風のたより

つれづれに

ハンググライダー   (スタンウェルパーク)

2010-01-19 | オーストラリア滞在記  その2





     シドニーからちょっと足をのばすと、ハンググライダーやパラグライダーで有名なスポットのスタンウェル
     パークがあります。

     このスタンウェルパークは、どこまでも広がる青い海原や美しい海岸線を見渡せる崖の上の高台にあり、
     シドニーから近距離でゆっくりと時間を過ごすには最高の場所です。










     この日は絶好のハンググライダー日和だったようで、多くの愛好者がすでにスタンバイ状態!!
     ゴーサインの笛の音とともに崖からの風を受けて今まさに離陸寸前に遭遇しました。
     思わずカメラを構えた一瞬の間にグライダーがふわっと浮き上がり、、、、









     あっという間に青い空に、、、
     その先に広がる青い海と空!!
     それを緑の芝生の上で眺める人々から歓声が上がります。









     次々に準備されたハンググライダーがずらっと並び、飛び立つ瞬間を待っています。
     青い空にぽっかりと浮かぶ姿は、まさにスカイスポーツそのものですね。









     またもや離陸の瞬間です。
     このハンググライダーは、搭乗者がベルトに吊り下がった(hang)状態でグライダー(glider)に乗ること
     からハング・グライダー(hang glider)と呼ばれるらしいのですが、まじかでみるとよくわかりますね。
     ちょっと助走をつけて、、、、









     海からの上昇気流に乗って今まさにテイクオフ!!










     そしてまたもやあっという間に青空に吸い込まれていき、上昇気流に乗ってひらりひらりといかにも気持
     よさそうに漂っています。











     眼下には打ち寄せる波と長い海岸線が、、、










     そしてまるで鳥のように、、、











     それもそのはずで、このハンググライダーの組み立てを見ていると、鳥の羽のように広げた翼の部分には
     パイプの様なものが付けられて本当に鳥の羽根といった感じです。


     人間はいつか鳥のように飛びたいと思っていたのでしょうね。










     そしてこちらが本物の海鳥。飛んでる姿とっても似てますね。










     いつの間にかいくつかのハンググライダーが海原の上空にいっぱいになり、風を受けて右に左に、、、











     そのむこうには、海岸線沿いに走るGrand Pacific Drive という今走ってきたドライブコースが見渡せ
     素晴らしい眺めです。
     今回も娘の運転で贅沢なドライブを楽しむことができました。


     この絶景とともに初めて目にしたハンググライダーの雄大な光景に感激し、仕事の合間の休日を利用して
     ドライブに誘ってくれた娘にも感謝でした。



Day Tripper

2010-01-13 | オーストラリア滞在記  その2



     シドニーにはいっぱい楽しめる事が多いですが、先日娘と利用した“Day Tripper”もその
     一つです。
     “Day Tripper”とは、17ドル(約1500円位)のチケットを購入すればバス、電車、
     フェリーを一日乗り放題という観光客にとってはありがたいシステムで、これも娘が事前に
     購入してくれていました。





     バスや電車の乗り放題に加え、シドニーでは特に湾めぐりが出来るフェリーが魅力です。
     この日も先ずバスでフェリーの出発場所のサーキュラキーまで行き、一回目はParamataと
     いう所へフェリーで向かいます。
     出発してすぐにフェリーはハーバーブリッジを通過しシドニー湾に出ます。
     ちょっと曇り空気味でしたが、やっぱりフェリーは気分がいいですね。





     心地よい海風を受けながら、シドニー湾側から見るシドニーの街の風景も綺麗です。
     Paramataからはバスと電車を乗り継ぎベトナム人街があるCabramataという所へ。




     ここまで来るとアジアの香りがいっぱいで、まるで違う国にでも来た感じがしますが、ここ
     もシドニーとのこと。





     ベトナムからの移民が多い場所のようでお店に並ぶ商品や果物も珍しいものばかり。
     ここでちょっとした衣類を買ったり変わった飲み物を飲んだり、、、




     ここで急なスコールにあい商店街の中で雨宿り。その後またかっと晴れてきました。
     いったんサーキュラキーに戻り二度目のフェリーに乗船。





     今度は海に突き出た高い岩場で有名なWatsons Bayへ。
     このWatsons Bayに行くまでにフェリーはDouble Bay, Rose Bey という二つの湾を
     通過します。








     そして三つ目がWatsons Bayですが、いずれも海沿いの高級住宅街が連なっています。
     Watsons Bayに向かうあたりから空が急に暗くなり、なにやら不安な空模様???





