今朝の新聞に、コロナ感染者の増加は、もはや「制御不能」との大見出しが踊っている。
五輪開催という楽観バイアスを、17日間もかけ続けたわけだから無理もない。感染者はもっと増えるだろうし、重症者も死者も増え続けるだろう。
こうなって見て、IOCがスガや小池(都知事)に金賞を贈った意味がわかろうというものである。つまり、日本国民の安全安心を担保に五輪を決行した功労賞としての意味合いである。
一方で「自粛宣言」を出しながら、五輪開催という「楽観バイアス」を踏み続けたら感染者は激増するというこんな簡単な図式を、何故施政者は理解できないのだろうか。
それは政権浮揚が目的だったからとされるが、直近の世論調査では、スガ政権の支持率は著しい低下を示し、政権維持の危険域とされる20%台なっている。
皮肉の極みである。
要は、コロナと国民を甘く見ていたということだろう。
とは言え、国民の安全安心をないがしろにした責任はとってもらわなければならない。即時、内閣の総辞職を要求しよう。