青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

「バイオニック・ジェミー」を忘れないで!

2021-02-04 | 青春・名画劇場

皆さん唐突ですが、“ジェミー・ソマーズ”という女性をご存知でしょうか?元プロテニス・プレイヤーで、教員をしている女性です。え?知らない?地上最強の美女と言われたんですけど・・・。

あ、「バイオニック・ジェミー」と言えばお分かりですか?(笑)1977年から日本テレビ系列で放送された、海外TV映画の大ヒット番組です。アメリカでの放送から1年遅れで放送されていたのも、古き時代を思い出させます。原題は「THE BIONIC WOMAN」。バイオニック・ジェミーの方がピタリと来るのは、僕のような年齢層の方々でしょう。

主人公を演じたリンゼイ・ワグナーは、この1本でスターダムに上り詰め、日本でもロッテのチョコレートのCMに出演。ジェミーの人気で、それ以前に作られた「ふたり」(「イージーライダー」のピーター・フォンダ共演)と「ペーパー・チェイス」という青春映画が知られたほど。

「600万ドルの男」ステーブ・オースティンがジェミーの恋人ですから、ゲスト出演させた時なんて、Wライダー登場!みたいなもので、とても楽しめました。元々は「600万ドルの男」の1話だった、ジェミーの物語をあまりの反響の大きさからスピン・オフさせて始まった「バイオニック・ジェミー」。可憐な女性がスーパーパワーを発揮すると言う設定と共に、主演のリンゼイ・ワグナーの魅力、そして吹き替えの田島令子さんの名演とあいまって日本でも爆発的な人気を得ました。

かつてはDVDも発売されていましたが、失礼ながらマイナーな所からの発売であった為、既に廃盤となっていますが、この日本版はアメリカ版を基にしたものではなく、日本TV放送版から制作しており、あくまでも田島さんの吹替えを活かそうというものでした。ジェミーの人気は「刑事コロンボ」の小池朝雄の吹替えと同じように、田島令子さんの吹替えの魅力によるところが大だったと僕は考えます。

雑誌の「ロードショー」や「スクリーン」なんかを調べて、ファンレターを英語で何通も書きました。そして直筆のサイン入りのポートレートを手に入れた時は嬉しかったものです。