     Watsons Bayには以前にもみんなで来ていますが、高い崖の上まで登ったのは初めて。
     ここで急に小雨が振り出しましたが、幸い持参した傘が役立ちました。
     高い岩場からは遠くにシドニーの中心街が望めます。
     下を見ると断崖の岩場、切り立った先端にいると思うと足がすくみます。





     このあたりで冬のオーストラリアなら日も暮れているのでしょうが、今は日本とは逆の
     真夏のオーストラリア。
     夜は8時頃まで明るく、9時になってやっと暗くなってくる状態です。
     この日ももう一コース欲張って乗ることし、以前みんなで行ったことのあるManlyへ。





     Manlyはビーチで有名な所で海岸沿いを歩きながら以前入ったレストランを
見ました。
     急に懐かしい思い出がよみがえりましたが、、、、
     今回はちょっと場所を換え白いパラソルの並んだ外のレストランでフィッシュ&チップス
     のディナーを取りました。





     周りには夜風にあたりながら、ゆったりとお食事やおしゃべりを楽しむ人々がぎっしり。
     帰りのフェリーの乗船の頃には回りもかなり暗くなり、シドニーの街に近づくにつれ
     街の灯が多くなってきました。




暗く青い海原を進むフェリーを追って数羽のかもめが一緒に飛んでいます。
まるでフェリーと競っているように。





     夜の海沿いから見るオペラハウスやハーバーブリッジ、おかしな顔のルナパークがぐんぐん
     近づき、船はダーリングハーバーを巡り出発点のサーキュラキーに戻ったのは夜11時過ぎ。
     今日も朝から晩までしっかり遊びました。









     今回乗った物は、バスが4回,電車が2回、フェリーが6回!!
     “これで十分元が取れたわ!!”としっかり者の娘が喜び、それにもまして私にとっても
     楽しい一日でした。

   マーケットと多国籍料理

2010-01-08 | オーストラリア滞在記  その2




     前回のQVBとはだいぶ雰囲気が違うチャイナタウンやマーケット(パディスマーケット)
     も歩いて15分位の所にあり何度も出掛けています。

     チャイナタウンは世界のあちこちに見かけますが、ここシドニーでも街の一角ににあり、
     いつも人で賑わっています。







     着いてすぐに出掛け初めて食べた中華、注文が良く分からず出てきたのはシンガポール
     ヌードル!!??
     もっとスープ付きの中華が食べたかったのに、、、
     お茶はサービスかと思い頼んだらこれで2ドルも取られ、お茶や水もこの国
     では有料と知りました。







     中華街を抜けて道を渡った所にあるここがマーケットシティーと言われる大きなマーケットです。
     外観の堅固なつくりとは違い、一階にはいろんなお店が所狭しとひしめき、朝から買い物客や
     観光客でいっぱい。
     ここがパディスマーケットです。







     店内に入るとこんな感じでいつでも人でいっぱい。
     まるで買い物天国のように何でも揃っていて、お値段も街中のショッピングセンター
     よりかなり安くお買い得感があり観光客にとってはうれしい場所です。







     お店の数もかなり多く両側にお店がずらっと並んだ筋が何列もあり、あちこち
     見ているうちに今どこを歩いているか迷うほど。
     でも柱の色を見ると一列づつ色分けしてあることを発見!!
     これを頼りに歩けばいいんですね。







     シドニーは多民族国家と言われるだけに、いろんな国の料理を食べることが
     できるのも楽しみの一つです。
     これはベトナム料理のフォーというもの。
     郊外のマーケットに娘と出掛けたとき食べて以来すっかり気に入り何度か食べています。







     特徴は麺とは別皿についてくるたくさんのバジルと生もやしとレモン。
     今までに口にしたことがないお味です。

     このバジルともやしをスープの中に入れ、上からレモンを絞っていただくのですが、これが
     ちょうど良く絶妙な味になっています。

     初めはこんなにいっぱいバジルを入れたら、、、と思ったのですが、何度か食べていると
     病み付きになりそうです。
     今回はビーフ味を食べました。







     これもベトナム料理のひとつですが、名前を忘れました。
     フォーと同じ麺は米の粉のようですが、中の味はピリッと辛い味にココナツミルクが入った
     これも独特な味です。
     中に入ったたっぷりのビーフ!!
     これも7~800円位、さすがオーストライアを実感です。







