青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

“ズルーレット”よりもサイコロでしょ!

2024-08-05 | 今を考える
批判相次ぐパリ五輪。柔道の代表戦で使われた「ルーレット」には呆れました。流石に回す前に誰もが予想した目が出たら、やらせと言われてしまうのも仕方がない。
 
 
国際柔道連盟の審判団の1人が、ソフトのスイッチをONにし、違う審判がストップボタンを押すと言われても、そもそもデジタルソフト自体に透明性がありません。選択肢は6つですから、「さいころ」を転がし、それを中継する方が絶対に透明性があります。
 
しかし、何よりも悪いのは、審判団が操作している様子を、誰も見ていなければ、中継もされていないということ。普通はその審判団がスイッチONにする場面を放送し、画面は会場内のスクリーンに移る。それが自然です。
 
不自然なことが起きた場合、作為的な何かを疑われるのは自然な流れ。その対策が何も為されていないことに驚きます。それにしても、このルーレットを「ずるーレット」と呼んだ人、いいセンスしていますね。
 
「AI」や「デジタル」という言葉が、あちこちに氾濫するようになって来ましたが、やはり人は、機械や人工知能を信用するのが難しいのでしょう。更に言えば、開催国フランスの運営や審判を信用していないというより、異議が出たり納得が行かない時に、最後は誰が聞いても「仕方がない」と、納得もしくは譲歩出来る一致点を示さない限り、人間の持つわだかまりや問題は解決しないということが分かりました。
 
その場で権威が疑われている審判が一方的に判定をごり押ししたり、裏金で真っ黒のバッハ会長が後から声明を出そうと、誰も納得しません。ルールがあっても、それを運用するのは最後は人間。人間の心の持ち方が問われる、パリ五輪になりました。
 
特にSNS等で選手等に誹謗中傷を繰り広げる人々には、心の持ち方について考えてもらいたいものです。

 



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