参議院選挙である。
ここ10年ほどの安倍・菅・岸田デタラメ政治を改めさせる上で、絶好のチャンス到来である。
もっとも、現在の自公や、維新などが唱える政策に惑わされることなく、戦争のない平和で豊かな日本を本気でつくろうという政党を選んでのことではあるが・・・。
党首討論などを聴いていて、最も滑稽に思うのは、ロシアのウクライナ侵略に便乗した「軍事費10兆円(GDP2%)拡大論」についてである。
第一に、年間5兆円を増額するというのだが、どこにそんな大金があるのか。予算の根拠も示さずこうした議論をする無責任さを大いに笑ってやろうではないか。
第二に、年間10兆円の軍事費と言えば、米国、中国に次ぐ世界第3位の軍事大国化する訳だが、これだけカネをかけてどこと戦争するつもりか、はっきり聴かせてもらおうではないか。
例えば、某ミサイル大国などが念頭にあるのかも知れないが、どんなに日本の軍備を増強しようと、そのミサイルでどこか1ヶ所でも原発が攻撃されれば、全土が核物質に汚染され何人も住めない国になることは、福一の事故から自明のことではないか。
また、防大の任官拒否者が大勢出たり、自衛官の採用がままなない状況の中で、米国の高価な兵器を大量に買い込んでも、誰がそれを操作し敵と闘うのか。
つまり、現代は「絶対に戦争をしてはならない・させてはならない」時代なのだ。ならば、軍備に今以上のカネを使うほどアホなことはないではないか。
この表を見て欲しい。
これは、地元のある婦人団体が作ったチラシからお借りしたものだが、5兆円の金があるならこんな風に使って欲しいものだ。