大女優です。
今日は井上さんの演出講座(全3回)の最終会です。
前回与えられた課題に対し、3人が各30分ずつ与えられ、
その中で演出をし課題を上演するまでをみんなが観るというものです。
課題は岸田国士の「紙風船」の一部でA42枚のもの。役者は2名で
演出する人が選びました。
芝居仕立てにするもの、台本の状況を詳しく説明するもの、立ち位置やきっかけを
丁寧に指示するものなど、3人3様でそれぞれちがっていました。
発表後井上さんからは
・1回目の時に演出は台本をよく読み、主題と課題をつかむように言ったが、
主題については3人ともとらえられていたが、課題については課題がどこにあって
どのように解決するかは明白でなかった。
・今回は動きが作りにくい作品でこれをどのように解決するかが課題である。
・台本には・・・や間とかかれたところがあるが、そういうところを
解釈する必要がある。
・演出が台本について「わからない」という言葉はよくない。
わからないところを説明をつけてあげるのが演出。
演出は決めてあげないととダメ。そうでないと役者が困る。
などなど、アドバイスをいただきました。
役者もこれからは3パターンほど演技を考えて稽古に望むといいとも
言われました。
3回ともとても有意義な講座で井上さんには今後も色々教えていただきたいです。
3月にやるやまと芝居小屋も楽しみにしている、今回の講座が少しでも役に立てば
嬉しいといわれました。
期待に応えられるよう3月も頑張ろうと思いました。