関西では食べ物に、「お」や「さん」「ちゃん」をよく付ける。例えば「いなり寿司」は、「おいなりさん」。「揚げ」は「お揚げさん」、「いも」は「おいもさん」、「豆」も「お豆さん」となります。
また普段は仕事に厳しく、見た目のいかつい僕のような上司が、ふいに「アメちゃん、食べる?」とキャンディーを会社で差し出す。こんな風景は珍しくも無い。(笑)関西では女性だけではなく、男性も、食べ物に対して丁寧語や敬称を使います!
「さん」については、目上の人に対し、「様」では仰々しいが、呼び捨ても失礼。そこで親しみを込めて「さん」や「はん」と呼ぶようになったらしい。秀吉は「太閤さん」だし、松下幸之助は「幸之助はん」。小林一三は「一三はん」と呼ばれる。
日頃からお世話になっている食べ物にも、感謝と親しみを込めて「さん」をつけるのが、関西人なのです。(笑)
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