大阪府吹田市の交番襲撃事件で、本日20日「逆転無罪」判決が出ました。
警察官を刺し拳銃を奪った罪に問われた36歳の被告男性の裁判で、大阪高裁は1審の有罪判決を破棄し無罪の判決を言い渡しました。
判決で大阪高裁は「重い統合失調症による病的体験に直接支配されて行動制御能力を喪失していて、心神喪失の状態だった」と、責任能力がなかったと認めました。
こういう判決が出る度に毎回思うことは、人の命を奪ったり、大怪我をさせたりするようなことを行っても責任能力を問えない人間が、自由に行動することをなぜ認めるのか？ということ。そういう人が何か事件を起こし、人生を狂わされる被害者が出てから「責任能力が無いので無罪」では、被害者やその関係者は納得出来ない。少なくとも僕は納得出来ません。
普通に真面目に日々の生活を送っている人が、ある日突然あり得ない人間とその行動によって、全てを失う。そんな世の中に存在価値の無い人間には弁護の機会が与えられ、何ひとつ悪くない人は、二度と語る事すら出来ない永遠の眠りにつく。
綺麗ごとや理屈ではなく、被害者もしくは遺族が納得出来る法整備を行って欲しい。
毎日のように起きる高齢者による交通事故。勝手に自損事故を起こすならまだしも、働き盛りの人や若者・子供の命を奪う。交通事故報道の加害者の年齢を見る度に、ため息が出ます。
今の法律は僕にとっては「絵に描いた餅」だらけです。スパイ防止法であるとか、無くてはならない法律も無く、自国を防衛するための軍隊も持たない。臆病者の理屈や理論が、一体いつまで日本ではまかり通るのだろう。
北朝鮮に拉致されたら国は助けてくれない。理屈の通らない極悪人に「抗議」して何になるのか？解決の為にはどうすれば良いのか分かっていても、それが出来ない法律と、それをしたくない政治家たち。口先ばかりで行動を起こさない日本。
ベトナムからの技能実習生の犯罪も急増している。特殊詐欺に電動自転車のバッテリー泥棒等々。技能実習という制度によって利益を受けている企業は、そういう人達が犯罪を行うこと無く帰国するまでの責任を負って欲しい。派遣と言う制度を作り出して社会構造を崩し、派遣の旨味が少なくなれば外国人を使う。こんな社会に変えてしまったのは誰なのか？
その結果、日本中で治安が悪化している。失うものが無い「無敵の人」を増やすような社会は正さないといけない。厳しい祖国で苦しい生活を送っていた外国人にとっては、日本の法律など恐れるに足りないのです。日本の警察の取り調べも裁判も、その結果の量刑も・・・甘過ぎるから犯罪が増えるのです。
やったもの勝ち・・・今の日本の社会・・・嫌な言葉が頭に浮かびます。
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はじめまして、法学―身近なのに知らなすぎる「これって法的にどうなの?」
遠藤研一郎
株式会社ウェッジ
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