青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

みちのく1人旅

2008-11-01 | ぶらり散歩

今日の話は僕の出張レポートです。青森・新潟を馬鹿にした記事ではありませんが、不快感を持たれた方がいらっしゃいましたらご容赦下さいますよう、お願い申し上げます。

久々に出張となると、いろいろなことが経験出来ます。今週は青森~新潟と回って来ました。僕は青函連絡船が廃止されて後、この地方に行くのは初めてで、皆さんが笑うくらい1つ1つが驚きの連続となった今回の旅でした。

まず当日にならないと出発が確定しなかったことがあり、新幹線の切符の手配に困りました。そこでネットから新幹線の切符を手配して駅で受け取るという「えきねっと」に申し込みをしました。これは便利ですね。インターネット環境から1発で切符を手配出来る。今まで新幹線を利用するごとに、切符の購入に並んでいたのは一体何だったのか?(笑)今回の出張が無ければこのシステムを使うのはもっと後になっていたでしょう。

さて東京に到着、切符を発券し、改札をくぐる時でした。

やってしまいましたよ!

いつものようにSuicaをかざしてしまった!駅員さんに言って取り消してもらいました。いつもの癖って怖いですね。で、もう1度切符で改札を通過。使い慣れた東海道新幹線ではなく、東北新幹線です。乗るのは「はやて」。格好いい新幹線じゃないですか!初めて見たボディカラーもなかなか。で、ホームの掲示を見ると・・・ん??


「はやて・こまち」??

表示が「はやて・こまち」なんです!


僕が乗るのは「はやて」。「こまち」は秋田に行く新幹線のハズ。ところが同じ時刻に同じホームから2本の新幹線が出発するハズがない!一体どういうことだと駅員さんに訊くと、


「このホームでいいです。」
「いや、こまちには乗らない」
「はやてに乗るんでしょ?」
「だからどうして2台の表示なの?」


見かねた売店のおばちゃんが「はやてとこまちは、連結していて、途中で2つに分かれるの。はやてならもっと前の方に行かないと。ここじゃダメ。駅員さん、きちんと説明してあげなさいよ!」と言ってくれました。おばちゃんありがとう!いや、そんなことになっているとは夢にも思いませんでした。まるでどこかのローカル線みたいで。

で、わくわくとして「はやて」に乗り込みましたが、何せ4時間の旅。腰が痛くなるかな?と思いながら、まず食事をすることに。しかし車内は満員。しかもおっさんばっかり。なんかむさ苦しい雰囲気。ほんの数人だけ女性の会社員とおぼしき人が車内にいるのですが、左右をおっさんに囲まれ、嫌そうな顔。いくら指定席でも男二人の真ん中に座らせず、窓際か通路側に代わってやればいいのに・・・両サイドの男は「当たり!」みたいな顔をしてニコニコ顔。マジで気持ち悪いおっさん達です。

まあ、他人のことに口を出すのも・・・と、食事にかかろうとすると・・・臭い!

周囲のおっさんども、みんな靴を脱ぎ始めたのです。しかも靴下までずらしたりして。

「いい加減にしろ!臭い!」と怒鳴りたいのをこらえていると、今度は缶ビールを飲み始め、おつまみまで食べだす。アルコールと足の臭いがブレンドしてたまらない!あのなあ、ビジネスマンなら公衆の場所でそんなことするなよ!ここはまだプライベート空間じゃないやろ!これでは食事をする気にもなれないので、横の二人に、


「臭いので靴を履いてもらえますか」とお願い。

「ええ?」と聞き返すので、

「あなたの足が非常に臭い!息も出来ないので靴を履いて欲しいとお願いしているのです。」と睨みつけると、二人でこそこそ会話をしてから靴を履いてくれた。

やはり話し合いはしてみるものです。しかし途中で

「足も疲れるし、みんな靴を脱いでいるので・・」と言って来たので、

「靴下を履き替えてくれるなら、どうぞ。禁煙車を選んでるのにタバコより性質が悪い!」とピシャリ!

