯が夕景に並ぶさまをイメージしていたが、もやもやが残る。急いで対岸に渡ってみたが、順番に帰りを急ぐだんじりの列に行き合っただけ。



 振り返ってみると西条まつりの2日間の大きなイベントはほとんど未明の行事。暗闇の中の提灯が印象に残る。ところが最後は暗くなる前の中途半端なところで終わるのは、見るほうとしては残念。しかし、祭りの参加者はこれから自分の町に帰ってそこから一騒ぎして祭りが終わるわけで、フィナーレはこれから。それを考えると、まつり全体を通しての違和感が理解できた。この祭りは見ている人の祭りではなく、今まさに参加している人のまつりなのだと。昨日の伊曽乃神社でも、来ている人の7、8割は各だんじりのはっぴを着た参加者だ。オーディエンスの反応など気にしない。参加している人が楽しければいいという本当の祭りの原点を見たような気がした。


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圧倒の迫力、壮観西条まつり 2(伊曽乃神社祭礼) (2014/10/15午後)

2014年10月15日 | 2014/10 四国のたび3(まつり)
 今朝はまつりの興奮のままに1本の缶ビールを飲んで、6時半ごろふとんにもぐりこんだら、10時過ぎまで寝ていた。各だんじりとも宮出しの後は自由運行ということらしいので、ブログの更新をして午後からだんじりの追っかけをすることにした。自転車で西条駅まで行って、駅の駐輪場に自転車を置いて歩いて各町を歩こうという計画だった。
 西条駅に行くまでの道でも、いくつかのだんじりと行き会った。





 何人かの人が黄色の領収書つづりみたいなものを持っているので、自分の町内でお花集めをしているのだろう。

 ところが伊予西条駅に着くと20台くらいのだんじりが集結して、休んだりかき上げてパフォーマンスをしている。 







 そういうことなら、今の時間はそれぞれの町にこだわってもしかたないのかな。でも例のみこしは提灯のない状態で見たかったので、当てはなかったが歩き回って見た。それにしても今日のだんじりの運行はちょっと間延びした感じで、深夜の熱気がない。まあいつもいつもヒートアップはしていられないし、適当なところで眠らなければならない。と思って見ると今日の自由運行の主体は深夜の若者ではなくて、言い方は良くないが女子供とおじさんだ。だんじりは道路を引いて歩けるように、左右に12インチくらいのタイヤと後ろに補助輪を装備した架台に乗せられるようになっている。(車軸にはリーフスプリングまでついている。さては軽自動車の車軸の流用かな)このため、引っ張っていくだけなら力はそれほどいらない。

 あちこち歩き回っているうちについにみこしを発見。追いついて、提灯のない姿を見た。車輪は平安朝の牛車の車輪で本体はどういえばいいのか不思議な造形。





 これで今日はクルマに戻る。明日の午前2時がお旅所での宮出しだ。そして5時から17時くらいまで全だんじりが巡行コースを回るようだ。さてどこまで付いて行くか考えどころだ。それにしても祭りの衆は自分の町内を午前0時くらいに出て、最後に加茂川堤防まで行ってそれから自分の町に帰るのは20時ころだろうか。すごいハードなお祭りだ。

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圧倒の迫力、壮観西条まつり(伊曽乃神社祭礼) (2014/10/15)

2014年10月15日 | 2014/10 四国のたび3(まつり)
 午前1時に目を覚まして、1時半ごろに伊曽乃神社にでかける。
 神社に向かう道路にもすでに何台かのだんじりが到着して、神社境内に進むのを待っている。





 神社の一の鳥居の前の石段を担ぎ上げるところが見所のひとつということで、石段脇で見ていた。





重さは800キロくらいだそうだが、ここを担ぎ上げる様は迫力満点。次々とあがってくるというよりもかなり間隔をおいて到着する。奉納されるだんじりはなんと76台ということなので、いつまでもここにいるわけにもいかない。

 境内に進んでいくと参道の脇にはすでに到着しただんじりが並んでいる。



 どうやら拝殿の手前にある神門の前で1台1台が奉納のパフォーマンスをしている様子。神門の中に入って拝見した。









 

 

