日本を代表するピアニスト小山実稚恵さんが、2006年から12年かけて行って来た「音の旅」24回が終了した。
これを受けて、ファンから要望の多かったアンコール公演(18年ツアー)が行われ、一昨日、札幌Kitaraでこれを聴いた。
何せ、12年もかけて(24回もの)コンサートを続けるというのはあまり例がないし、また、ご本人の根気もさることながら、選曲(全150曲)にも大いに苦労されたに相違ない。
今回の公演では、第1回からショパンの「舟歌(子守歌に続いて演奏)」と最終回の最後の曲となったベートヴェンのソナタ第32番をベースに、それぞれ編曲になる「シャコンヌ」に「献呈」、加えてラフマニノフのソナタというピアニステックな曲を絡ませるというプログラムであった。
演奏は、華麗でダイナミックな小山節健在とお見受けした。
ただ、少々気になったのは、ピアノ(スタインウェイ)の音が従来聴いていたそれと大分違っていたことである。ただ、何故そうなるのかはわからない。あるいは、小生の体調のせいかのかとも思うのだが・・・。