東洋一と謳われた「新三国グランドボウル」でしたが、急降下したボウリング人気により、あちこちのボウリング場が閉鎖となり、その波はこの新三国GBにも押し寄せて来ました。
新三国橋北詰付近から南西を望んで撮影した、昭和55年（1980年）当時の「新三国GB」です。目の前の道は国道176号線です。
ボウリングブームが下火になったことで新三国GBは、昭和54年（1979年）にボウリング場の60レーンをローラースケート場に改装し、「アメリカン・ローラー81」をオープンしました。
映画「ハスラー2」の大ヒットでビリヤードが大ブームになった80年代中期には、プールバーも開設。いろんな環境の変化に順応しながら新三国GBは時代を生き延びて行きます。
阪神大震災によって1年間の休業もありましたが、翌1997年総合アミューズメント施設「新三国アルゴ」としてリューアル・オープンを遂げ、ゲームセンター、カラオケ、ボーリング場（60レーン）、麻雀、バスケット、ビリヤード、卓球、パチンコが一体となった総合アミューズメント施設『新三国アルゴ』として生まれ変わりました。中でも「セガワールド」関西最大級のゲームセンターでしたが、ローラースケートは姿を消しました。
そして現在は、2013年のリニューアル・オープンによって「アルゴセブン」として健在ですが、ボウリング場は24レーンに縮小されています。新たに設置されたのは浴場「あるごの湯」。今後もどのような変化を遂げて行くのでしょう。
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ぼくらの60~70年代熱中記
黒沢 哲哉
いそっぷ社
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