女性活躍推進法にもとづく男女賃金差の公表(従業員301人以上の企業に義務付け)を受け、しんぶん赤旗がこれらを集計した結果、平均は、男性労働者の賃金を100とした場合、女性のそれは全労働者平均で69.1%、正規雇用者で74.5%、非正規雇用者では78.5%とかなり低く抑えられていることがわかった。
他方、指導的立場にある経団連役員が所属する企業では、それぞれ66.6%、69.5%と64.2%と労働者平均を下回っている由。
これでは、格差是正が進まなくても無理ないと思った。
特に、格差がひどいのが金融・損保業で、例えば日本生命では、それぞれ38.5%、40.2%に32.6%と極端に低く抑えられているというから驚く。
一方で、女性の活躍や管理職への登用などが叫ばれる中、基本となる賃金でこれほど格差をつけていてはその実現は難しい。上表は、5日付けしんぶん赤旗から転載しました。