昨日の奇妙なモニュメントは、梅田・阪急百貨店前の天井でした
いつも見慣れた光景も、少し違う角度から見ると分からないことが結構あります。
SNS社会と言うけれど、行間を読めない人は勿論、文字では気持ちを相手に十分伝えることが出来ない。SNSでは罵詈雑言をまくし立てることが出来ても、リアル社会では発言する機会が与えられない人、弱い立場で小さくなっている人もいます。このコミュニケーションの「歪み」が、脱コロナの邪魔をしている。
早く収束させたいと思うのは、誰もが同じ。でも、その為に何をするかにまとまりが全くない。コロナに感染するとどうなるのか、怖いのか怖くないのか?この認識さえ、各々が違う認識を持っている。だから、人々の行動もバラバラ。しかし、ウイルスの方は人から人へと渡り歩くという統一した行動を取る。人がウイルスに勝てないのも納得です。
物事をいろいろな角度から見る。いろんな意見が出て来るので、それをいかに総合的に判断し、事実を導き出すか・・・それを行うのが専門家であり、ひいては国のリーダーたちのやることなのですが、利権やステイタスを守るためになのか、誰もそれをしないし、国民も政治家や専門家の意見を疑ったり、それに従わない。人を動かす強力な力を持ったリーダー不在なのが、今の日本という国です。
だから、コロナ新規感染者数の1週間合計数、日本が世界一になっても、「これは不名誉だ。国益を損なうことだ。直ちに行動を改めよう!」と声を大にして発信する人もいない。情報を精査するだの、慎重に考えるだの、行動よりも机上の空論で胡麻化す人ばかり。政治家たち専門家たちは、「自分の言葉では、国民が動かない」ことを突き付けられるのが怖いのでしょう。
これからの日本の中心である若者には、もっと日本人としての強い「絆」を持ってもらいたいと願うばかりです。