「空を見ろ!」「鳥だ!」「飛行機だ!」「いや、スーパーマンだ!」のキャッチフレーズに懐かしさを感じる人は、どれくらいいるのでしょうか。僕が子供の時は「トムとジェリー」などのアニメと同じように、スーパーマンのアニメがテレビで放送されていましたが、見ている友達は意外と少なかった記憶があります。
だから日本人は意外と、スーパーマンの胸の「S」マークの意味を知りません。最新のスーパーマン映画「マン・オブ・スティール」を見てしたり顔で、実はその意味は・・・と語る人が多いですが、それだけでは正解とは言えません。
スーパーマンのコスチュームが75年で21回も変わっているように、「S」マークの意味も設定が変わっているのです。当初は単純に、皆さんの想像通り「SUPERMAN」の頭文字「S」を意味していたのですが、後に、クリプトン星の名家であったエル家の家紋(地球のアルファベット文字「S」との酷似は偶然)という設定とされました。
そして今回の映画では、胸の「S」マークを「僕の世界では“希望”を意味する」とスーパーマンが語りました。このように設定が変わって来ているという事実を踏まえて、「S」マークの意味は「SUPERMAN」の頭文字「S」ではない!と断言するのはやめてほしいですね。アメリカの友人たちは、「今回、Sマークの意味を変えたのはどうだろう?」と、疑問を持つ人の方が多いと話してくれました。