青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

神戸・震災前の風景 ~ゲイロード

2021-02-15 | 昭和の喫茶店

阪神淡路大震災の関係で1つ書きたい思い出があります。喫茶店ではなく、レストランなのですが、ご存知の方いらっしゃいますか?

神戸にある「ゲイロード」というインド料理のお店です。港・神戸はあの震災で、街並みが変わってしまいました。だから、思い出の場所やお店、消えた所が多過ぎます。

初めてこのお店に行ったのは、1982年の夏でした。ナスターシャ・キンスキー主演の「キャット・ピープル」を観た日の夜。

上の地図の場所、明治生命ビルの地下1階。キャンドルライトが灯る店内は、外国人ばかりで、日本人は僕だけでした。オーダーも英語で言われて、英語で返したら、両サイドの外国人たちから話しかけられ、いろいろ日本について下手な英語で説明した会話が楽しかったの覚えています。

その後も何度かここに行きましたが、車でドライブが出来るようになって以降は、ポートアイランド内のダイエーの敷地の一角に、ポーアイ店が出来たので、ドライブがてら、こっちに行くようになりました。



結婚~子供が生まれると共に疎遠になり、あの大震災。お店は両方とも震災で無くなりました。

それから何年も経って2000年代に入ってから、中山手通の関帝廟(三国志の関羽を祀っている場所)近くのビルの4階で、営業を開始しているのを知り、何度か足を運びましたが、ここも閉店。その後僕は10年ほど関東に居を移して働きました。東日本大震災、横浜事変後、大阪に戻り自分で会社をスタートさせた時、このお店が神戸市立博物館の正面にあるビルの地下で再開していたのを知り、再びお店に再会。懐かしい味を楽しみました。

今では垂水にもお店があるのですが、最近は行っていません。僕の胃が老化してきたのか(笑)スパイスでお腹が痛くなったのです。その時たまたまだったのかも知れませんが、これまでにそんなことは無かったので、無理は止めようと決意しました。当初は異国情緒あふれ、外国人が多く、まるで香港のお店にいるような気分がしたものですが、最後の方では日本人の家族連れが普通に来るような雰囲気のお店になってしまい、がっかり。

僕と付き合いの深い友人は、ここに誘われた人もいると思います。また素敵な女性をエスコートするお店でもありました。(笑)僕にはいろいろな思い出があり、でも場所が僕の仕事のように転々としたお店。(笑)

メニューは上の写真のコースが最高でした。82年当時、この豪華さが4,500円だったのです。