 神門の前でだんじりを高く上げる差し上げ、大きくゆらす、ぐるりと回る、大きく傾けるなど各台それぞれのパフォーマンスがある。なかには傾けすぎてあわや転倒というシーンや神門に寄り過ぎて屋根にぶつかり提灯が壊れて燃え出すものも。あっさりくるりと回して帰っていくと思ったら、また戻ってきて派手なパフォーマンスなどここで見ていて飽きない。それにしてもかき手の若い人を見ていると、こんなにも若い人がたくさんいるのだなと驚いてしまう。そしてこの熱気がすごい。自分の町内では決してこんなには盛り上がらない。
 
 3時半過ぎでまだ半分だそうだ。全体の様子も見たいと思い、だんじりが並べられた境内を歩く。それぞれのだんじりはどこの場所に落ち着くのかが決まっているようだ。壁にもたれて寝ている人や、他の町内の人と騒いでいる人などいろいろ。





 再び一の鳥居の石段に来た。ここの担ぎ上げは単純だが担ぎ手の若者が歯を食いしばっているところがいい。



 見ているうちに本町のだんじりがやってきた。



これがだんじりの最後だそうだ。このとき一の鳥居の前で5時を少し回ったところ。
この後にみこしが4台やってくるが、こちらは両側に大きな平安朝の牛車ような車輪がついている。そのため石段は上がらずに横の坂道を上がっていく。





このみこしは全体が提灯だらけでどんなものなのかよくわからなかった。また昼間に見てみたい。

 このあたりでもう5時半だ。神門前のパフォーマンスもまだ続くだろうが、そろそろ眠くなってきた。そろそろクルマに戻って寝ることにする。それにしても祭りの衆は元気だ。まだこのあと自分の町内までだんじりを引いて戻らなければならない。夕べもずっと酒を飲んで騒いでいたのだろうし、まつりの興奮かなあ。


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うどんたび3rd 五ハイ(High)目 追加版(2014/10/14)

2014年10月14日 | 2014/10 四国のたび3(まつり)
 うどんも今日が最終日。今日も午前中に3軒の店に行ってきた。
まずは池内うどん。ローカル色一杯の面白い製麺所。
 



ナビの指示のままに走ってきたがそれらしいところがない。引き返して見るとバス停の向かい側に「うどん」という看板が道路に向けて立てかけてある。やる気がないのか、看板などなくても千客万来なのか?看板の左手の家と家の間の暖簾があるところをくぐって入っていく。うどんの他にそばも扱っている。なるほど製麺所だ。あついのを頼んだら湯がいたうどんにねぎを載せて、うどんたれをかけたのを出してきた。こしがないというか歯切れのいいうどんで、自分としてはものたりない。後から入ってきた地元の方らしいご夫婦はそろってそばを注文していた。

次におなじみ山越うどん。台風後で時間も早いのでいつもの店の前の行列もない。今日は山かけの冷たいのでいってみた。珍しいごぼうのてんぷらがあったので取った。

 



ちょっと太目のうどんは歯ごたえ十分。冷たいのを頼んだのでこしがあって、たくさん口に入れると全部噛み切るまでにあごが疲れるくらい。ここのうどんは釜揚げ系に向いているのかもしれない。それでも讃岐うどんを食べたという満足感。ただしごぼうのてんぷらは冷たいのは判っていたが、揚げすぎで中がぱさぱさ。ここのてんぷらは総じてこんな感じだ。たぶんかけうどんのようにつゆが張ってある丼に放り込んでつゆを吸わせて丁度いいように作っているのかな。

最後においしいと評判のやまうち。

 



ここも面白い場所で、県道からわき道に入った先のちょっと高い場所にある。なんというか農家の庭先に上がっていく感じ。11日に行った「谷川製麺所」よりはよほどうどん屋らしいが、インパクトのある店構え。注文はひやあつのかけとれんこんのてんぷら。歯ごたえがあるが、歯切れがよくちょっと物足りない。れんこんはころもがたっぷりすぎて少しふにゃふにゃした。つゆはすこし辛口。

