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いつも我が家に遊びに来てくれる三軒先のモモスケ君が入院してしまいました。
ベンチで寝そべるモモスケ君の写真を撮ったあの後、偶然にも首輪の下に10円玉程の円形脱毛を
見つけ、これはおかしいとすぐに飼い主さん宅に急ぎお話しました。
その後翌日、モモスケ君はさっそく動物病院に入院しました。
血液検査の結果、脱水と貧血がひどい上に白血球が異常に低く、場合によっては輸血も必要とのことで、
かなり悪い状態とのことでした。
それを聞き、あんなに元気そうに見えていたのに、どうして急にそんなことにと思うと心配で心配で
夜も眠れませんでした。
家の中だけで飼われている猫と違い、外歩きの猫はノラとの接触する機会も多く病原菌を拾うことも
多くなるようで、もろもろの症状はそんなことが一つの原因かもしれないとのことでした。
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昨日は飼い主さんご夫妻と一緒に病院にご一緒しました。
ゲージに入れられたモモスケ君は、私たちを見ると「早くここからだして!お家に帰りたいよ!」
とでもいうように、悲しそうな鳴き声をあげました。
抱き上げるとお腹の真ん中の毛がなくなっていてびっくりしましたが、これはどうやら検査のため
剃られたことがわかりました。
でもなんだかちょっとかわいそうな姿でした。
今回飼い主さんが病院に連れてくる時、いつもは暴れるのにじっとしていたとかで、かなり貧血が
ひどかったのではと話しました。
獣医さんのお話では脱毛の方はダニの可能性が高く、貧血の方は点滴と注射ででかなり良くなった
ということでした。
ただ、今度は蛋白質の中の何かの数値が高く原因を突き止めるのに再度の検査と安静が必要とのことでした。
一見元気そうに見えても、まだまだ要検査が必要で、退院はそれからで、できれば今後は家飼い
が好ましいという獣医さんのお話でした。
日ごろはめったにないという、飼い主さんに訴えるように甘えるモモスケ君の姿がいじらしくもあり
可哀そうでもあり、飼い主さんとモモスケ君のツーショットのこんな姿を見るのは私も初めてでした。
飼い主さんと一緒に見たカルテの中に、モモスケ君の年齢が10歳9カ月とありました。
今年の7月で10歳と思っていたのは私の記憶違いで、もう10歳を過ぎていたのです。
数日ぶりで見たモモスケ君は、見ている間にもみるみる元気になったようで、院内の窓に飛び上るほど
いつもの元気な姿が見え、ちょっと安心して戻ってきました。
再度の検査結果が良い結果であってほしいと思っています。
入院中は、また何回か飼い主さんとモモくケ君に会いに行くつもりです。
モモ君!早く良くなってね!!