昨年秋、第18回ショパン国際ピアノコンクールで、第4位に入賞した小林愛実さんのコンペテションライブを聴いた。
先に、2位に入賞した反田恭平氏の演奏を、穏やかで説得力に満ちたものとご紹介したが、小林さんのそれは「たくましく情熱的」である。
それは、コンチェルト演奏中のスナップを拝見しても納得できよう。
彼女は、前回の経験を生かし、より積極的な演奏に心掛けたのではないかと思われる。
それにしても、情熱的で説得力のある演奏に拍手を送りたい。
収録曲(Disc2)
・ショパン/幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61
・同/バラード 第2番 ヘ長調 Op.38
・同/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
・同/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op11*
演奏
小林愛実(ピアノ)
アンドレイ・ボレイコ指揮ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
録音 2021年 M-plus Domestic ONIFCCD647