風のたより

つれづれに

       熱海その2    “ 初島 ”

2008-10-06 | 熱海の旅
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   熱海の名所を観光バスで巡った後、皆さんとはホテルのロビーで一年ぶりに再会。
   かつての上司や先輩方で、今回は男性が9人、女性が4人の参加でした。

   ホテルの大宴会場でのバイキングディナーの後はお決まりのカラオケ。
   ディナー会場では昔の話に花が咲いたり近況報告をしたり、飲み放題食べ放題で
   大いに盛り上がり、食事後は男性陣はカラオケ組とマージャン組にわかれ、
   後に合流!

   楽しいひと時はあっという間で、女性陣はカラオケのあと屋上の露天風呂に入り、
   部屋に戻ってからも午前2時近くまでおしゃべり。話はつきません。
   翌日“また一年後元気で会いましょう”と再会を約束し解散となりました。

   帰るのは早い時間で、昨日見残した場所をもう一度見ようと再度観光バスに乗車。
   サンビーチで下車し海沿いの風景を撮っていると、“お撮りしましょか?”と声をかけて
   下さったマダムは、近くにセカンドハウスをお持ちとか。
   バブル後格安で手に入れられたということですが、羨ましいお話ですね。
   海に泳いでいた“ソラスズメダイ”という珍しい青い魚の名前を教えていただきました。


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   初島行きの船の出る熱海港はバスの次の停車所。
   ここで偶然にもきのう起雲閣見学で一緒だった女性ふたりづれにバスの中でばったり。
   同じホテルだったようで“初島行きませんか?”と後からポンと肩をたたいてくださり
   特に予定を決めていなかったので、それじゃということでご一緒することに、、、
   もう一人同じ所で下車した女性とも意気投合し、結局中年女性四人で初島行きが
   決まってしまいました。(笑)

   “旅は道づれ”とはこんなもの。だから旅はおもしろいんですね。

   桟橋まで急いだのに船はたった今出港したばかり。次の出港は1時間後です。
   結局1時間の待ち時間に、ふたりづれの方達はここで待っていると残り、私は
   秋田から娘の出産の手伝いにきたという方と名称「錦ヶ浦」まで歩くことに。
   トンネルを超えて20分ぐらいで到着。

   断崖絶壁、、、ここがあの、、、下を見下ろすと岩に打ち寄せる白波が、、、
   断崖の近くには穏やかなお顔の観音様が奉られていて、この素晴しい景観には
   そぐわない光景でした。

   人生の最後に、この絶景を見た多くの人々がいたのかと思うと、、、、
   今でも心霊スポットと言われているようです。(合掌)


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   1時間後、綺麗なハイビスカスの絵柄のついた「イルドバカンス3世号」に乗って
   いよいよ船は初島に向けて出港!!
   熱海港から初島まで約30分の船旅です。

   上の甲板に上がり白波を立てて走る船からどんどん遠ざかる熱海の町を眺めたり
   それぞれ今まで行った旅の話などをしたり、、、、

   それにしてもこうして身も知らない者同士が、まるで以前からのお友達のように
   親しげに話している姿を、人は誰も知らない者同士とは思わなかったでしょうね。

   そうこうしているうちに船は初島に到着。
   到着後ふたりづれの方々は、残念ながら新幹線の関係で次の船で戻らなければ
   ということでここで別れ。
   私は秋田の方と島の遊歩道を一巡りしましょうと話がまとまり、さっそく歩き出しました。


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   島の周りは大きく遊歩道が巡っています。
   岩のごつぐつした海岸の近くにはダイビングセンターもあり、この日も多くの若者が
   重そうなボンベをつけて海にもぐるところでした。

   帰りがけに通ったこちらは初島ピクニックガーデン。
   相模湾の新鮮な海の幸がその場で味わえるシーフードバーベキューハウスとか。
   海風に吹かれながらのバーベキューもいいでしょうね。

   遊歩道を大きく回ると、高い椰子の木に囲まれた「初島アイランドリゾート」の
   アジアンガーデンが出てきました。
   緑の芝生に高い椰子の木に南国の花、、、、そしてハンモック、ここはもう紛れもなく
   南国のリゾート地ですね。


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   さらに歩いてアイランドキャンプビラからの眺めは、、、伊豆大島がすぐそこに。
   海岸べりに建つこの立派な建物は、平成6年にオープンした会員制の長期滞在型
   のホテル「初島くらぶ」だそうです。
   全室がオーシャンビューで長期滞在するには羨ましいような景観です。
   私達ふたりは、その下の遊歩道を地図を片手に迷いながら歩いていました。

   最後にたどり着いた所は、たくさんの船が係留されていたフィッシャリーナという
   海洋性レクリエーションを取り込んだ漁港多目的施設ということでした。
   ここから自分の船を操って海に出て行くリッチマンがいるのでしょうね。





   島の遊歩道を巡って一時間少々、すっかりお腹もすいてしまい漁港近くの漁師が
   経営する食堂で「アジ丼定食」をいただきました。
   その美味しかったこと!!

   朝、漁に出て採ってきた魚介類は店先の水槽に入っています。
   まさにとれとれの新鮮そのもの。美味しいはずですね。
   アジには臭みもまったくなく、カニからだしをとったお味噌汁は特に絶品でした。

   不思議なご縁でご一緒したこの方とは熱海の駅でお別れ。
   お互い名も名乗らず,その日だけのお付き合いに終わりましたが、偶然またどこかで
   お会いするかもしれませんね。

   かつての会社のお仲間とも楽しいひと時を持てたことに加え、思いがけない旅の
   友との出会いなど、思いで多い熱海の旅になりました。