アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

My Favorite Analog!~バレンボイム「サンサーンス:交響曲第3番’オル ガン付き’」

2021年09月20日 | アーバンライフ

 

オーデイオ的にとても難しい曲。
曲趣は、オーケストラとパイプオルガンとのコラボなのだが、相手はモンスターのように大きく、実態のはっきりしない音源なので、これをうまく録音すること、逆に、録音された音源をうまく再生することが極めて難しい。

とは言え、オーケストラをバックにパイプオルガンが吠えまくるという楽曲が他にないので、あれこれやってみるのが現実だ。

拙宅には、この曲を収めたレコードが6枚あるが、それぞれ再生してみると、どれも帯に短したすきに長しでツボにはまるものがない。

その中にあって、ピアニストが本業のダニエル・バレンボイム氏がシカゴシンフォニーを振ったこのレコードが、オーディオ的に優れているので録音してライブラリーに加えた。

レコードの制作過程で、オーケストラとオルガンを分けて録音し、それらを編集してひとつに纏めたのがオーディオ的に成功したものと思われる。いずれにせよ、第2楽章後半の怒涛のような両者のコラボは聴きごたえ十分である。

収録曲

 サンサーンス 交響曲第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」

演奏

 シカゴ交響楽団 指揮:ダニエル・バレンボイム、オルガン:ガストン・リテール

録音 

 1975年5月 オーケストラパート(メディナ寺院~シカゴ)、同年6月 オルガンパート(シャルトル大聖堂~パリ)

 

 

 

コメント

面白い!~原田マハ著「キネマの神様」

2021年09月19日 | 読書三昧

 

山田洋次監督の同名映画の原作。
2007年7月~08年9月「別冊文藝春秋」連載、301頁。

物語~映画とギャンブルに明け暮れ、急病に倒れた挙句、多額の借金が発覚したダメ親父と40歳を前に突然会社を辞めてしまった娘に舞い降りた奇跡とは・・・。

兎に角面白い。小説を読む楽しさを満喫させてもらった。

勿論フィクションなのだが、どうせ小説を書くなら(世の作家諸氏には)こうしたワクワクするストーリー展開と納得の文章力を発揮した作品をお願いしたいものだ。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)

 

 

 

コメント

頬かむり

2021年09月18日 | ドラミング

昨日発売の「FRIDAY」誌に、ショッキングな写真が載った。
元参議院議員の河井案里氏が、素足にビーチサンダル履きで足立区小菅の東京拘置所の門を出るところを撮影した写真だ。

つまり、公職選挙法違反事件で実刑判決を受け収監されている元衆議院議員で法相だった夫の河井克行氏と面会した後の姿だという。

この事件は、自民党本部から提供された1億5千万円の資金を元に、支持者ら100名に3千万円近い現金をばらまいたものだが、元を質せば、安倍首相の指示で(案里氏を)無理筋の参院選に出したことにあるとされている。

夫婦にとって結果は散々だった訳だが、指示した側は頬かぶりしたままで何の説明もしないばかりか、責任を取るつもりもない。

この構図は、教育勅語を用いた教育等、右翼的先進教育の実践者として持ち上げていた籠池泰典氏に対する仕打ちにも共通するものである。

巨悪は安眠をむさぼり、国は限りなく腐敗し衰退して行く。これらに頬かむりする現下の自民党総裁選が茶番に見えても仕方あるまい。

 

 

 

コメント

秋色

2021年09月17日 | アーバンライフ

 

彼岸までまだ日があるが、当地(札幌郊外)はすっかり秋めいている。

昨日朝、散歩から戻った妻が、「市役所の温度計が7℃だった」と言っていた。

他方、小生は、本屋さんの帰りにスーパーの花屋さんに寄り、白い菊やリンドウなど秋色の花を買って来た。

そこに、ベランダで咲いているダリヤを添えてみたが、色合いも異なり少々違和感がある。

と言うことで、しばらくしたらリタイアということになりそうだ。

 

 

 

コメント

フレイルをぶっ飛ばせ!

