今はファーストフードは珍しくも何ともありません。ハンバーガーやフライドチキンは馴染んでも、80年代にピザ屋さんは、まだまだこれからという時でした。そんな80年代に、お気に入りのピザ屋さんが梅田にありました。
ここ「ピザ・パテオ」は曽根崎警察、旭屋書店と続く「日興ビル」の地下1階、地下鉄東梅田駅の改札横からも直通の場所にあったビザのお店ですが、スパゲティやグラタンも捨てがたい味の名店でした。
このお店に初めて行った時に驚いたのが、ピザが空中を舞っている光景!
「生地はこうやって空中でのばすんです」と。
ファーストフーズのお店は、往々にしてガチャガチャゴチャゴチャ人の出入りも激しくて、落ち着きにくい。食べるのみのスペースという感じですが、ここは違いました。
茶色がベースカラーで、テーブルは古木。照明も若干落としているので、食べるだけではなく味わえるお店でした。
ピザの種類は決まった組み合わせが7種。他にいろんな組み合わせも注文でき、パティオミックス、和風ミックス、そしてハワイアンスペシャルで、全て1人前690円でした。サイズは4種類で、お腹の空き具合で加減が出来ました。大阪・梅田には、もっと落ち着けるお店が今後も増えて欲しいですね。