そしてベトナムといえばなんと言っても生春巻きが有名ですね。
中に入れる具はいろいろあるようですが、今回は海老を注文。
フォーと同じように米の粉で出来た麺に野菜と海老が入ったものを,甘味噌風なタレ
を付けていただきます。
大きな海老でこれだけでもおなかいっぱいになりそうでした。






     これはタイのラクサと言われるもの。
     ココナッツミルクをベースにしたカレー風味で、カレーリーフの独特な香りと味があり、
     辛味とこくがなんとも言えません。
     これも初めて食べたものですが、どれもお世辞抜きにとっても美味しいい!!







     すっかり食の洗礼を受け、日本食を忘れそうですがせっかくここにいるうちはいろんな
     味を楽しんだ方が楽しいので昨日もチャイナタウンの近くのフードコートで麺類のランチを
     たべました。
     今度は食べたかった味もバッチリで満足満足!!

     この具の中身もふんだんのビーフ。
     スープのお味はやっぱりこのビーフからでしょうか?
     さすが牛肉の国、オーストラリアならではのお味です。







     シドニーには日本人もかなり住んでいるためか、日本の食材を扱っている店も多く
     スーパーの中の一角や専門店もあります。
     日本からの輸入食材も並んでいますが、さすがに値段は日本の2倍から物よっては3倍
     と高め。

     日本食材といっても現地で作ったものはやっぱり日本の物とは違い、娘などは時々高い
     値段を承知で日本からの物を買っているようです。


QVB

2010-01-05 | オーストラリア滞在記  その2





     “世界でもっとも美しいショッピングセンター”と言われるQVBに行きました。
     ここも歩いていける距離で、その美しさに魅せられもう何度も足を運んでいます。

     QVBとは、クイーン.ビクトリア.ビルディングのことで、1898年にビクトリア女王即位
     50周年を記念して建てられたものだそうです。








     中に足を一歩入れるとその内装の豪華に圧倒されます。
     格式と伝統を守るイギリスの香りが漂っています。
     オーストラリアもイギリスの女王を君主としていただく国なだけに、どこかヨーロッパ
     の雰囲気がいっぱいの国です。
     各フォアにはカフェで優雅にお茶を楽しむ人がここにもいっぱい、、、、







     この建物がQVBの外観です。
     どっしりとした外観は近代的なビルが林立する街中で異彩を放っています。
     ビザンチン様式のドームに加え外観は玄武岩だそうです。







     そしてこの建物の前には女王様の銅像が建っています。
     こちらがクイーンビクトリア女王様。
     どこか威厳がありますね。







     建物の入り口のステンドグラスの綺麗なこと。
     普通のショッピングセンターでは到底見られない華麗な入り口です。
     外の光を受け一層色鮮やかに見えますね。
     エレベーターで上の階に、、、、







     1階から三階まで服や宝石やおみやげ物や雑貨までいろんなお店が入っていますが
     どの店もどっしりとした店構えで、中に入るのが躊躇するほどです。
     この靴とバックのお店の中をぐるっと一回り。







     この孔雀のデザインのバック、思わず色の綺麗さにパチリ!!
     なかなか見かけない色使いとデザインの面白さにうっとりと眺めました。
     見ているだけでも十分楽しめます。







     こちらはシルバーの専門店でしょうか。
     落ち着いた店構えにマッチした色合いで、銀食器の美しさを感じますね。
     こんな銀食器を使いお食事をしているセレブがこの街にはいっぱいいそうです。







     優雅に弧を描くショッピング内の階段。
     とてもこの階段ががショッピングの中にあるなんて,、、、信じられません?
     まるで劇場の階段を思わせる豪華さです。
     その階段やフロアにはふんだんに大理石が敷き詰められています。







     この画廊ではオーストラリアを撮った写真がいっぱい展示されていて、勇気を持って
     中に入りたくさん見せていただきました。
     この店構え、いかにも英国調でしょう。
     QVBはオーストラリアの中で、イギリスの香りがいっぱいのショッピングセンターです。


