過日の欧州3ヶ国(ドイツ、ベルギー&オランダ)ツアー。
3日目。ブリュッセル。
オプショナルツアーとなっていた王立美術館見学。
何の予備知識もないままの入館でしたが、地元の日本人ガイドの説明を得て、有名絵画を見て回わりました。
ここでもあのルーベンスが他を圧倒するボリュウームを見せていました。「聖母被昇天」、「聖母戴冠」、「東方三博士の礼拝」に「シャルル・ド・コルド夫人の肖像」など。
また、この美術館では、ピーター・ブリューゲル(父子)の絵もたくさん展示されている由。その中から、代表作として「ベツレヘムの戸籍調査」と 「イカロスの墜落」を。
また、ヤン・マセイスの「ロトとその娘たち」も、その物語性から記憶に残りました。つまり、この絵は、二人の娘が父親に酒を飲ませた上で関係を持ち、それぞれ子をなすというものです。
これは、ロベルト・カンピンの「受胎告知」です。それまでの伝統的な手法を打ち破る当時(1565年作)としては、斬新的な手法による傑作だそうです。
これは、ディーリック・バウツの「オットー皇帝の裁判(正義の勝利)」です。不義を疑われて処刑された夫の無実を証明すべく、妻が皇帝に直訴しています。
いずれも、15~6世紀の絵画ですが、それぞれ特異の物語性があり興味深く拝見しました。展示室の写真は、ネットから拝借しました。