海外でこれだけは聞きたくない・・・というのが、僕にとっては関西弁。(笑)海外で日本語を聞くだけでも雰囲気が壊れる時もあるのに、まして関西弁はキツイ!例えばルーブル美術館でお目当ての絵画を見ている時、「あ、あった、あった。こっちやこっちやで。」なんて聞こえてきたら・・・。しかもその声がでかい!大阪人の声は僕もそうですが、一般的にでかいのです!
僕が新卒で営業の道に入った時、販売しているものが高額商品ですので少しは上品に・・なんて思って話していたら、お客様の方から「あんた、もっと大きな声で話さな分からへんがな。しっかりしい!」と言われました。(笑)法人相手の商談でもおとなしくしていると、「なんや、こいつ。腹の中で何考えとんねん。」と不信感を持たれかねない。
大阪では、言いたいことは大きな声でハッキリと伝えるのが当たり前。しかも相手の目を見て!これって海外ではコミュニケーションに役立ちます。僕はこのおかげで、海外で損をしたことは全くありません。(笑)「あのなあ、ここだけの話やけどな」という声自体が、周りに丸聞こえの大阪人。どうかと思いながらも、愛嬌があります。
そして関西人には、「関西弁が好き」という人が非常に多い。「何語が話せますか?」と問われ、「英語と日本語と関西弁」と答える人が多い!(笑)ジョークとは言え、関西人が関西弁が好きである証拠だろうと思う。
次に関西人は擬音を使う会話が得意。例えば道を尋ねられた時。「ここをターっと真っ直ぐ行って、突き当りを右にガーっと行った所です。」なんて答える。仕事の最中でも「パッパーとやってしまおう!」とか。ぼやぼやしてると早くしろと言う時「サッサとせいよ!」とかね。
もう1つ関西人の言葉の特徴を。関西で友人を誘うと、返事がYESの場合、「行こ、行こ」という言葉が返って来る。「昨日阪神の試合見たか?」「見た、見た」。大人も子供も返事に繰り返し言葉を使う。YESを表す場合は、その嬉しさの度合いを表すためであろうと思われますが、心に弾みがあるから出る言葉遣いだと僕は思います。
逆に「これいらん?」と、何かを出された時、不要であれば関西人は怒っていなくても、「いらん、いらん」と言うし、興味がないことに対しては「知らん、知らん」とか「ちゃう、ちゃう」と実に冷たい反応です。(笑)そこを深追いすると、「もうええ、もうええ」ととどめを刺されますのでご注意を!(笑)