     ハーバーブリッジ

2010-01-01 | オーストラリア滞在記  その2




     日本の皆様、あけましておめでとうございます!!
     南半球のシドニーより新年のご挨拶をいたします。
     本年もどうぞよろしくお願いいたします。
     そちらはきっと雪のお正月を迎えていることでしょうね。







     こちらは大晦日の昨晩、ハーバーブリッジで花火が打ち上げられました。
     毎年行われるこの大晦日の花火には世界各地からの多くの観光客が訪れ大賑わい。
     シドニー湾の船の上からの観覧者も多く、海の上は観光船でいっぱいです。

     今回は娘婿の勤める会社の計らいで関係者しか入れない特別な場所が提供され、ごく
     まじかで花火を見ることが出来ました。







     十年前にはこの同じ風景を船の上から楽しんだものです。
     乗船前には世界の人々が桟橋に並び、大イベントの感じです。
     船は大きくシドニー湾を巡り、船上ではディナーを頂きながらの花火鑑賞でした。
     今ではそのチケットもなかなか手に入りにくくなり、料金もぐんと跳ね上がった とか、、







     この日のために一眼を手荷物で持ってきたのですが、花火撮影はまだまだ初心者!!
     去年撮った記憶をたどりながらの設定ですが、撮るまでにはあれこれ大騒ぎ。

     どうやらこの日はこの場所が風下だったようで、風で流れてうまく撮れません。
     なんて、、、、いいわけですね。(笑)
     でもこんなチャンスを持てたことの有難さと娘婿の計らいに感謝でした。







     数日前にはこの花火の舞台となったハーバーブリッジを歩いてきました。
     この日は晴天となり、今日こそはとサーキュラキーまで電車に乗り、そこから娘に
     教えてもらったハーバーブリッジを歩いて渡れるコースを歩いてみました。
     サーキュラキーはいつも人がいっぱい。



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     この日も平日にもかかわらず観光客であふれていました。
     このあたりは海に面して高いビルがそびえています。

     海沿いの広場ではよくいろんなパフォーマンスをやっていて、あちこちに人だかり
     がしていてにぎわっていました。






     その横では海を見ながらゆっくりと寛ぐ中年の観光客。
     パラソルのむこうにはハーバーブジッジが、、、
     今回はこのハーバーブリッジを歩いて渡ってみようということです。







     青空を見上げると飛行機からの文字が、、、、Bondi(ボンダイ)!!!
     よくシドニー上空では見かけることが多いのですが、、、
     この後も文字は続きがありました。
     きっと何かの宣伝なんでしょうね、
     青空にくっきり、、、よい宣伝になるでしょうね。







     サーキュラキーの広場からエレベーターで上がりウォーキングコースまで出てきました。
     ここからウォーキングの始まりです。
     上まで上がって来ると眺めも一段と違い素晴らしい風景が広がってきました。
     さっきまでいたサーキュラキーが下の方に眺められます。






     今歩いているこの道は、ハーバーブリッジに向かっています。
     しばらく歩くとハーバーブリッジの橋脚が目の前に迫ってきました。
     この下が海で、海からの爽やかな風が吹き上がってきます。







     下に先日コンサートに行ったオペラハウスが見えてきました。
     歩くたびにオペラハウスの見える角度が少しづつかわり、だんだん正面が
     見えてきました。
     ここから見えるオペラハウスも綺麗ですね。







     通路からいったん階段を下りて、、、、また階段を登り通路へ。
     ここからもシドニー湾に浮かぶ真っ白い帆を張ったような外観のオペラハウスが青い
     海原にくっきりと、、、





     やっとブリッジの中央までやってきました。
     4年前来た時にはこのハーバーブリッジの塔の上を歩いて登るブリッジクライム を主人と
     二人参加したことを思い出します。
     この風景をもっと上空から眺めたのです。
     その素晴らしい景観に感動したことはいつまでも良い思いでです。






     いよいよハーバーブリッジを渡るコースが終わりに近づき、海沿いに建つ家並みが
     目に飛び込んできます。
     青い海に白い帆を張るヨットが海に浮かび、オレンジの屋根の家並みが続く、
     なんて綺麗な風景なんでしょう??
     これぞまさしく世界の三大美港と言われるシドニー湾の風景です。
     爽やかな風を受けて思う存分満喫したウォーキングでした。