 明日の西条まつりのために今日のうちに西条に移動するが、その前に温泉。



新居浜温泉パナス。お湯は無色透明、無臭。含鉄Ⅱ・二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム炭酸水素・塩化物温泉という表示だった。写真のように南欧風の外観で、浴槽も青いタイルが張ってあって、内部も何となく欧風?。面白いのは露天風呂に檜の大きな桶のような浴槽と信楽風のかめの風呂が並んでいた。また源泉風呂という円形の浴室が別棟にあり、中はスチームサウナと30度強の源泉。これが淡褐色のお湯で、これが源泉なら内湯や露天のお湯は何だろう?とこかくここで十分汗をかいて、買い物をしてから西条に向かう。

 西条まつりのWEBページを見ると、祭りのために臨時の駐車場がいくつか用意されている。その中で祭礼のメインイベントが行われる場所に近い、加茂川べりの「トリム公園」で2日間車中泊をすることにした。ここは土手の道路を越えたところに常設のトイレがあって環境がいい。ただし街の中心部からは遠いので、そこは自転車が活躍する。到着したときは前日の16時ころとあってがらがらで、他には1台の軽自動車のみ。
 

落ち着いたところでさっそく自転車を下ろして、祭礼のある伊曽乃神社(いそのじんじゃ)に参拝。人気もまばらでまさに嵐の前の静けさ。
  





 ちょうど神社の神官による宵宮祭が行われるところ。

 それから西条の街の中を自転車でぶらぶら。

が商店街のアーケードの中は人もまばら、こんな雰囲気の中で祭りになるのかと思ったが、街のところどころにだんじり(屋台)が据えられて準備が進められている。まだ熱気は盛り上がらないがだんだん祭りらしくなってきた。






 
 夕刻になってくればだんじり(屋台)の提灯にろうそくが灯されて、あちこちの街角で(たぶん自分の町内だけ)でかき試しをしている。



 21時ころになると西条駅前付近に多数のだんじり(屋台)が集まってきてにぎやかになるそうだが、そろそろクルマに戻って夕食をとって早く寝て、明日の伊曽乃神社での宮出しに備えないといけない。何しろ明日は午前2時だ。

今日の走行は110.8キロ。燃費は10.4Km/L、田舎の国道を走ったらこのくらいはいかないと。

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うどんたび3rd 四ハイ(High)目 追加版(2014/10/13)

2014年10月13日 | 2014/10 四国のたび3(まつり)
 今日は台風19号がこちらに来るので、午前中にうどんを食べて洗濯をして、午後は避難することにした。
 朝8時半に「麺処綿谷」に肉ぶっかけを食べに行く。まだ雨は降ってはいないが、お客は少ない。
 



ここの牛肉ぶっかけは小でも量が通常の2倍くらいある。トッピングの棚でゲソ天がおいでおいでをしているが、ぐっと我慢してシンプルにうどんだけ。肉が甘辛くておいしい、次の機会に吉野家の牛丼みたいに玉子を入れてみようかな。うどんと牛肉をからめて食べてもいいし、うどんだけ食べてもぷりぷりとしている。これだけで腹9分目くらいまで来た。

 ここから滝宮に向かう途中のコインランドリーに立ち寄る。ここはXYZというショッピングセンターの一角にあって、次々とお客が入ってくる。洗濯機は空いていたがたくさんある乾燥機は待っている人が何人かいる。見ているとどうやら自宅で洗濯をして、乾燥だけここの大型乾燥機を利用するようだ。

 だんだん風雨が強くなってきて、次のうどんは伝説の土器川沿いの「なかむら」。この天候にもかかわらず、土手の道の店のはいり口に車の誘導をする人が立っていた。天候のこともあるので今日はここを最後にするのと、「なかむら」への期待が大きかったので、かけの大をもらってひやあつでいただく。

 



さよりのてんぷらもめずらしい。つゆは上品ないりこだしという感じ。うどんは讃岐にしてはちょっとだけ細い。のどごしはつるつるといいが、期待したほどではなかった。釜たまのほうがよかったかな。

 この後イオンモール綾川で少し買い物をして、16時ころ道の駅「滝宮」に避難してきた。地形的には安全なところだが、風が強くてクルマが時々ゆさゆさ揺れる。これも21時ごろには収まってくるだろう。


今日の走行はわずか26.4キロ。走り始めてすぐにDPDフィルター自動再生になったので、燃費は7.1Km/L。
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