昨日、安倍元首相が奈良県で遊説中銃撃を受け死亡した。
国政選挙の最中、このようなテロが発生したことに驚愕する。
ところで、元首相のようなVIPには大勢のSPが同行、身辺警護に当たっていたはずだが、どうしてこうした蛮行を防げなかったのか。
警備責任は警察庁にあると思うが、現在、そのトップにあるのは中村格氏である。
ご記憶の向きもあろうが、同氏は、ジャーナリストの伊藤詩織氏に対し性的暴行を行ったとされる(安倍氏に近い)元TBSワシントン支局長山口敬之氏の逮捕を、直前になって職権で阻止したとされる人物である。
加えて同氏は、安倍氏や菅氏の覚えが良くトントン拍子に出世し、2021年9月以降、警察庁長官の任にある。
その警備体制下で、安倍氏が銃撃を受け死亡するとは何とも皮肉なめぐり合わせではないか。
蛇足:最高裁は7日、伊藤氏らが争っていた民事訴訟に対し「上告棄却」を決定し、(主として、山口氏に賠償責任があるとした)高裁判決が確定した。