大阪万博に関連する記事が続きましたが、もう1つだけ!これは書かない訳にはいかない思い出があります。万博終了後もエキスポランドは、僕が社会人になるまではおろか、子供を連れて行くまで営業を続け、2009年に閉園しました。1970年の開園からの40年にも渡る歴史の中で、最も思い出に残ったことは・・・
学校をサボって、平日の休演日に行われた仮面ライダーのロケを、エキスポランドに忍び込んで見学したことです!
このジェットコースター「ダイダラザウルス」の線路の上に立っているのは、紛れもない俳優、藤岡弘です。墜落防止のネットも無く、ここに立った藤岡弘こと仮面ライダー本郷猛を見て、「ライダーもショッカーも本当はいるのか?」と、僕は一瞬錯覚しました。(笑)すごい役者根性です!
ダイダラザウルスは、全長682mから1186mの4種類5コースのジェットコースター。5コース一斉にスタートし、同時に到着しました。当時、全国で最も怖いジェットコースターと謳われていました。
大屋根が残る太陽の塔があった時代、万博が終了し、まだ万博公園としてオープンする前のロケだったと記憶しています。ダイダラザウルスの上で、格闘シーンを撮影する藤岡弘と大野剣友会の人達には驚くばかりでした。
バイクには藤岡弘が、本郷猛として乗っていましたし、変身後の仮面ライダーに扮して、サイクロン号を駆っていたのも藤岡弘自身でした。
この時撮影したものが、初期オープニングの映像の一部と第7話「死神カメレオン 決斗!万博跡」で使われたのです。
とても残念なことは、上は放送で使われた「オープニング」と「死神カメレオン」の後編「死神カメレオン 決斗!万博跡」で使われたカットと、その場所を2008年に訪ねた写真ですが、もうこの場所すら残っていないということです。2009年のエキスポランド閉園後、2015年に「エキスポシティ」として生まれ変わってしまったからです。今となっては太陽の塔が残る万博記念公園が大阪万博を伝える場所として残っていますが、子供たちや多くの若者、親子連れに楽しまれたエキスポランドを伝えるものは、残っていません。