青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

ポール・マッカートニー、シティ・フィールド Live 2009

2009-07-18 | 素晴らしかった興行・イベント

この夏のビッグ・イベントをニューヨークからレポートすることを、誇りに思います!7月17日の金曜日を、僕は忘れません!先週は東京でサイモンとガーファンクルのコンサートを観て、今日はポールのコンサートをニューヨークで観ました。

大リーグ・ニューヨーク・メッツの本拠地だったシェア・スタジアム。昨年取り壊しを迎えた際、その歴史の最後となったのは、ビリー・ジョエルのコンサートだった。そこにこの球場で1965年に史上初の球場コンサートを行ったビートルズの元メンバー、ポール・マッカートニーがゲストで出演し、歴史は幕を閉じた。

そしてこの7月17日の金曜日、米ニューヨークのメッツの新しい本拠地となった野球場、「Citi Field」で、再びポール・マッカートニーがコンサートを行なった。この球場は、昨年までメッツが本拠地にしていたシェア・スタジアムに替わる新球場だ。

2日連続のコンサートのチケットは、やや高額の値段の為か、実は当日も少し残っていた。しかしフタを開けると、超満員の大観衆を集めた!グッズ売り場も大盛況。売り場の雰囲気はどの国も同じ。60代以上のおじいさんも、ポールTシャツを購入してその場で着替えている。(笑)

“Drive My Car”で幕を開けたコンサート。この2日前にエド・サリバン劇場の大ひさしの上でライブを行っていたので、ポールのコンディションの良さは分かっていたが、相変わらず元気一杯のコンサートだった。ジョン・レノンに“Here Today”を、ジョージ・ハリスンには“Something”を捧げる恒例になったセットリストは安心して聴くことが出来る。

ただ、意外な選曲が2曲、この日演奏された。3曲目の“Only Mama Knows”と、“I'm Down”だ。

“I'm Down”は、9・17テロの追悼の際にもポールが披露した曲だが、今回はこの大不況によって演奏したのかも知れない。アメリカとは言え、ポールのコンサートを後何回見ることが出来るかは誰にも分からないとあって、家族連れでコンサートを楽しむ人が多かったような気がする。マイケル・ジャクソンの追悼に、“Say Say Say”を期待するという会話もファンの間から聞こえてきていたが、さすがにそれは無かった。

しかしサプライズはやはりあった!アンコールの“I Saw Her Standing There”に、昨年のシェア・スタジアムでのラスト・コンサートを行なったビリー・ジョエルが今回は逆飛び入りし、ポールと共演したのだ!さすがにこれには、ニューヨークっ子も大喜びだった!こういうコンサートはアメリカならでは。日本とはどうしても会場の熱気が違います。

 

2009. July 17
Citi Field Live / Paul McCartney

Drive My Car
Jet
Only Mama Knows
Flaming Pie
Got To Get You Into My Life
Let Me Roll It ~ Foxy Lady
Highway
All My Loving
The Long And Winding Road
My Love
Blackbird
Here Today
Dance Tonight
Calico Skies
Mrs Vanderbilt
Eleanor Rigby
Sing The Changes
Band On The Run
Back In The U.S.S.R.
I'm Down
Something
I've Got A Feeling
Paperback Writer
A Day In The Life ~ Give Peace A Chance
Let It Be
Live And Let Die
Hey Jude

~Encore 1~
Day Tripper
Lady Madonna
I Saw Her Standing There

~Encore 2~
Yesterday
Helter Skelter
Get Back
Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band (reprise) ~ The End