青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

正露丸 ~ラッパのマークの見える景色

2022-02-20 | 昭和・懐かしい北摂の風景

北京五輪もやっと終わりました。アスリートには悪いけど、日本の金はいくつだとか国威掲揚の為にスポーツを利用するのは良くないし、中身はほとんどプロ選手が、税金を使って五輪に出場するのも今の時代にそぐわない。スポーツは個人のものとして楽しみ、国際大会に出場するのであれば、個人として出場すれば良い。ほとんど職業のようになっているのに、税金で競技生活を送ることには疑問符が付きます。

東京五輪に続き、北京五輪も後味の悪さが残り過ぎました。ロシアを中心に特に女子フィギュアスケートで問題が起きましたが、アスリートも含め関係者一同の競技への取り組み方が間違っているし、金儲けに走るIOCの不可解な裁定も、五輪の影でのロシアや中国の政治的な動きも全てがうさん臭かった。

話は変わりますが、ラッパのマークで有名な大幸薬品の「正露丸」。日露戦争の間「クレオソート丸」が、当時の流行語でロシアを征伐するという意味で、「征露丸」と名付けられて使われました。これが今日でも使われている訳ですが、1949年に国際信義上「征」の字を使うことには好ましくないとの行政指導があり、現在の「正露丸」と改められました。

写真は昭和50年(1975年)頃の、大阪府吹田市内本町の「高浜橋」です。細い橋脚と太い橋脚を組み合わせて使っているのが特徴です。

橋の向こうに、正露丸の大幸薬品の本社ビルと工場が見えますが、昭和47年に竣工しました。そして本社機能は平成26年に大阪市内に移転。

現在は高浜橋も架け替えられ、馴染みのあるラッパのマークも見ることが出来なくなりました。また、この工場も京都の関西文化学術研究都市への全面移転が検討されているそうです。この現在の景色も、また移り変わるのでしょう。



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