2021年09月16日 | アーバンライフ

新しいメガネが出来て来たので、早速、ゴルフの練習場へ行って来た。

今度は良く見えるのである。

つまり、ボールを打った後の弾道のことである。

青い空をバックに、白球が弧を描いて飛ぶのを見ると胸がすっとする。
これは、何よりのフレイル克服になる。

ということで、昨日、妻を誘って練習場へ出かけ80球ほど打ったが、面白くなって、ドライバーをブンブン振り回してしまった。

練習を終わって帰ろうとしていたら、対面で打っていたサウスポーの彼が、「失礼ですが、お歳はおいくつですか?」と訊いてきた。

はて、と思いながら正直に「81です」答えたら、「そうですか」と一言。

歳の割にはいい当たりしているな、と思ったのかどうかわからないが、そう悪い気はしなかった。

 

 

 

コメント

My Favorite Analog!~スメタナ四重奏団「モーツアルト:弦楽四重奏曲”狩”」

2021年09月15日 | 音楽三昧

 

モーツアルトの有名な弦楽四重奏曲第17番「狩」。

第1楽章の出だしに、狩に使う角笛を思わせる旋律が出て来ることから、この愛称がついたとされる。

全体として、貴族たちが猟犬を先頭に、賑やかに狩に出発する様子を連想させる曲趣となっている。レコードには、第15番も収録されている。

クラシック音楽の大先輩、ハイドンに献呈された弦楽四重奏曲6曲の中の2曲である。

レコードは、1972年日本コロンビアが最新のPCM方式で録音し制作され、ノイズが少なく、透明度の高い音質が高く評価された。

 

 

 

コメント

吉村昭著「海馬」

2021年09月14日 | 読書三昧



カンヌ映画祭でパルムドールを獲得した「うなぎ」の原作「闇にひらめく」や、知床の海での海馬(トド)撃ちなど、生き物を仲立ちとして自然と共に生きる人々の営みを描いた短編7編を収める。新潮文庫288頁。

徹底した取材と硬派な文章で、文壇に確固とした位置を占めていた吉村昭。
彼の残した質の高い著作は、いつまでも生き続ける。

こうした良質の小説を読むと、昨今の筋書だけのそれなど読む気にならない。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)

 

 

 

コメント

休眼日

2021年09月13日 | アーバンライフ

眼が痛いので、今日はお休みにします。

 

@剣岳山頂(1991-08-15)

 

剣岳を望む@剣山荘(1991-08-16)

 

 

 

コメント

My Favorite Analog!~リヒテル・カラヤン「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番」

2021年09月12日 | 音楽三昧


当時、鉄のカーテンの向こう側に居て、幻の巨匠と称されていたソ連のピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルを世界に広く紹介するきっかけとなったカラヤン・ウイーン交響楽団とのチャイコフスキーピアノコンチェルト第1番。

その意味で、人類遺産的とも言うべき1枚である。

それは、強靭にしてナイーヴ、大胆にして繊細なスケールの大きな演奏で、聴く者を引きつけずにはおかない魔力をもっている。

収録曲 チャイコフスキー作曲

 ・ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
 ・スラヴ行進曲 作品31

演奏

 ・ウイーン交響楽団(ピアノ協奏曲)
 ・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(スラブ行進曲)

指揮

 ヘルベルト・フォン・カラヤン

録音 (協奏曲)は、1962年9月ウイーン楽友協会で行われた。

 

 

 

コメント

あ~ぁ、よく寝た。

2021年09月11日 | アーバンライフ

 

拙宅の手前味噌についてである。

今年3月に仕込んだのだが、6ヶ月の長い眠りから覚め、美味しい味噌となって姿を現した。

例年にない暑い夏を寝て暮らしたせいか、案の定、表面にはかなりのカビが生えていたが、これを取り除くと、中からは発酵の進んだ美しい味噌が姿を現した。

舐めてみると、例年になくこなれた美味しさのように思われた。

これからの3~4ヶ月間は、1日2回の味噌汁となって小生らの健康を支えてくれるわけである。

 

 

 

コメント