盛岡で下車するまで彼らは静かにしてくれていました。盛岡を過ぎたら車内はガラガラ。意外と青森まで行く人は少なかったですね。

八戸に到着すると、僕の乗る青森行のホームの掲示板は電車の掲示板が出ているも、他のホームは全部次が最終となっており、おまけに人もホームにいない・・・何か田舎を感じました。でも僕が大阪に住んでいた時、家と市内では気温差5度。(笑)だから青森と東京の気温差5度が非常に懐かしく、スーツを着ていても汗をかかないのは快適です。青森に到着と同時に雨。ここはタクシーでホテルへ。晴れ男の僕は傘を使うことなくこの日を終えました。

さて問題が起きたのはホテルについてから。カードキーで部屋に入り、そのキーを壁に差し込めば電気もつくという標準装備ながら、ドアが開かない。押す引くを間違っているのでもなく、キーも正しく差し込んでいるのに開かない。「いい加減にせいよ」と心の中で思ったら開きました。

部屋に入るとカビ臭いとはいいませんが、およそこの立派なホテルに似つかわしくない雰囲気。どうも人の気配がする。手洗いに入ると、水回りも完全に乾燥している。嫌な予感を抑えながら、狭い部屋に似つかわしくない壁の絵を裏返すも何もない。ベットを持ち上げ調べると・・・やはりありました。


お札。 


「おさつ」ではありませんよ。「おふだ」です。おそらくこの部屋で何らかの形で亡くなられた方がいたのでしょう。フロントに電話しようと受話器を取ると、そこに埃。やはり普段は使われていない部屋だった。部屋のチェンジをお願いするも満室。「申し訳ございません」を繰り返すだけ。

夜中に4度ほど女性の「寂しい」という声に起こされましたが、「行くべきところに行きなさい。もう死んでるんだから。」と一言だけ言って寝ましたが、無事に朝を迎えることが出来ました。

朝、カーテンを開けると、「ご覧あれが竜飛岬・・」と思わず石川さゆりの「津軽海峡冬景色」が頭の中に。遥か向こうに見えるのは竜飛岬でした。

アポの時間までチェックアウトから時間があるので、歩いて50分ほど掛けて訪問先へ。途中さすが・・と思ったのは「縦の信号機」と「階段の上に乗った電話BOX」でした。どちらも積雪対策なのですね。思わず写真撮影!

上は青森らしいお店。下はもし記憶違いでなければ、今から30年ほど前に青森に来た時もあったラーメン屋だと思います。懐かしい!まあ、こんなそんなで仕事は首尾よく終わり、今度は新潟へ。これは大宮経由になるので、一旦埼玉まで戻るルートに。

しかし、その疲れを吹き飛ばしてくれたのが、上越新幹線のMAXスーパーエクスプレス。スーパー・スープレックスと聞こえたのが疲れを表していましたが(笑)この新幹線は何と2階建て。正直言います。2階建ての新幹線があることを知りませんでした。しかしこの横からの眺めはやぼったい。バスの横っ腹のようで冷蔵庫のようでもある。

行きは1階席。帰りは2階席でしたが、これがまた凄い!皆さん気を付けてほしいのですが、この新幹線の近くを女性はスカートで歩いてはいけません。目線がホームの高さになるので、スカートの中が容易に見えます。くれぐれも車両から離れて歩きましょう。車内も狭く感じます。天井が低いのでしょう。

新潟でまず笑ったのが、新潟駅から在来線に乗り換えるのに20分もある。ホームに行くと電車が来ているのにドアは閉まったまま。他に誰もいないホーム。東京駅の東海道線のように掃除中は閉まっているのだろうと思って10分も待ったろうか。後から来た人が、ドアを自分で開けて車内に消えたのです。そしてまたドアは閉じられた。よく見ると・・


セルフサービスです!

 

降りる時も驚きました。車内にボタンがあって、降りる人が自分でドアを開けて降りるのです。駅に到着した時、ボ~っと立ってドアが開くのを待っていると、後ろの人が迷惑そうに、ボタンを押してドアを開けて降りました。驚きましたよ!無人駅には驚きませんでしたが・・・。

無事目的地に着いたものの商談先が田舎で、食事を食べる場所がない!相手の場所を確認出来てから食事をするのが私の習慣ですが、食事場所を探して歩く歩く。やっと見つけたのが・・・・

何で新潟まで来て、自分が住んでいる「横浜」のラーメンを食べる羽目になるの!と怒りながらも雨が降って来たので選択の余地なくここで食事。

全てを終えて東京へ戻る新幹線は今度は2階席!思わず上から目線ですが、1階席より天井が低く狭いですね。上越新幹線を利用する時は1階席がお薦めです。とにかく疲れた2日間でした。



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