演劇やまと塾公式ブログ

神奈川県大和市で活動している市民劇団「演劇やまと塾」のブログです☆なお、掲載されている画像、動画等の無断使用を禁じます。

一枚の物語

2010年02月18日 19時10分49秒 | Weblog
 こんばんは、元美術部です

昨日は新国立美術館のノワール展に顔を出してみました。
 やっぱりアマチュアとは違い感動できる絵が何点もありますね、そして、アマチュアとの一番の違いは「美しさ」ではなく「大きさ」でもなく「テクニック」でもない、僕が見て一番の違いは「表情」です。

 ノワールの描く人物画は一人ひとりかすかな表情があります。もちろん、今の画家さんの絵にもしっかりと表情はあります。でも違うのは、ノワールの方が実は表情自体は薄いんです。それでも、その描かれた方々の思っていることが伝わってきた気が僕はしました。
 特に僕の印象深かった絵は「麦藁帽子をかぶった少女」と云う絵
比較的無表情に近い少女の横顔を描いた絵のですが(あくまで僕は)その絵を見た一瞬のうちにその少女が泣いてるように見えたところです。涙などは一切かかれていないのですが、すでに頬を走った様に僕には見えました。

 ついでにもう一枚、「針仕事をする女性」確かこんなタイトルだったと思います。この絵は薄暗い部屋で裁縫をしている女性の絵なのですが、目立つのは横にある花、さんさんと輝く窓からの光、それを一身に受ける花、そして、かすかにあたる日の光を頼りに裁縫をする女性
 別にたいした絵ではありません。でも僕にはある種の物語のワンシーンに見えました。たぶんその女性が縫っているのは、すでに働いている夫のもの
もしくは、これから働きに出る息子のためにいいものを着せようと一生懸命になっているのか

 どちらにしても微笑ましく、とても幸せそうに見えたのを覚えています。


春フェステイバルIN大和参加の大和琵琶楽会

2010年02月18日 14時55分34秒 | Weblog
こんにちは。りんぶん班「夢の話」の水野です。
今夜も稽古があり、私がブログを書く日になると思われます。しかし、
今夜もあまり、読んでいただく方には面白い話題もないと思われますーーー。


昨日雙田春枝さんが、このブログに、演劇の創造は「荒地を耕し作り上げる喜び」と書いておられましたが、りんぶん班も毎日思考錯誤中。特に、「代役をたてずに稽古がしたい、」という悩みと格闘中です。稽古の遅れにあせります。


というわけで、明るい話題。本日は春フェステイバルに大和から、私達演劇やまと塾以外のたった一つの出演グループ「大和琵琶楽会」の紹介をさせていただきます。

この団体を私が知ったのは、もう5年前くらい。市の文化連盟に役員の代役で出席して、代表の鎌田義和さんを知りました。その年から、毎年秋の市文化連盟の演奏会にご案内を頂き、数回うかがいました。その都度、琵琶の音色、詩吟、舞の美しさに感心して帰宅いたしました。

日本古来の古典芸能の素晴らしさに、素人ながらも引き込まれておりましたが和楽についての私の知識はあまりに薄くーー。でした。
今年は、春フェステイバルの大和大会。やまと塾だけでなく、他の団体にも参加をいただきたいと、各方面にお声をかけましたが、この時期、どちらもご都合がつかず、、、、。
その中で一団体「大和琵琶楽会」が参加してくださることになったのです。

さて、その会について今回知るにおよび、驚きました。若い後継者が活躍する会でした。

大和琵琶楽会の指導を、2007年に継いだ鎌田義和さんの息子さん、鎌田薫水さんは
薩摩琵琶楽錦心流一水会の会員(37歳)で、2006年に全国の琵琶演奏家が競いあう
「日本琵琶楽コンクール」で優勝した実力をもつ新進気鋭の琵琶奏者。

薫水さんは、琵琶を始める前、ご両親から詩吟の手ほどきをうけ、初舞台は6歳。
99年に、「全国吟詠コンクール」で優勝。詩吟では橘 晃龍を名のっている方です。
お母様は、舞の名手で、橘 雨香さん。

今回の春フェステイバルでは、小学校2年生から、70代までと幅広い13名の出演で、
西郷隆盛・一寸法師・大山など7演目を用意しています。なかでも、
琵琶と吟舞 「吉田 松陰」を
鎌田 薫水の弦 と母の橘 雨香の舞で演じるのが見所かなと思っています。


4月4日(日曜日)
10時50分から60分の枠で演じます。
「大和琵琶楽会」の琵琶・詩吟・舞の観賞のために、
生涯学習センターホールに おはこびくださいませ。