世間の多くの人が、株は得をする人もいれば損をする人もいるもの・・と言っていますが、これが大間違い。それはギャンブル。株式取引は全員が得をしたり全員が損をすることもあるので、いわゆる賭け事・ギャンブルでは無い。そういうことを知らない大衆が手を出すからカモにされて、玄人筋(大資本を長期保有出来る人)だけが大儲け出来る仕組みになっている。(と、僕は考える。)
昨日、東京株式市場、歴史的な“暴落”の日。1987年のブラックマンデー時を超える過去最大の下げ幅になり、日経平均株価は去年10月以来の安値水準に。これは、円安が進み過ぎて成立していた株バブルが弾けただけと僕は考えるし、予想もしていました。歴史は繰り返しますから。
鈴木財務大臣は「緊張感をもって注視する」とコメント。市場に動揺が広がっていることについては、「新NISAは長期・積立・分散投資の重要性を考慮して冷静に判断をしていただきたい」と。
ところが今日はさすがに驚きました。昨日の歴史的大暴落から一転、本日6日の日経平均株価の上げ幅は一時、3400円を超えるなど大幅な値上がり。上げ幅はこれまでで最大だった1990年10月の2676円を超え、過去最大となりました。
財務省と金融庁、日銀が午後3時から緊急の会合を開き、金融市場の混乱を避けるための対応について話し合いを行ったくらいですから、こんな二日間を見ていて、僕のような素人には本当に何がどうなっているのか全く分かりません。
僕の友人にも退職金を新NISAにつぎ込んだ人間がいますが、今は青い顔をしています。「平和にのんびり生きたいのに、人生最大のような緊張感を味わった」と。
ただ、作られたかのような新NISAブームで、何も勉強せずに投資に新規参入して来た、いわゆるカモを逃がさないようにとの昨日の大臣の発言は笑止。こんなパニック売りが起きないように、ブームを演出するならもっと一般大衆には最低限の教育を施すべきで、その為には小中学校からアメリカのように、お金に関する授業を行う必要がある。いくら一部の金持ちが利益を上げていても、日本全体を見た時に日本人が損をしていては国力が低下するだけです。
でないと、将来、日本は金融株式後進国になり、肉体労働者(一般サラリーマン)ばかりの国になるでしょう。世間では起業・企業家もおだてられているけれど、本当に濡れ手に粟なのは投資家であることを教えないといけない。
日本人よ、今こそ勉強しよう。世界に後れを取ってはいけない やっぱり努力も苦労もせずに儲かるという甘い話は、世の中には絶対にない。たまに宝くじが当たったような運の良い人はいるけれど、儲けを出す人は必ず勉強や何かをしているのです。また、本当に儲かる話は、誰も他人に教えません。